ぽっぽ

日々の俳句を綴っていきます、ぽっぽのページです。

桜坂足どり緩む人の影

2016年04月05日 | Weblog
4月「宙の会」の日、今回は特別ばたばたした中での投句だったので、推敲もそこそこに出してしまい、準備不十分な出席となった。
今月の兼題「風ひかる」は結構手こずった。優しい兼題とおもっていたけれど、なかなか大変。

「スカーフの軽き結び目風光る」  「軽き結び目」この着眼点が良いとT同人よりお褒めをいただく。
「揚雲雀風に膨らむ僧衣かな」   揚雲雀と僧衣の切り取りがいいと褒められた
「桜坂足どり緩む人の影」     東京馬込に住んでいたころ、池上本門寺の辺り貴船坂あたりで読んだ桜を思い出しての一句である。

幼稚な句だが以上3点は、入選としてI主宰より選句をいただいた。
「間紙の闇をつくりて雛納む」  これは今回素直に出来た句で、実際「特選」をもらえた句である。

あわただしい中で、結構机に向かっている時間はなかったけれど、いつも句つくりに寄り添っただけあって5句の中4句選句してもらったのだから、大満足だった。またしばらくお休みだったTさんが、今日から来られるようになり、これも嬉しいニュースだし、いっそうにぎやかで和やかな句会であった。

春の雨遊具も眠る園の午後

2016年03月27日 | Weblog
なんと、なんと二か月ぶりのブログ、つれあいから今回も指摘されてみれば、初期画面が広告に変わっていて、言い訳の多い私ですが、花粉症に悩まされてのブログ離れでした。

こんな調子なので、俳句の締め切りには机上の上のあれ様はひどいもので、その後もほりっぱなし。
お天気もいいし、今日はお掃除day、やりだすとそれはそれで楽しく、エスカレートしてつれあいの部屋まで、サービスする。

つれあいのごみ箱もいっぱいなので、始末しようと覗けば、彼も最近整理したのか懐かしい手紙や私の旧姓の郵便貯金通帳なども捨ててある。昭和28年現在30円残高あり(笑)つれあいの大学合格の祝電、私たちの婚約、結婚の祝電など、残しておいてもいいのになあと思っていと、便せん一枚に私宛の一筆箋があった。
「行ってきます 外出は健康の調子を見て、電話で済むものはそれで済ませなさい! 今日は早く帰ります。なるべく寝てゐなさい。久しぶりのSの朝食うまかったゾ」 えー久しぶりの朝ごはん?

何度も読み返すうちに20代の頃の自分がよみがえった。
今では想像もつかないが、病弱だった私は、よく熱をだし、学生時代も校庭での朝礼は貧血でよく倒れた。
きっと結婚しても病弱で、朝ごはんも作れない日があったのだろう(ここのところは全然記憶なし)

今はもう健康だけが取り柄の自分、これもつれあいとの生活が代えたもので、感謝感謝である。
弱かった自分を、すっかり忘れているけれど、たまには思い出して、今は自分が頑張る時かもしれない。

間に合いの板でそれぞれ雪を掻く

2016年01月21日 | Weblog
暮に自転車で転んでしまい、少し打ち身だろうと薬ももらわずお正月を迎え、痛みで我慢できなくなって4日に再受診、レントゲンそして後日MRI検査の結果「骨折!」そしてやっと今日コルセットが出来ました。
着用のあと「本当は入院するのが一番なんだけど、、、家でも安静にしていないと駄目ですよ」と驚かされたけれど、それはないでしょうと言いたくなりました。悪化すると足にしびれが来て動かなくこともあると今頃言われても、、、。

そんな愚痴だらけの私に付き合って、気分転換にお寿司を食べて帰りました。

3か月ばかりコルセットを外せないので不自由ですが、T同人に「ゆっくり歳時記を読んだり勉強したら」と励まされ、なんとか我慢しておとなしくすることにします。

悪いことがあれば、良いこともあるもので、10月の終わり平等院での俳句大会に参加の時、間違えられた新品の靴が、3か月たって戻ってきました。はるか東京の方とまちがっていたようで、これは嬉しかった! 志保がプレゼントしてくれたもので今日から大事に使います。

椀種の花麩ふくるる淑気かな

2016年01月12日 | Weblog
成人式も無事終わって、孫はまた大学のある上越に帰っていきましたが、今日は成人式のアルバムがとどきました。

昔は写真館で撮った豪華なアルバムにおさまり、お見合い写真などに用意したりだけでしたが、今はそれに志保達が工夫して、素敵な絵本のような一冊にまとまっていて、改めて感動!

子どもは親の背中を見て育つといいますが、飾りっ気のない素直な孫に育ち、これほどの嬉しいことはありません。

聞くと、帰った後に20年間の育ててくれた親への感謝なのでしょうか、しほにはピアスをパパにはずっと欲しがっていたらしい布製のお洒落なバッグをと、20歳になった一区切りの記念として、アルバイトのお金で買ったのでしょう、2品が置かれていて涙したとか、それを聞いて私たちも熱いものがこみあげました。

こんな良いことの始まりで、今年はきっといい年であると信じ、がんばりたいとおもっています。

若水を汲む長兄の静心

2016年01月10日 | Weblog
上越から、成人式に出席するため孫娘が帰ってきました。
前日に帰って、今日は新城のお家と我が家へ挨拶をして、夕方成人式前の学校の集まり(パ-ティ)へ出席とのこと、久しぶりに会う孫は、お年頃でもあり、輝くばかりの美しさででした。

晴れ着は、娘のものをそのまま喜んできてくれるようで、親も私たちも大助かり!でも着物に合わせてマニキュアのお洒落やヘヤカラーも考えていて、もう私にはわからない感覚でした。

新城からは、内孫の成人式ということで、お赤飯が届けられて改めて孫の成長を実感しましたが、志保達からは「内祝」として、なんと人感センサー付セラミックファンヒーターがおくられました。これはわたしが長年ほしかったもので、すごい優れもの、トイレに入ると器械が察知して温風が吹き出し部屋を温かくしてくれます。センサー付きとあっても今までこんなのは使ったことがなく、寒い日は気合を入れて立って行かなくてはならず、血圧の高い二人には何よりのプレゼントでした。

志保が帰ってから、新城とお互い喜び合い、いつも同じものを送ってくれるのも思いやりで、幸せな和やかな一日でした。

反古燃ゆる墨芳しきどんどの火

2016年01月05日 | Weblog
2016年「サル」年の幕開き あけましておめでとうございます!

