ほるほる

矢作川のほとりで枝下(しだれ)用水を、
徐福・百済王で中韓日の渡来人伝説を楽しむ
逵(つじ)志保のページです

中国の漫画『徐福外伝』(日本語版)ご案内

2018-05-04 22:25:54 | 徐福伝説
「徐福の漫画って本宮ひろ志『こううんりゅうすい〈徐福〉』(集英社)の他にはないですか」と聞かれて、ご紹介していないものがあったことを思い出しました。



縦18.5cm、横21.5cm、厚み2cm、305ページのフルカラー、中国スタイルの漫画(連環画)です。
よく見ると分かりますが、上は右綴じ、下は左綴じ。なぜ?これは上が日本語版、下が中国語版です。

徐福の故郷と言われる中国・江蘇省連雲港市で、2012年9月、徐福東渡2222周年記念につくられたこの漫画、残念ながらこのとき日中関係は悪化し、リアルタイムでこの漫画を受け取ることはできませんでした。

それから3年、連雲港で再び徐福のイベントが開催された2015年10月、ようやくこの漫画は記念品として配られました。
せっかくつくったこの漫画、ぜひ日本の方たちにも読んでもらいたい。そのとき会場にいらしていた北京の著名な同時通訳者・翻訳者の楊晶さんが、日本語翻訳を依頼されます。多忙な楊さん、普通なら引き受けないところですが、連雲港の方たちの熱い気持ちをうけて、つい「やります」といってしまったわとおっしゃっていたことを思い出します。
それからは李建華さんとの急ピッチの翻訳作業。おふたりはよっぽど私よりもきれいな日本語をお使いになるのでなにも言うことはないのですが、連雲港から私のところに原稿チェックの依頼があり、私もその熱意につい「やります」と言ってしまい、2016年3月、日本語版が完成しました。

『徐福外伝』
編著:王銅起
翻訳:楊晶、李建華
絵画:孫建軍、常徳強、王友剛、劉太義、周馨、周洋
協力:逵志保
発行:2016年3月
出版社:江蘇鳳凰美術出版社
ISBN : 978-7-5580-0239-7
価格 :180人民元とかいてありますがどうしたらいいのって思ったら、日本徐福協会がこの本を扱っていることを知りました。
日本徐福協会では1,500円であつかっているそうです。興味がある方はぜひ日本徐福協会にお問い合わせください。http://xufujapan.sakura.ne.jp/index.htmlよろしくお願いします。

2018年5月12日 東海日中関係学会公開研究会のご案内

2018-05-03 22:48:43 | その他の研究・調査
2018年5月12日 東海日中関係学会公開研究会のご案内

「日中平和友好条約締結40周年を考える」をテーマに、長年にわたる日中交流のお話をお聞きしたいと思います。
また、中国の李克強総理は5月9日~11日で公式訪日が予定されており、会長講話のテーマは急遽変更、よりホットなものになりそうです。
会場でお会い出来るのを楽しみにしています。

日時:5月12日(土)13:30〜(受付開始13:10〜)
会場:中統奨学館ビル4階  名古屋市中区栄4丁目16番29号  TEL 052-262-1410

総会(会員のみ):13:30〜13:50
公開研究会 :14:00~17:00
懇親会   :17:00~18:30(会場内にて)

第1回公開研究会テーマ 「日中平和友好条約締結40周年を考える」
会長講話「平和条約締結の舞台裏と、今日の日中関係」川村範行
講演Ⅰ 「キーワードで語る素顔の中国−日中交流40年を振り返って−」
講演者:星屋秀幸氏(現 森ビル株式会社 特別顧問、元 上海三井物産 社長
               元 上海森ビル 上海環球金融中心有限公司 社長)
講演Ⅱ 「日中交流支える石ころになりたい −来日20余年の体験から−」 
講演者:韓 金龍氏(元 南京・名古屋留学促友会 会長、現 顧問)

研究会参加費:一般1,000円、学生500円、東海日中関係学会会員・日中文化協会会員無料
懇親会費:1,000円

お問合わせ先:東海日中関係学会事務局(TEL 052-551-3101 ㈱ハヤカワカンパニー内)