昨日7月5日午前の便で宮崎空港着、特急で延岡駅まで来て、延岡市立岡富小学校へ。
午前中にシーカヤックで五ヶ瀬川にたどり着いた「新・徐福東渡号」のクリスチャンさんと孫さんがセレモニーを終えて、岡富小学校で子どもたちとの交流会をするということで、先ずは徐福話の助っ人として参加しました。
子どもたちに中国から日本に向けて手漕ぎボートの旅をする話を、その体験をしていなくてはわからない海上での実感をわかりやすく話してくれて、子どもたちは夢中になって聴いていました。小学生相手はいまだに慣れないことですが、子どもたちのキラキラした目を見ていると、誠実に答えなくてはいけないという気持ちにさせてくれます。
コロナ後初めての再会となった徐福仲間のATさん、IKさん、そしてサプライズで中国青島から調査で来日していたSRさんの飛び入り参加があり、今日7月6日の午前中は4人で今山大師、今山八幡宮、新しくなった延岡城・内藤記念博物館などをATさんの車でまわりました。
以前は商店街にあった徐福像が、今山八幡宮の徐福岩(船繋ぎ岩)の隣に移動して来ていました。
昼食後、「新・徐福東渡号」来航記念イベント徐福伝承国際シンポジウムin延岡が開催される延岡市総合文化センターへ。文化センターが海に近い場所にあるので、徐福が上陸したと伝わる方財島にも立ち寄りました。島とはいうものの、中洲といったほうがわかりやすい、なだらかな土地で、近づくと写真が撮れません。朝のうちに今山大師の展望台に登っておいてよかったです。
中洲に見える場所が「方財」という町です。
第1部で基調講演、第2部のパネルディスカッションでの登壇があったため、控え室で打ち合わせがありました。脇で徐福の着ぐるみもスタンバイ、可愛いので写真を撮りました。
また延岡徐福伝説伝承会の会長はこうした徐福イベントの時は秦始皇帝のコスチュームで登場することになっているのだそうで、その準備も始まりました。
お祭り心満載の延岡徐福イベントでした。
これまで中国、韓国、日本のそれぞれ岸から徐福のことをあれこれと話して来ましたが、今回は中国から大海原に手漕ぎボートで出発し、日本を目指した彼らの実体験を聞くことができました。実際今回は逆風によって戻され戻され、断念して日本までは飛行機で来て、九州をシーカヤックで回っての延岡着となりましたが、彼らの現代の徐福になって海を渡るぞという大きな夢の話は、近くで聴いていてとても愉快でした。私は金銭的に応援する力はないけれど、彼らの思いを伝える手伝いはわずかながらできるかなと感じました。
聞くと、もう随分と中国でもいろんな徐福仲間と出会っていて、彼らを通してその仲間たちと再会した気持ちにもなりました。
晩には延岡まで師走祭りでお世話になっている、美郷町南郷の神門神社宮司・MSさんが駆けつけてくださって、一緒に打ち上げに参加してくださいました。「今度は師走祭りにも来てください」(完全に神門の人間)とみなさんに挨拶しました。
春から静岡に移り、実に慌ただしく毎日が過ぎています。
半年ぶりの宮崎、南国らしい暑さはどこも同じかもしれませんが、迎えてくださる方たちとの数々の再会もあって、嬉しい帰省のような時間でもありました。
クリスチャンさん、孫さん、夢の実現に向けてさらに頑張ってください。