ほるほる

矢作川のほとりで枝下(しだれ)用水を、
徐福・百済王で中韓日の渡来人伝説を楽しむ
逵(つじ)志保のページです

不死薬・不老草・不老不死の薬…

2005-11-14 23:36:32 | 徐福伝説
不老と不死…長いこと気になっている言葉だ。
どうも多くの文献やフィールドワークを重ねていく中で、中国では不老という言葉はあまり使われず、不死薬ということに気づいたのだ。韓国(済州島しかまだ行っていないのですが)では徐福が探していたのは不老草だという。そして日本では不老不死の薬という。
似ているようで、「老いない」というのと「死なない」はだいぶ違う。そこに何か意味があるのではないのだろうか?

そんなもやもやした思いを書こうと思ったのは、以前から韓国のソウルにいらした霊能者(といって良いのでしょうか)に徐福が降りたということで聞き取った方が私を探し出してくださって、一度話を聞いて欲しいといわれていたのですが、私がもたもたしているうちにその方が亡くなってしまって、その方の書き置いたものを訳してカセットテープにして送ってくださった方があったことからだ。
テープの中の話では、徐福は始皇帝に恨みをもっているという語りも始めて聞く話だったが、それ以上に「不老草」を徐福は探していたという言葉が印象的だった。やはりこれは中国の徐福ではなく、韓国に生きた徐福伝説なのではなかろうか?
「不老草」という言葉を聞きながら、そんなことを考えた。







戚天法著『徐福東渡』濃縮・珍蔵版(2005年10月、中国芸術出版社)

2005-11-14 15:43:01 | 徐福伝説
先日、中国慈渓市徐福研究会訪日代表団に熊野や熱田をご案内した際、
代表団メンバーの作家・戚天法氏から御著書をいただいた。
写真を見るとかなり年代物?と思えるような、印刷だけれども和綴じ(って言っていいのだろうか?)になっている。
中国の連続テレビドラマ「徐福東渡伝奇」の脚本を書き上げた戚天法氏が、新たに長編小説として書き上げたものなのだそうです。