ほるほる

矢作川のほとりで枝下(しだれ)用水を、
徐福・百済王で中韓日の渡来人伝説を楽しむ
逵(つじ)志保のページです

110625熊野徐福振興会

2011-06-26 23:14:35 | 徐福伝説
週末、第1回熊野徐福振興会の会議が熊野の波田須集会所があり、オブザーバーとして参加させていただいた。
同時刻に佐賀では佐賀県徐福会の総会があるということで、熊野市駅についてから事務局とやりとり。前日のシンポジウムから徐福、徐福の週末だった。

オブザーバーという立場から、会議の内容を楽しく拝聴させていただいたが、全国の徐福渡来伝承地が抱える問題はどこも同じような段階に来ていることを感じた。熊野では10年ほど前から調査をさせていただいており、今となっては聞くことの困難な徐福さま(当時、徐福を徐福さまと波田須の方たちは呼んでいらした)のことを自身が記録していることから、波田須でどのような伝説を聞くことができたかを話させてもいただいた。

日本に限らず、中国でも韓国でも徐福伝説は献身的に地域の徐福伝説の伝承に尽力してきた方々が世代交代の時期に入っている。
いずれにしても地域の方々にとってという立場の想像を失うことなく、見守っていきたいと思う。

今回はこの会議を京都大をはじめとする熊野合同調査の予備調査と重ねていただいたことで、久々に長年お世話になっている合同調査の予備調査にも参加させていただくことができた。同じ立場で参加していた仲間が専任の大学教員、あるいは新たに非常勤講師となっていて、みんなもそれぞれに頑張っていることを確認した。
私も枝下用水で頑張ろうと青い海に想った・・・青すぎるほどの青い海。

追記:関係者のみなさま、今回もお世話になりました。新宮のみなさま、速攻の往復で今回は伺えずごめんなさい。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ピンポン外交40周年、そしてこれからの民間交流

2011-06-26 22:01:37 | 徐福伝説
2011年6月24日、東海日中関係学会主催ピンポン外交40周年記念シンポジウム「これからの日中関係をどう築くか~ピンポン外交を振り返って」があり、仕事を切り上げて参加した。
是非参加をと思ったのは、日本日中関係学会とパートナーである中国中日関係史学会の代表団8名がこのシンポジウムのために来日、その中に張雲方先生がいらしたから。張先生は中国中日関係史学会副会長で元国務院発展研究センター副局長、そして中国徐福会の新会長だ。1ヶ月以上も前から秋の中国徐福会訪日団の日程についての相談を受けており、わずかでも顔をあわせて打ち合わせましょうということになっていたこともあった。
ところがこちらの仕事が長引き、結局ぎりぎりに会場に到着、張先生は待ち構えていてくださって、話ができない分を丁寧な日本語で書き留めておいてくださっていた。

すぐに始まったシンポジウムは日中の遠慮のない発言が休憩時間なしの3時間を十分楽しませてくれた。
思いがけず、40周年のピンポン外交の評価の最後に、今後の民間交流は何でできるのかという話題になったとき、登壇されている庵原孝文先生が、パネリストの張さんは中国徐福会会長であること、当学会でも私を通じて徐福を知ってきたという話題を振ってくださった。
はたしてピンポン外交のような大きな役割を徐福が担っていけるかはまだまだ未知数ではあるが、少なくとも、こうした場に徐福が登場できる機会を得るようになったことだけで私は感激だった。

来年は日中国交正常化40周年、私が徐福伝説に取り組んで25年になる。
こつこつとこつこつと。
ちいさなピンポン球のように、小さなやり取りをきっかけに、大きな一歩をいつか徐福を取り囲む人たちとともに踏みしめたいと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国から訃報です

2011-06-23 01:49:40 | 徐福伝説
徐福つながりのみなさま

中国山東省龍口市の曲玉維さんより
訃報が届きました。

中国国際徐福文化交流協会副会長、山東省政協元副主席の丁方明先生が
2011年6月18日20時40分に済南でお亡くなりになりました。
享年90歳でした。

ご冥福をお祈りいたします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

研究業績(メモ)

2011-06-20 23:51:56 | 研究業績ほか(2004年12月~)
研究業績のメモです。無視してください。

【共著】
2011年3月 矢作川資料研究第2集『枝下用水一二〇年史資料集』その一(豊田市土地改良区・豊田市矢作川研究所編集・発行)

【口頭発表:学会】

2010年5月29日 東海日中関係学会2010年度第1回公開研究会「徐福伝説からみる日中交流~徐福東渡2220年記念年を迎えて」
2010年10月3日 日本民俗学会年会「用水における開鑿者祭祀―枝下用水と西澤真蔵―」
2011年5月20日 東海日中関係学会2011年度第1回公開研究会 もっと知りたい中国―政治・経済・文化・歴史「徐福をとりまく日中交流25年」

