世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井 誠です。今日は聖書の中のヨハネの福音書 5章8節、9節から読んでみましょう。
イエスは彼に言われた。「起きて、床を取り上げて歩きなさい。」
すると、その人はすぐに直って、床を取り上げて歩き出した。
イエス様がエルサレムを訪れた時のこと、そこにベテスダの池と呼ばれる池がありました。この池には、しばしば御使いが現れて水を動かすという言い伝えがありました。水が動かされた池に最初に入った人の病気はどんなものでも癒されるというのです。ですから、たくさんの病人、盲人、痩せ衰えた者がその池の周りに集まっていました。恐らく誰もが、御使いが現れて水を動かす時を今か今かと待っていたことでしょう。
ところでそんな中には、38年ものあいだ病気にかかっていた人もいました。38年間。実に長いです。たいそう辛い人生であったことでしょう。私は18年間、ぜんそくという病を患ったことがありますが、それだけでも大変でした。病院を巡り歩き、それこそ様々な治療法を試した記憶があります。この病人もまた、様々な所を歩き回って、とうとうこのベテスダの池に辿りつくことになったのではないでしょうか。
イエスはその人に目を留められ、「良くなりたいか」と声をかけられました(ヨハネ 5章6 節)。するとこの人は、「はい。良くなりたいです。」と答えるのではありませんでした。(池の中に入れてくれる人がいない。入ろうとすると他の人が入ってしまう。・・・)と、ぶつぶつ、つぶやき始めるのです。いつもチャンスを逃している内に、もうこのまま人生が終わるのかも、と気持ちが後ろ向きになっていたのかもしれませんねえ。
イエス様はその人に向かってストレートに、「起きて、床を取り上げて歩きなさい。」と言われました。私たちは事が慢性化してしまうと、もうどうにもならないと考えてしまうのではないでしょうか。しかし神様は違います。あなたにも、それこそ長く何十年も抱えてきた問題はありませんか? そうであるなら、全能の神にこそ望みを抱いてみませんか?
( PBA制作「世の光」2008.3.6放送でのお話しより)
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