♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■心のふるさとは

2008年03月10日 | Weblog

 世の光の時間です。お元気でしょうか。村上宣道(のぶみち)です。

 えー、アメリカにいる日本人とかですねえ、ブラジルにいる日本人、特に年輩の人たちはそうなんですけれども、一番懐かしい歌はというと「ふるさと」、あの「うさぎ追いし かの山」ってですねえ。老人ホームとかそういう所でもとっても喜ばれる。これが一番。「ふるさと」という歌なんだそうですねえ。

 で、その歌がもちろん好きだっていうだけではなくて、やっぱりふるさとへのイメージ。そこに何とも言えない懐かしさ、そして心癒される、心和む、そういう思いがするんだろうと思いますね。

 で、そう言えばあの五木ひろしという方が歌っている歌でも、「ああふるさと 誰にもふるさとがある ふるさとがある 誰にもふるさとがある」というあの歌が共感をもって多くの人々に歌われているみたいですよね。それは人間の心の中に本当にこう何と言いましょうか、心の落ち着く所、帰るべき所というそのふるさとというものを求めているんだろうなあというふうに思う訳ですねえ。

 で、聖書の中にですね、先週も紹介しましたアブラハムという人が「地上では旅人であり寄留者であることを告白していた」(ヘブル人への手紙11章13節) それは本当の意味の「自分の故郷を求めていることを示して」(ヘブル人への手紙11章14節)いるんだ。「事実、彼らは、さらにすぐれた故郷、すなわち天の故郷にあこがれていたのです。」(ヘブル人への手紙11章16節)というのですね。

 えー、この地上で、ま、転勤をたくさんしている所で育ったお子さんなんかは、私のふるさとってどこなんだろう、って思ったりする方がいらっしゃると思うんですよね。で、人間はこの地上のふるさとはもちろんのことなんですけども、どっか心の中にですね、本当に自分の心の落ち着く所、ここが帰るべき所なんじゃないか、というそういうふるさとを求めているのではないかということですよね。

 私たちの造り主であるまことの神様を知って、その方のもとに帰る時に、ああここが帰るべき所だったんだという、そういう安心感、落ち着きを覚える。そして、この地上だけではなくって天の故郷・天のふるさとということが分かるとですね、私たちは本当にそこには希望があってですね、この地上の旅を続けていくことができる。

 私の知っている人が12歳で亡くなっていく時に「私はこれからホームへ帰るんだ」って、アメリカでのことなんですけど、ホームへ帰るんだって言いました。それは「えっ、家に帰りたいの?」ってお母さんが聞いた時に、「いや、天のホームだよ」って言ったそうですね。私たちの帰るべき本当のホームを持つことができる人は幸いだなと思います。

 ( PBA制作「世の光」2008.3.10放送でのお話しより)

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として
 http://yonohikari.biblical.jp 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


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東海福音放送協力会へのお問い合わせは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

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