ほるほる

矢作川のほとりで枝下(しだれ)用水を、
徐福・百済王で中韓日の渡来人伝説を楽しむ
逵(つじ)志保のページです

美味しかった「狸うどん」

2016-04-18 22:29:51 | シホのホ(雑記帳)
今日は月1回の「枝下用水を歩こう」。本日は旧狸山用水路を歩きました。
ならばこの記事は豊田土地改良区資料室のブログ「枝下用水日記」に書けば?といいたいところでしょうが、
話の内容はどう考えてもこの「ほるほる」なのでご安心ください。

さてさて6.08キロを歩いた私たち。お昼は地元のうどん屋「しら川」へ。
この間「釜揚げうどん」食べたからなににしようかなあとメニューを見ると「狸うどん」とあります。
自分の人生のなかで「たぬきうどん」とひらがな書きでない「狸うどん」を初めてみて、
そりゃあやっぱり狸山歩いてきたんだから「狸うどん」と張り切って注文しました。
でふとみると、注文を取りに来た方もきちんと伝票に「狸う」と書いています。
他の5人は誰一人同意してくれず、ひとり「狸うどん」を待ちました。

漢字とひらがなの違いはあったものの、それは普通にたぬきうどん、久々で、おいしくいただきました。
それで気になったのは、このお店、「狐うどん」はなかった。なぜ?

そんなどうでもいい話を師匠の研究室のEさんにメールしたら(用事があってですよ、狸うどん話だけしたいわけではない)

  狸山用水路のおうどん屋さんの狸うどんっていかなるものでしょう!?天かすうどんのこと?
  私はほぼ大阪文化で育っているので「たぬき」といえば甘いあげさんの入ったおそばのことなんです。
  たぬきはそばであってうどんはありえません。

という返事が来てのけぞりました。
「たぬきうどん」て天かすうどんでしょ!揚げが入ったのは「きつねうどん」でしょ。
そういえば餅入りうどんが昔から好きなんですが、これも「力(ちから)うどん」とは関西は言わなかったのでは?
久々に地方差を思い出しました。
でもこれって私のは東京都下暮らしがベースです。

名古屋近郊に越してきて、「うどん、ころにする?」といわれて全く意味がわかりませんでしたが、
「ころうどん」というのがあって、これは汁を冷たくしておくんです。
ざるうどんではなく、見た目は普通のうどんなのに汁が冷たいのを「ころうどん」といいます。
名古屋版「冷やし中華はじめました」みたいなものです。

締め切り過ぎた仕事を抱え、罪悪感を抱えながらのブログ更新でした。
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大分県「臼杵護国神社」の天台烏薬

2016-04-10 21:25:43 | 徐福伝説
昨秋、禹王サミット(研究大会)に大分県臼杵市を訪ねました。徐福よりももっと昔、治水の神といわれる禹王がいたとされるのですが、その禹王も徐福に負けず、いや徐福以上に全国で祀られていることが最近わかってきて、その研究会が盛り上がっています。

その臼杵市でのことですが、城跡に臼杵護国神社が建っていました。
私も朝、その護国神社周辺を散策したのですが(気づかなかったのですが)、
たまたま禹王研究会の席で私が徐福の話をすると、「護国神社の天台烏薬見ました?」と言われました。
ああ、私としたことが、見逃すなんてと思ったのですが、
親切なその方が写真をすぐにくださいました。



うわー、天台烏薬だあ。
でも臼杵の徐福伝説というのはこれまで聞いたことがありません。
もしや人知れず伝承されていた?
そう思って立て看板を読んでみると、熊野の徐福伝説のことが書かれています。
いったいどういうことなのだろうかと臼杵大会の実行委員長で臼杵市歴史資料館館長のKさんに尋ねてみました。
Kさんの話では、臼杵に徐福伝説はないだろう。でも護国神社なら宮司に聞いてみたらなにかわかるだろうと連絡先を教えて下さいました。

しばらくそのままになっていたのですが、そうだそうだと思い、先日、宮司にお手紙を書いてみました。
一体誰が何のために植えたのかご存じないか、臼杵に徐福伝説はあるのだろうかと。

すると早速丁寧なお返事が届きました。
天台烏薬は宮司ご自身が植えたとのことで、
それは奈良平城遷都1300年祭、6年前のことになります。
家族で熊野、伊勢、奈良とめぐり、和歌山県新宮市の徐福公園に立ち寄った際、
徐福伝説とその伝説にちなんだ天台烏薬を知ります。
苗木があればと思ったけれど10年前くらいから苗木を売らなくなったと言われ、一度は諦めたのだそうです。
ですが娘さんがインターネットで調べたら、苗木を分けてくださる方があり、送ってもらったのだそうです。
それから3年ほど自宅で育て、3年ほど前に公園の境内地の目につくところに植えたのだということでした。

宮司がおっしゃるには、公園には市外、県外の方もよく来るそうで、
市外の人にしたら神社に誰が祀られているかは関心がない。
神社は臼杵護国神社で、御祭神は若くして国のために戦死した、本当は天寿を全うしたかった方ばかりです。
始皇帝も一国を統一した人物で、その命を受けて徐福は不死薬を探すことを命ぜられたという同じような境遇です。
だから護国神社をお参りしていただけたらありがたいという気持ちがある。
そして旅先で知った天台烏薬にまつわる徐福伝説、そのロマンも知ってもらえたら旅の楽しみになるのではないか、
天台烏薬はそんな思いで植えましたとのことでした。

こんなかたちで天台烏薬が植えられ、徐福伝説が伝えられようとしていること、
伝説研究をする立場からも大変興味深いお話でした。

徐福って一体何なんでしょう?
苗木がまだ売られていた時代にうまく育てられずに天台烏薬を枯らした私としては、
青々とした天台烏薬に宮司の熱意も感じることができました。

大分県、臼杵に行く機会がありましたら、是非、護国神社の天台烏薬も訪ねてみてください。
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明日から新学期!

2016-04-05 22:07:11 | シホのホ(雑記帳)
3月4日晩、1年かけて42カ国を巡ってきたワタルが帰国しました。
1年ぶりのほるほる一家集合!、サホも上越から駆けつけて、みなでセントレア空港に迎えに行きました。
翌日、うんと奮発して松阪の和田金に出かけて、すき焼きを食べました。
次の日、サホは目的達成で帰って行き、ワタルもそれから両方の祖父母に顔を見せて、一週間で釧路に帰っていきました。

それからサホは今春から寮を出て念願のひとり暮らしとなり、
ワタルも早速住居を決めて復学!
このあっさりした復学ぶりがなかなかいいと思います。→ワタル世界は夢ばかり

私はというと、年度末ということもあり、とにかくもう実に慌ただしく毎日を過ごしました。
気づけば、ああもう明日から新学期です。

子どもたちがそれぞれに自分の人生を歩き始めた感のある季節の始まりです。
私もまた、子どもたちに負けないよう、自分の一歩を踏み出せる春にしたいと思います。







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