ほるほる

矢作川のほとりで枝下(しだれ)用水を、
徐福・百済王で中韓日の渡来人伝説を楽しむ
逵(つじ)志保のページです

徐福講演会(明治大学・新宮市連携講座)のお知らせ

2013-01-30 23:34:09 | 徐福伝説
既に2月9日の富士吉田市、3月3日の佐賀市での徐福のイベントについて記しましたが、
新たに2月18日に和歌山県新宮市での
徐福講演会(明治大学・新宮市連携講座)のお知らせです。
新宮市は毎年徐福をテーマにこの時期に講演会を行っています。
私も伺ったことがありますが、平日の午後にこんなに集まってくださるのかと嬉しく思ったことを思い出します。
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徐福講演会「徐福と日本のイメージ」
―中国と伝統的周辺民族の視点から―

日本に渡来したといわれる徐福の伝承は、日中韓各国にも広く知られており、現代中国でも徐福は日本イメージを語る際に、常に口に出される存在であります。
この講演会では、講師に「明治大学法学部准教授 川野明正」先生をお招きし、各地で語られる移民伝説の一つとして徐福伝説を取り上げ、「文化の祖」としての中国人のイメージなど、中国人の日本イメージ形成の根幹に関わる問題を論じます。


※入場無料となっておりますので、多数のご来場をお待ちしております。
日  時
平成25年2月18日(月) 午後2時30分~
場  所
新宮市商工会議所2階
講  師
明治大学法学部准教授 川野 明正 先生
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「師走祭り」を終えて新たな年へ

2013-01-29 00:34:53 | 百済王伝説
2013(平成25)年1月25日(金)~27日(日)、
宮崎県東臼杵郡美郷町南郷区神門(みかど)で「師走祭り」があり、
今年もお世話になってきました。

初めてこの祭りに伺ったのは2003(平成15)年、博士論文のために百済王伝説の調査をするのが目的でした。
当時私は社会人の大学院生で、ご指導くださっていた伝説研究の先生から、
祭りの調査は難しいから、話が聞けたらラッキーくらいの気持ちで、
ダメだったら他の場所を探せば良いのだから、気負わずに行って来なさい、
そんな風にいわれて出かけたのでした。
確かに他所者が祭りに入り込むのは本当に迷惑な話です。
ところがそうして飛び込んだ私を、神門のみなさんは自分の娘が帰ってきたように
本当に暖かく迎えてくださいました。
この祭りを支える比木のみなさんも同じように応援くださいました。

いつの間にかこの祭りは私の中で帰らなければと思えるような祭りになってしまいました。
十年一昔、いや今は五年一昔だなんて言う人がいますが、
それならばもう私は昔からと言って良いほどにこの祭りに帰ってきています。

いつの間にかオサラバ(比木神社との別れ)のあとに鳥居の前で撮る記念写真も恒例となってきました。


そして今年2013年は十年来の悲願だったという「伝統芸能伝承館」が完成し、
地域の方たちもずっと祭りの準備や片付けの負担が軽くなり、
神楽も舞いやすくなったそうです。


そして今回、私の研究所の朋友Aさんが祭りについてきてくださいました。
私と研究分野が違うため、私のような完全に祭りの中に入り込んでしまうスタイルは
さぞ疲れたのではないかと思いますが、
3月で研究所を去る私としては、こうして一緒に付き合ってくださって、
とても良い思い出になりました。
また、地域の方々は私だけでなく、私の朋友にまでよくしてくださいました。

