ほるほる

矢作川のほとりで枝下(しだれ)用水を、
徐福・百済王で中韓日の渡来人伝説を楽しむ
逵(つじ)志保のページです

釧路の春、愛知の春

2012-04-07 23:14:38 | シホのホ(雑記帳)
更新が滞っていました。
2月のワタルの現地での入試に始まり
(親バカとは思ったけれど、雪の北海道未経験のため、付いていくことに。
しかし私は試験をするわけではないので、食の楽しみばかり。
2度と来れないかもしれないわけで、市立博物館でこの街の歴史や昨年の地震の被害について知る。贅沢な時間!)、
アパート決めと家具やスーツの購入
(泊まったビジネスホテルの1階が偶然「エイブル」で、
本当は翌日大学生協で案内してもらうことにしていたのだけれど、
事前勉強にと入ったら、いい物件とお得感と、なにより対応してくださる方の暖かさに
迷う必要なく決める。
自分自身が一人暮らしの経験がないため、
ワタルの一人暮らしが本当にうらやましく、
ニトリで我がことのように選ぶ。かなり疲れた。
大学生協で一年生から小学校で実習があると聞き、スーツは2着購入。
こんなに寒いのに「コートはどうしますか」といわれて驚いた。
着ない人も多いのだと言う。)
引越しと
(またまた数々の親切に遭遇。みぞれ降る中の大きな買い物にタクシーを使うと、
運転手さんが玄関口(4階)まであたりまえのように手伝おうかと言ってくれる。
極めつけは引越しの日に晩まで作業をしていたら夕食の時間が遅くなり、
地図で見たままに居酒屋に歩き出したのだけれど、こっちで良いのかなと薬局の前で道を訪ねたら、
「乗っていく?」と車で送ってくれたこと。
釧路のスイーツのプチドールというお店の方でした。
夕日が有名なところなのよと車中で教えてくださって、お店には「夕焼けゼリー」があるとのこと、
お店わかりました。今度注文してみよう。)
この1ヶ月半で3回の北海道釧路行きでした。

その間、NPO法人SKIP(託児付イベント企画)の総会、
ワタル卒業式、
矢作川研究所のミニシンポジウム、
東京での日本口承文芸学会の理事会と例会、
祖母の一周忌の集まり、
枝下用水120年史編集委員での熊野研修旅行、
高校時代のバスケット部顧問T先生への感謝の集い、
どれをとっても言いたいこと書きたいこと、いろいろあったのですが、
とにかくもうカレンダーを見て、今日何をすれば良いかをチェックし、
それがものすごい勢いでやってくるような毎日でした。
行事以外にも引越しの荷造りは90%はワタル自身でやっていましたが、
10%の手伝い程度でもなかなか大変でした。(Hさん、助かりました。おかげで能率的に作業が進みました。)

3月30日に引越し(家具等の入荷)を終え、その晩につれあいが職員会議を終えて到着、
翌日用があり、31日に一足先に私は帰宅しなくてはなりません。
親子しばしの別れと涙ぐむ場面のはずが、その日は内地も釧路も大荒れの日。
ぎりぎりまで空港に問い合わせていたのですが
飛行機が出るかでないか、ぎりぎりまでわからないとのことで、
釧路駅で「じゃあね、といいつつ夕食一緒かもね」なんて会話したまま別れました。
空港では乗るはずの飛行機が千歳空港を出たけれど、引き返すかもしれませんというアナウンスが流れ、
本当に今日は帰れないかな?と思ったところで、飛行機が到着。
あっさりと飛行機を千歳で乗り継ぎ(直行便がない!)帰宅しました。

それから一週間。
両親、義両親、義理の姉が「寂しいでしょう?」と声をかけてくれるのですが、
どうもそうではないのです。
ただ自炊したいとアパートを選んだものの、きちんと食べてるかな?と思ったり、
寂しがってるんじゃないかなと、朝、「おはよう」とメールしたら「おはよう、なに?」とメールが返ってきました。
挨拶してるだけじゃー!と親心子知らずの返事に、そんなことしなくていいんだなと安心!
自炊初日は力入れる!写メする!と言ったはずがこない!・・・送ってこーいと催促したら
蟹が乗っかったトマトのパスタをきちんとサラダもつけて食べたようでした。安心!
それでも友だちできるかな?なんて言ってましたから
まだ講義も始まらないだろうから、交流の場もないだろうとこちらでは気にかけていたら
希望した地理学の研究室に入れた。5人中4人が同じアパート群。
先生も先輩たちもすごく優しそう。今年はタイにフィールドワーク、とのこと。
こんなに早くに研究室が決まるんだ!
人文地理の研究室にはきちんとHPがあって、見せてもらったら(親がこうしてみることもあるのだと今まで気づかず。)、
バーベキューやボーリング大会、道内の調査旅行や一年おきの海外での調査、
なにより子どもたちの写真の楽しそうなこと充実した顔。
ああこの中にワタルも入れるんだなと思ったら、なんだかもう全く心配はなくなった。
週末の今夜、それにしても音沙汰ないじゃないかとこちらの3人は元気?とメールを入れようということになった。
そしたら、もう慣れたからなにかあったら連絡するから心配しなくていいよ!と返信。

一週間でこの状態。すばらしき順応性?
という私も、今日はこの怒濤の日々のあとやっとゆっくりと週末を自宅で過ごせることに。
でもしたいことがあった。
ワタルがこれまでの自分の部屋、机でお母さん勉強したら?と言いおいていってくれたのだ。
では遠慮なく!と未整理の荷物をがーっと隅に寄せ、台所の端のスペースで山のように広げていた本や資料をだいぶワタルのスペースに運び込んだ。
最高!初めて書斎ができた。・・・よくこれまで台所と居間のスペースでやっていたものだ。
今年は良い仕事するぞー!と元気がわいてきた。

で、仕事しようと思ったんですが、今日は先ず、あまりにも滞っている作業の片付けをとあれこれやっていました。
送ろうと思っていた資料をあの人へ。この人へ。
そしてこのブログも。

この春、息子が家を出て新しい生活を始めました。
それに負けないくらいの新鮮な思いをもって私も頑張ろうと思います。
2012年度もみなさんよろしくお願いします。



写真は引越しの前日に中部セントレア空港から新千歳空港に向かう窓の外。雲一つない青空で
遥か遠く富士山が見えました。(写真中央ちょっと右奥、わかるかな?)
頑張れワタル!そして私も頑張りマッス!
コメント (6)
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