今年は、なんと穏やかな暖かなお正月でしょう。
「いいぞ、いいぞ!」と自分にも言い聞かせてのお正月です。

暮の、自転車での転倒で痛み出した腰がやはり辛く4日整形外科に通院しました。
痛みが、少し位置が変わってきたりしていたので、もう一度レントゲンを撮り直し、先生の心配通り「嫌な感じの」ところが見つかったので改めて12日にMRIを撮ることになりました。

それまで、とにかく安静にということで5日の新年早々の句会もお休みして、一日も早く治したいと思います。
週末には孫娘が顔をみせてくれるし、翌週は煌星新春の集いも楽しみににしているので、とにかくがんばります。

さえない年明けになりましたが、嫌なことを一掃してると考え、楽しい前向きな一年ででありたいと思います。
またお付き合いください!

冬木立抜けて戻らぬ風ばかり

2015年12月13日 | Weblog
あっという間に、もう師走も半ばを迎えようとしている。

この駆け足、スピード出して過ぎてほしいと思う。
今年は、本当に最悪な年回りだった。不安材料もいっぱいあり、悲しいことにいまだ進行形だったりもする。

自分の中では、まじめに日々を送り、お互いの両親も看取り、ようやくほっとした時期を迎えようとした時の
色々とざわつく身の回りに、いっぱいいっぱいの毎日。

でもきっと来年は、いい年になると信じている。

とにかく自分を信じて、折れないように頑張るしかない!

金風や阿弥陀と添ひし古都の旅

2015年11月02日 | Weblog
色々あわただしかった10月も、体調も崩さず無事おわった。

一番気がかりだった「K星俳句大会」今回、新同人に推挙されたこともあり、紹介の時間もあるというので、参加した。
朝、8時集合87名、それに句会選者の同人の先生10名、合計 97名の京都、宇治への出発である。

渋滞もなく10時半宇治に到着して、それから3時まで吟行。
幸い、ベテランのS同人とご一緒でき、平等院も無駄なく回ることが出来た。前もって写真集などでは見て行ったけれど、秋天に今にも舞い上がろうという一対の鳳凰、平等院の全景が前の阿字池に映えそれは絢爛豪華であった。

仕事をやりくりして家に泊まり込みで、つれあいの相手をしてくれたSに感謝、感謝!
Sがいなければ、参加できなかったことで、改めて娘がある幸せ、こんな気楽な気持ちで出られたのは何年振りかという感じがした。

1日目の応募句ではK同人(選者)から「帖紙に母の匂ひの白上布」で入選をいただいた。

翌日の俳句大会では、Dさんの「浮舟の襲(かさね)の色か薄紅葉」が、高得点とまたI先生や何人かの同人選者より特選をとられて正に「Dさんデイ」それは優しい句で、なんとも味わい深く、自分もいつか、こんな素敵な句が詠めるよう、気持ちを新たにまたがんばろうとおもう。

良い経験でした。

もぐ人もなく無花果や雨雫

2015年10月17日 | Weblog
40日ぶりの更新、またまたつれあいから叱られてしまった。

今日は、久しぶりに予定もなくのんびりかなっと思っていたが、友人から映画チケットを頂き、「マイ・インターン」を観た。
物語は妻に先立たれ、一人暮らしの70歳の主人公が毎日むなしい日を過ごす中で、30歳そこそこでファッションサイト会社を立ち上げた、女性の会社に、シニアインターンを募集しているのを見つけ、就職するところから始まる。
そして、人生経験豊かな主人公の知恵で、若い企業家の苦境を救っていく。それは涙が出るほどの献身ぶりで。

ロバート・デ・ニーロそして「プラダを着た悪魔」のアン・ハサウェイ 二人の息もぴったりで、なんとも心にくい映画だった。
デニーロは少し太り、タフガイのイメージからは遠のいたけれど、それはまた渋くて良かった。

またこんな映画を見てみたい。

明日また遊ぶ約束赤とんぼ

2015年08月30日 | Weblog
「母さん今日いる?」お昼前Sからの電話、新城へ行くので、ご両親の好物の「伊勢うどん」を買いに伊勢まで来ているらしい。
間もなく新学期も始まり、これからしばらく出ることが続くため、パパとゆっくりできる機会でもあったようだ。

そしてまもなく「伊勢うどん」と「赤福」を持って顔をみせてくれた。

さっそくもらった「赤福」でテイータイムである。
ちょうど、新城からプレゼントの(我々の金婚祝い)ソファカバーとクッションも届いていたので、写真を撮ってもらったりした、。

でもその赤福の中に入っている、「伊勢だより」がなんと熊野路波田須「徐福の宮」だった。
偶然とはいえ、Sのライフワークである徐福とは、、、。

それでまた盛り上がって、あっという間に時間。今日は、自分は美容室の予約をしているし、それぞれの用事で、美容室まで送ってもらい別れた。ご馳走様でした。