ほるほる

矢作川のほとりで枝下(しだれ)用水を、
徐福・百済王で中韓日の渡来人伝説を楽しむ
逵(つじ)志保のページです

「出張!なんでも鑑定団in熊野」本日(9月29日)放送のお知らせ

2015-09-29 11:22:36 | 徐福伝説
熊野市制10周年記念事業として、9月6日(日)に熊野市民会館ホールで
「出張!なんでも鑑定団in熊野」の収録が行われたとのこと。
(私がまさに熊野に向かっている日だったんですね。)

その様子が本日放送されるそうで、いまお知らせが届きました。
いったいなにが出てくるんだろう?誰が出てくるんだろう?
と楽しみです。

〇放送日時:2015年9月29日(火)20:54
〇テレビ局:テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビ和歌山


9月12日・13日 禹王サミットin臼杵にいってきました

2015-09-25 23:43:30 | その他の研究・調査
「治水神・禹王研究会」では、毎年、禹王を祀っている地域で禹王サミットがおこなわれていると聞いて、第5回の大分県臼杵市でおこなわれる禹王サミットに出かけてみることにしました。



臼杵に行くのは初めてのこと。東京からでも、朝、新幹線に乗り、特急に乗り継いで昼には着くと聞いて、
愛知からだったらどうやっていくのが安くて早いだろうと、あれこれ検索してみたところ、
名古屋小牧空港ー北九州空港の飛行機に乗るのがかなり安いことに気づいた。
そこで今回は、小牧空港ー北九州空港ー大分ー臼杵コースに決めた。
そして時間調整に大分駅での時間を少しとってみることにした。
こういうプランをたてるのは、特に初めての土地はそれだけでウキウキ、ドキドキする。

今回の旅のなかで先ず印象に残ったのはトイレだった。

「うどん県」とまではいかないものの、「大分おんせん県」と名乗っているだけあって、温泉に入るような気分だった。トイレットペーパーは持って帰りたくなるくらいおしゃれだった。
帰宅してたまった新聞を読んでいたら、大分市内では「おおいたトイレンナーレ」という芸術祭が開催中だったとのこと。これはなかなかいけていた。

さて、大分で時間をつくった私は、お昼は「とり天」かな?とも思ったけれど、
晩は大分三昧だろうと思い、ちょっと外してみることにした。
インターネットで調べてみると、讃岐うどんでいつも並ぶ店があるという。
ここだと決めて「へんろみち」(大分市都町2-1-26)に向かいました。
そして運良く並ばず、隣に席の人に聞いてお店の人にも聞いて
「まいたけ天ぶっかけ」を食べました。

これは大当たり。またきっと行きたいと思います。

そして臼杵に到着。禹王サミットが始まりました。
今回、徐福伝説の延長という気持ちもあって、会長以外誰も知らない研究会に飛び込んだのですが、
一人の気楽さを満喫していると、見かけない顔と思われたのか、いろんな方が声をかけてくださいました。
なかでも驚いたのは、福岡県久留米市からいらしたというかたに
「どこから?」と聞かれ、「愛知です」「愛知って愛知用水?」「いや、明治用水の上流の」「枝下用水?枝の下って変わった字を書くんだよ」「そこです」「枝下用水ならたしか2冊持っているなあ。最近愛知県の出版社からいい本がでたんだよ」「『枝下用水史』、それ書いた一人です」
いただいた名刺で、この久留米市のKさんとは古賀河川図書館を主宰なさっている方で、1万冊もの水関係の本を持っていらっしゃる方、一度訪ねてみたいと思っていた方であることがわかりました。
ほかにも神奈川県開成町の方からは、「豊田って、これから用水路は大改修でしょう」といわれました。
この研究会、禹王は治水神のため、全国各地の川関係、ダムなど、徐福の延長ではなく、完全に枝下用水史の延長でした。
晩の懇親会は、酒蔵がイベントスペースになった「久家の大蔵」というところで、地元の方が土地の味を振る舞ってくださいました。これも本当に美味しかったし、アットホームでとても良かったです。

さて、翌日は臼杵にある禹稷合祀の壇、岩崎井路、不欠塚・立石山を現地見学し、その後、全体会をおこなって解散となりました。
解散となったのですが、お昼を食べて、臼杵に行ったからには行っておきたかった石仏に行こうとしたら
私たちも行くから一緒に行きましょうと声をかけていただいて、高松のKさん、Yさんとの楽しい旅となりました。
石仏、20年前の石仏を見た人ならエッと思うかもしれませんが、この石頭?が元の場所(身体部分)に戻されるまでのお話、大変興味深いものがありました。

頭が落ちていただけに?こんな案内板があって笑えました。


というわけで、初の臼杵満喫でした。町並みも味も本当に良かったけれど、なによりも参加者を含めて、とっても素敵な方々に囲まれた旅となりました。お世話になったみなさま、本当にありがとうございました。

9月6日-9日熊野満喫!

2015-09-11 23:28:50 | 徐福伝説
9月はじめ、ああ夏休みも終わって頑張らねばな~の9月6日、
中部セントレア空港で上海からやってくる親友QLを迎えました。
QLを空港に迎えに行ったのは初めてのこと、
いつもは互いの仕事の合間に会えるなとわかると食事する程度、
会えないままに互いの地、上海・名古屋を離れることも多くあります。

今回、熊野市観光協会長Nさんから、
中国観光客誘致のため、熊野市をまるごと見てもらい、
今後どのように取り組んでいったらいいか、なにがこれから必要なのか、率直な意見を聞かせて欲しい、
そんな依頼があり、それならばと中国で旅行社を共同経営している親友に頼むことにしました。
ただ、個人的な関係で呼んだと思われたらQLに悪いなあと思いました。
彼女は旅行社としての顔だけでなく、とても優秀な通訳で引っ張りだこだからです。

空港についたQLがささやきました。「今回は逵先生とか言ったほうがいい?」
おいおいおい、それはないだろう。「いつもどおりでいいんじゃない?」
そこから私は、既に私たちの関係もわかってもらっているのだから
格好をつけずに、この時間を楽しませてもらおう、
そしてこの深い関係だから言えることをしっかり聞こうと決めました。

さて、あいにく8日までは降ったり止んだりの空模様ではありましたが、
熊野をこれでもかとまわらせていただきました。
苦手な船にも、荒波の日に乗りました。
こんなに熊野に来ているのに実は歩いたことのなかった熊野古道・松本峠も初体験しました。


4日間を振り返れば
熊野市観光協会のNさん、Wさん、市役所のKさん、Tさん、ふるさと大使のKさん、ほか
関係者のみなさんが心から動いてくださって、
それがなによりQL、そして旅行者を受け入れる日本にある中国の旅行社のLさんの心を打ったのではないかと思います。

毎晩、QLとは熊野の旅についてかなり真剣に話しました。
最後の晩は、Kさんに差し入れていただいた、みかんジュースを飲みながら、
ほとんど言い合いだったりもしました。
ですが、これは仕事上の付き合いでは絶対いえないこと、
わたしたち2人にとっても本当にいい経験をさせていただきました。

中国人の、旅行社の目から見たら、さまざまな問題も抱えていることがわかりました。
その全てがもちろん解決しなくてはならないものなわけではないかもしれません。
ですが、中国の人たちが日本になにを求めているのか、それが理解できたりもしました。
そもそものきっかけは、熊野には徐福伝説があるんだから、中国の人にも来てほしいよねと始まったこの話、
私が見てほしかった熊野市波田須の徐福の宮、そして新宮の徐福公園を見てもらいました。
こんな日中の交流があったんだと喜んでくれました。

言い合いもしたけれど、QLはいろいろと考えてくれていました。
9日に別れてからも、頻繁に連絡をとり、素材を集めています。
なにが悪いか、これからの課題はなにかを乗り越え、
具体的に週明けから上海でプランづくりに動き始めるとのこと、
それを実現にもっていけるように、そして長期的に成功させるために
QLは動き出しています。

QLで良かったと思ってもらえるだろうこと、改めてこの友情に深く感謝しています。
QLと私の30年の歴史に熊野が織り込まれたこと、本当に嬉しく思います。
私が感じる熊野の素敵さを、今度は仕事を抱えずに味わってもらいたいなと思っています。

お世話になったみなさま、本当にありがとうございました。