1つ1つを思い返せば、限りなくたくさんの話をしてしまいたくなりますが
ここではこんな出会いを1つ話しておきたいと思います。
もう一昨年になるのでしょうか。神職伶人のOさんがお亡くなりになりました。
遠くはなれている私には突然の訃報でした。
もう祭りにはいらっしゃらないんだなあと思っていたとき、
祭りに参加する入り厄の方の中にOさんの息子さんがいらっしゃいました。
Oさんはご自分の話だけでなく、お子さんの話もよくなさっていたので
この方かと嬉しくなりました。
息子さんとお話しすると、Oさんが話してくださらなかった父の思い出話が出てきて実に面白い。
父の写真を持っていますかときかれ、間違いなく持っていますので
写真を送りますと話しました。
家に帰り息子さんがOさんのお連れ合いにこんな人がいたと話をしたんだそうです。
すると「それはシホさんだ」ということになったそうです。
私が祭りから帰って書く礼状をご夫婦で一緒に読んでくださっていたんだそうです。
Oさんは祭りをできるだけそのままに伝承していかなくてはと
嫌われ役を買って出ていることがあり、その姿を見ていた私が
もう私は忘れていたのですが、その礼状に一言添えていたのか本文に書いていたのか
祭りの継承について遠くから来てもわかってくれる人がいると
夫婦で話したんだとお聞きしました。
翌日神楽の晩に、息子の神楽を見に来たOさんのおつれあいに初めてお会いしました。
初めてとは言うもののOさんの話で盛り上がりました。
きっとOさんはどこかでこんな私たちの話を聞いてくださっているのでは?
よかった、祭りの時にOさんの話ができて。
帰りの朝、おつれあいがOさんが大好きだった餅を持たせてくださいました。

こうして十年以上も出かけていると、亡くなる方もあって
そんなときはひどく淋しい気分にもなりますが、
その方たちが楽しみにしてきたこの師走祭りを、
これからも楽しんでいけるものにするために、残していけるために、
自分に何ができるのかを考えていこうとおもいます。

祭り関係者の中にはこの「ほるほる」を読んでくださっている方もあり、ありがとうございます。
やっぱり旧暦のこの師走祭りを終えて、やっと新年がくる気がします。
今年の旧暦の元旦は2月10日、まもなくやってくる新年もきっと良い年になりますように。

師走祭り関係者のみなさま
今年も本当にお世話になりました。
次にお会いできるときまで、オサラバー!!
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2013年3月3日「徐福フォーラムin佐賀」でお会いしましょう

2013-01-22 23:52:28 | 徐福伝説
一昨日の1月20日は福岡県八女市で「童男山ふすべ」でした。
昭和23(1948)年から続くこの学校行事、今年も多くの方でにぎわったようです。

さて、2月、3月と徐福イベントは月一ペースで続きます。
2月9日は富士吉田です。


続いて3月3日は佐賀です。
徐福東渡2222周年記念「徐福フォーラムin佐賀」
日時:2013年3月3(日)開場13:00 開演13:30~17:00
会場:アバンセホール(佐賀市天神3丁目2-11)
定員:300名
入場・資料代:500円
基調講演「人類学から徐福東渡の謎に迫る」
  講師:松下孝幸氏(土井ヶ浜遺跡人類学ミュージアム名誉館長)
フォーラム「徐福を探る 学問的成果から」
  コーディネーター:高島忠平氏(学校法人旭学園理事長、佐賀県徐福会副理事長)
  パネリスト:
  松下孝幸氏(土井ヶ浜遺跡人類学ミュージアム名誉館長)
  和佐野喜久生氏(元佐賀大学農学部教授)
  赤崎敏男氏(童男山犬尾城跡保存会相談役、韓国・巨済島徐市留宿地研究会顧問)
  七田忠昭氏(佐賀県立佐賀城本丸歴史館館長)
  逵 志保氏(愛知県立大学非常勤講師)          順不同