【口頭発表:その他】
2009年9月26日《中国》2009中国徐福文化国際論壇(中国浙江省慈渓市)主題発言「近現代における徐福伝説の記録と記憶」
2010年9月25日 三重県熊野市波田須・波田須アートフェスティバル講演「波田須に生きる徐福伝説」
2010年10月24日 中国江蘇省連雲港市贛楡県・第8回中国贛楡国際徐福節「―徐福東渡2220周年に際して―三重県熊野市波田須の『徐福の杜』」
2011年2月6日 京都府地域力再生プロジェクト支援事業・丹後徐福研究会主催 講演「徐福は生きている‐徐福伝承地を事例として‐」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月24日 ピンポン外交40周年記念シンポジウム

2011-06-15 00:43:48 | 徐福伝説
昨年講演のお話をいただいたのがきっかけで仲間に入れていただいた日中関係学会。
支部活動が盛んで、私のいる東海地方はピンポン外交の舞台となった名古屋ということで、
なかなか興味深い演題です。
自分には徐福伝説研究という背景があるわけですが、
徐福つながりの方だったらああっと思われるように、
張雲方さんがいらっしゃいます。
下記案内には中国中日関係史学会副会長・元国務院発展研究センター副局長とありますが、
中国徐福会の会長でもあります。
他のメンバーの方も北京で会議があるときは足を運んでくださる方々なのですが、
ということはこうしたシンポジウムの中で徐福が登場するのではないか、
そんな期待もしています。当日会場でお会いしましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

東海日中関係学会主催シンポジウム
ピンポン外交40周年記念シンポジウムのご案内  

歴史的な米中接近、及び日中国交正常化を促した「ピンポン外交」から40周年を記念し、その舞台となった名古屋で日本、中国両国の有識者が日中関係の歩みを振り返ると共に将来に向けての新たな日中関係の構築を目指して討論を深めます。

 日本日中関係学会とパートナーである中国中日関係史学会の代表団8名が来日し、名古屋でのシンポジウムに参加します。一行は日中友好21世紀委員会のメンバーとして対日政策に影響力を持つ王泰平氏を団長に、中国の名門・清華大学教授の劉江永氏はじめ、日中関係や安全保障のそうそうたる専門家から構成されます。10年前にはピンポン外交30周年記念シンポジウムを名古屋で開催し、関係方面のご支持により成功の実績を残すことができました。GDPで世界第二位となった中国とどう向き合っていくかは、日本の将来を左右する重要課題でもあります。 多数の皆様にご参加下さいますようご案内申し上げます。                  

               記

日時 :2011年6月24日(金)午後1:30~4:30
場所 :名古屋商工会議所ビル2階ホール(250名) (住所)名古屋市中区栄2-10-19

演題 :「これからの日中関係をどう築くか~ピンポン外交を振り返って」

形式 :パネルディスカッション(日中双方から各3名で討論 *日本語による)

出席者:
【中日関係史学会訪日代表団】○印が発言者 
○王泰平(中国中日関係史学会副会長・元中国驻日本大阪総領事)
○張雲方(中国中日関係史学会副会長・元国務院発展研究センター副局長)
徐啓新(中国中日関係史学会副会长兼秘書長)
劉江永(中国中日関係史学会常務理事・清華大学現代国際関係研究院副院長)
○田培良(中国人民外交学会副秘書長)
高海寛(中国中日関係史学会常務理事、中国国際友人研究会副秘書長)
董永裁(中国中日関係史学会副秘書長、国務院発展研究センター研究員)
楊紅 (中国中日関係史学会秘書処秘書)
【日本側パネリスト】(予定)
清水美和・中日新聞東京本社論説主幹(元北京支局長、香港特派員)
庵原孝文・名古屋学院大学客員教授(当学会理事、元名古屋銀行取締役国際部長)
李 春利・愛知大学経済学部教授(米国MIT・IMVP兼任研究員) 

コーディネーター:川村範行(名古屋外国語大学教授、元中日新聞社論説委員、当学会理事)

資料代:一般2,000円、会員1,000円、学生無料

主催 :東海日中関係学会 日本日中関係学会 
共催 :中日新聞社、東海テレビ(予定)、中国中日関係史学会
後援 :愛知県日中友好協会、東海日中貿易センター、中部経済連合会、愛知県、名古屋市、
中華人民共和国駐名古屋総領事館、名古屋商工会議所 (以上予定)

東海日中関係学会事務局(担当:岸)宛 Fax:052-571-2906 :052-551-3101
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする