ほるほる

矢作川のほとりで枝下(しだれ)用水を、
徐福・百済王で中韓日の渡来人伝説を楽しむ
逵(つじ)志保のページです

2006年6月25日、佐賀・加唐島で武寧王生誕碑除幕です

2006-05-29 19:04:41 | 百済王伝説
佐賀県加唐島に武寧王生誕記念碑を建立しようと地域の方たちが募金活動をしていることは既にほるほる2005年12月3日でお伝えし、ほるほるで知ってくださった方の中には、この募金活動にご協力くださった方もいらっしゃいました。その節は本当にありがとうございました。
今日は嬉しいお知らせです。とうとうその記念碑の除幕式を迎えることができたようです。

毎日新聞佐賀ニュースに拠れば、建立費用全てが集まったというわけではないということですが、韓国で製作された「百済武寧王生誕伝承地の碑」は、昨年の島民と韓国公州市からいらしていた大学研究者との懇親会で満場一致した碑のデザインで出来上がったようです。
2006年6月25日、加唐島で除幕式が行われます。
昨年の武寧王生誕祭では、あまりにも新鮮な海鮮バーベキューに、椎名誠の『風のかなたふしぎ島』に書かれた加唐島を思い出しました。

申し込み・問い合わせは武寧王交流唐津市実行委員会(TEL0955・51・1052/FAX0955・51・1053)とのこと。
加唐島でお会いしましょう!

秦皇島市の「公祭秦始皇」(求仙節)に出席します

2006-05-27 11:14:31 | 徐福伝説
中国河北省秦皇島市で毎年行われる徐福にちなんだ祭りと言う「求仙節」(節は祭りを意味します)については、既にほるほるの中で案内していますが、私もその祭りを見たいので、江蘇省連雲港市での行事を終えたら、秦皇島に向かうことにしました。
秦皇島市徐福研究会の方からの連絡によれば、この祭りは正式には「公祭秦始皇」であり、徐福の東渡を見送るという場面設定の祭りのために、今は徐福がクローズアップされてきたということです。
当日は花籠や祭香を供え、そこで挨拶があるらしく、私にも挨拶文を用意してくるようにと指示が来ました。(そのあと座談会をするから日本の徐福研究についても話をするようにということで、準備中)

さて、火車(列車)で行くのがいいか、汽車(バス)か、飛机(飛行機)か、地図を見ていても遠いなあと思うくらいで、連雲港の方にチケットの手配をお願いしました。(全くわからない方、連雲港市も秦皇島市も徐福つながりで中国の東、海辺の都市です。連雲港市は山東半島と上海の真ん中地点あたり、秦皇島は天津より北でもうすぐ遼寧省に入るあたり、渤海湾に面しています。)

つなぎの時間などもいろいろと考えてくださったのでしょう。昨日ようやく連絡をいただきました。徐州を9:30の列車に乗れば、夜の9:30には秦皇島に着く。連雲港から徐州までは車で送りますし、秦皇島の関係者には連絡して駅で待っていることになっています、とのことでした。
昔中国で買った『中国交通図冊』を開いてみると、連雲港から徐州までは直線距離にして約180キロ。そういえば、2002年に連雲港で一緒にお昼ご飯を食べた張さんは、南京で研修中だったのに、一緒にお昼を食べようとわざわざバスで連雲港に戻ってきてくれたとおっしゃっていたっけ。距離を見れば直線距離でも約280キロ。気持ちがなきゃできないことだよなあ、気持ちがあっても私にはできるかなあ?と、この中国の方たちのご好意を本当に有難く思いました。(そして列車で12時間と言うのも、なかなか日本ではできない体験。「世界の車窓から」の何回放送分でしょうか???)

今回の訪中までは、会議などの事前の打ち合わせが多く、このところFAXが凄い。だんだん忙しくなってくるとお互い手書きになって、判読不明なんてことにもなる。一昨日はとうとう近所の中華料理店「一品閣」までFAXの紙を持っていって読んでもらった。私が中国に関心を持っているらしいくらいのことは店に行ったときのちょっとした会話で知っていたと思うけれど、具体的なことは知らなかったはずで、それをきっかけにいろいろと日中間の話を開店前の店先で話した。
「徐福って伝説じゃなくて歴史でしょう?学校で本読んだよ。」なんていう雑談も、実はとっても知りたいところで、勉強になった。
上海の親友は私がチェックインするホテルに携帯電話の手配まで済ませてくれている。中国にいる間はいつも気にかけて、度々どこからでも連絡を取ってきてくれる。今回もこれで準備OKということで、本当に有難い。

というわけで、たくさんの人に支えられて、中国行きの準備は進んでいます。

友だちからの絵手紙

2006-05-22 17:34:26 | シホのホ(雑記帳)
このところ中国から6月のシンポジウムや講演の発表原稿を催促され、
パソコンにかじりつくように過ごしています。
私が通訳なしで会議一切をこなすことができればこの作業も半分で済むのですが、
そこは自業自得。事前の準備に汗しています。
ふと気づくと顔はイライラモード、夜中にボリボリと御煎餅の音が響きます。

そんなことを知るはずもないのだけれど、
SKIPの友だちM美さんが、素敵な絵葉書を送ってくれました。
そして手紙には、
「雨の多い五月ですね。花の水やりがなくて助かっている私です」
とありました。

「まったくもう、今年はなんでこんなに降るんだあ?」なんて嘆いていた自分を反省。
そうそう、これはきっと恵みの雨。
イライラモードを切り替えて、ゆっくりコーヒーでも飲むことにします。

「朝日カルチャーセンター」夏の講座・募集開始です

2006-05-20 15:12:14 | シホのホ(雑記帳)
朝日カルチャーセンターでは一足早く、夏です!夏の講座の募集が始まりました。
今回お話をいただき、7月3日から夏の講座のひとつを務めることになりました。
興味をお持ちのみなさま、ぜひお越しください。

  「いまに生きる渡来人伝説」
  ●講師:愛知県立大非常勤講師・逵(つじ) 志保
  日本各地には様々な伝説があり、
  そのなかで秦始皇帝の時代に不老不死の薬を求めた徐福や、
  国を逃れた百済王など、海を渡って日本に生きた渡来人の伝説は、
  東アジアでも注目されています。
  この講座では、こうした歴史ロマンあふれる渡来人の伝説-熊野古道の徐福伝説、
  紙芝居が支えた徐福伝説、綿の種を運んだ崑崙人伝説、
  師走祭りと百済王伝説、武寧王生誕伝説などを
  地域のいまに注目しながら考えていきます。

  7/3から1・3月曜10時半~12時、栄・スカイル10階(愛知県名古屋市)
  6回11,340円(新入会の方は4,200円が必要です)