主催:NPO法人佐賀県徐福会
共催:佐賀市
後援:佐賀市教育委員会・佐賀新聞社・西日本新聞社佐賀総局・朝日新聞佐賀総局・毎日新聞社佐賀総局・読売新聞佐賀支局・NHK佐賀放送局・サガテレビ・NBCラジオ佐賀・エフエム佐賀・ぶんぶんテレビ・えびすFM(順不同)
お問い合わせ・お申込先:NPO法人佐賀県徐福会事務局
  電話 0952-28-6260 FAX 0952-98-0696 佐賀市駅前南町2-10 2F
これは現在のように徐福伝説が「知ってる人もいる」レベルではなかったころ(全くといって良いほど知られていなかった)に
初めて徐福のことをシンポジウムにした佐賀のシンポジウムの20年後の企画でもあり、
考古学や人類学のみなさんの中でその「激論」についていくことができるか
心配ではありますが、
民俗学の立場から徐福伝説を見たらという話ができる貴重な機会なので
頑張ってこようと思います。
おてやわらかにお願いします!
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中国徐福会より賞をいただきました

2013-01-21 22:06:57 | 徐福伝説
あんこばっかり食べてるとからかいメールばかりくるので、今日は真面目な話。
新年の挨拶とともに、中国徐福会会長の張雲方さんよりご連絡いただきました。
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 新年明けましておめでとうございます。
さて、去る2012年に予定されていた象山徐福文化国際大会では、
以下の方々の授賞を決めていましたが、
大会が延長されたため、表彰式を挙げることができませんでした。
まことに残念ですが、今年なんとか実現しようと思います。

一、徐福文化貢献賞

個人賞
  中国:劉智剛、徐平、李書和、鐘安利、象山徐福会会長
  日本:笹本直衛、土橋寿、澤野隆、田島孝子、池上正治、
     逵志保、石川幸子、柳沢良知
  韓国:禹珪日、李性輔
団体賞
  中国:象山徐福会、膠南瑯琊暨徐福文化研究会、
     秦皇島徐福暨碣石研究会
  日本:熊野徐福振興会、新宮徐福協会
  韓国:済州徐福文化国際交流協会、慶尚南道慶南発展研究院

二、徐福文化研究論文(著作)賞会長賞(特別賞)
  =徐福文化学術(研究)賞
  
  中国:張良群
  日本:逵志保
  韓国:禹珪日

以上の個人賞・団体賞の授賞者リストを
御本人と日本の徐福研究関係者にお知らせください。

2013年1月
中国徐福会会長 張雲方
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というわけで、
中国徐福会より徐福文化貢献賞と徐福文化研究論文(著作)賞会長賞(特別賞)を
いただくこととなりました。
これまで多くの伝承地で物心両面にわたってお世話になってきました。
ですからこういう賞がいただけたのも、
わたしだけの努力ではなく、本当にたくさんの応援があったからで、
感謝の気持ちで一杯です。
ありがとうございます。
また、たまたまわたしが目立っているからで、
ここには名前が挙がっていませんが、多くの方が全国で徐福に興味をもって取り組んでいらっしゃいます。
今後も徐福を縁とした人々のネットワークの中で
パイプ役を果たしていけたらと思います。

大会の具体的な日程等の連絡が一日でも早く入り、
直に賞状を受け取る日がくることを願い、今年も頑張りたいと思います。
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中屋のあんドーナツを食べたぞー

2013-01-20 23:18:11 | シホのホ(雑記帳)
このところ結構忙しくしていて、ふと自分のブログを見ると、更新が週末しかできていない。
なんということでしょう。iPhoneにはたくさん記事にできる写真があるというのに。
というわけで、中屋のあんドーナツのご紹介です。

これは何時も手ぶらでは来れない性格の?Mさんが先週飲み会に下げてきてくださったもの。

この昭和の袋、そしてなんとも良い味のあんドーナツ。
うわさに聞いたことはあったけれど、期待を裏切らない味でした。ありがとうございます!
これは私と約束していたからということでしたが、
「持っていかないと何いわれるかわからないから」とは私を知る誰もがいうセリフ。
私って食の恨みで生きてるように見えるのでしょうか?・・・あたりかも。

Mさんは以前も鬼まんを持ってきてくださって、ほるほる2012年8月20日「美味しい週末」で紹介したことがありましたが、
食の話が尽きないというのは男女の別なく本当にすばらしい。
これからも教えてください!

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