すでに研究業績のメモで書いていますが、改めて宣伝させてください。
今春、共著ですが、二冊の本を書かせていただくことができました。
愛知県立大学歴史文化の会編
『大学的愛知ガイド-こだわりの歩き方』
2014年3月発行/昭和堂
この本は、熊野つながりの愛知県立大学のIさんの呼びかけでできた本です。
愛県大の教員が愛知を紹介するとこんな風になります、といった本で、
普通のガイドブックにはない愛知本です。
私は下記を書かせていただきました。
「熱田神宮と徐福伝説」P.56-58
「三河木綿と崑崙人渡来伝説」P.111-123
「枝下用水130年」P.166-168
手に取った方が、今度の休み、出かけてみるか、なんて思っていただけたら嬉しいです。
そして一昨日届いたのがこの本。
辛鐘遠、呉吉煥、河渡慊、原田一良、逵志保、魯成煥、朴燦圭、蘇鎮轍/金善淑、金希宣
『日本神祠に祀られた韓国の神』
2014年4月発行/民俗院(韓国)
ISBN 978-89-285-0566-1
ハングル全くダメな私は、この書名だけで格闘してしまいました。
「祀られた」の部分を教えていただいて、ようやく紹介です。
写真ではわかりませんが、こちらはB5版の総544ページの重い本です。
韓国学中央研究院の辛先生とは、10年前、済州島でお会いしたのが初めです。
済州学会に招聘いただき、徐福伝説の研究発表をさせていただいたことがありました。
その時、私の渡来人伝説研究を面白がってくださいました。
そして書名のプロジェクトにも声をかけてくださったのです。
今回出版にあたり、そのプロジェクトの時の宮崎の師走祭りの調査記録とともに、
これまで私が日本で発表した百済王伝説に関する論文や、講演記録を
オリジナルの日本語のものとともに、全て韓国語訳して掲載してくださいました。
以下の通りです。
「師走祭り-百済王伝説に起源を求めて-」
韓国語P.355-382/日本語P.383-404
「百済王伝説の現在-宮崎県南郷村の師走祭りと百済の里づくりにおける渡来人伝説」
(日本昔話学会『昔話-研究資料-』32、2004年)
韓国語P.405-416/日本語P.417-430
「百済王伝説-佐賀県加唐島の武寧王生誕伝説をめぐって-」
(『国文学解釈と鑑賞』2005年、至文堂)
韓国語P.499-503/日本語P.504-509
「武寧王生誕伝説-加唐島に生きる百済王」
(『武寧王陵出現40周年記念講演集-百済武寧王と末盧国(加唐島)-』2011年、佐賀県立名護屋城博物館)
韓国語P.511-524/日本語P.525-538
日本でフィールドワークして書いたこれらの文が、どのように韓国側から読まれるのか。
これは中国の場合も同じですが、
伝説研究に新たな可能性を吹き込んでいただけたようで、とても励みになります。
この春も頑張ります。
今春、共著ですが、二冊の本を書かせていただくことができました。
愛知県立大学歴史文化の会編
『大学的愛知ガイド-こだわりの歩き方』
2014年3月発行/昭和堂
この本は、熊野つながりの愛知県立大学のIさんの呼びかけでできた本です。
愛県大の教員が愛知を紹介するとこんな風になります、といった本で、
普通のガイドブックにはない愛知本です。
私は下記を書かせていただきました。
「熱田神宮と徐福伝説」P.56-58
「三河木綿と崑崙人渡来伝説」P.111-123
「枝下用水130年」P.166-168
手に取った方が、今度の休み、出かけてみるか、なんて思っていただけたら嬉しいです。
そして一昨日届いたのがこの本。
辛鐘遠、呉吉煥、河渡慊、原田一良、逵志保、魯成煥、朴燦圭、蘇鎮轍/金善淑、金希宣
『日本神祠に祀られた韓国の神』
2014年4月発行/民俗院(韓国)
ISBN 978-89-285-0566-1
ハングル全くダメな私は、この書名だけで格闘してしまいました。
「祀られた」の部分を教えていただいて、ようやく紹介です。
写真ではわかりませんが、こちらはB5版の総544ページの重い本です。
韓国学中央研究院の辛先生とは、10年前、済州島でお会いしたのが初めです。
済州学会に招聘いただき、徐福伝説の研究発表をさせていただいたことがありました。
その時、私の渡来人伝説研究を面白がってくださいました。
そして書名のプロジェクトにも声をかけてくださったのです。
今回出版にあたり、そのプロジェクトの時の宮崎の師走祭りの調査記録とともに、
これまで私が日本で発表した百済王伝説に関する論文や、講演記録を
オリジナルの日本語のものとともに、全て韓国語訳して掲載してくださいました。
以下の通りです。
「師走祭り-百済王伝説に起源を求めて-」
韓国語P.355-382/日本語P.383-404
「百済王伝説の現在-宮崎県南郷村の師走祭りと百済の里づくりにおける渡来人伝説」
(日本昔話学会『昔話-研究資料-』32、2004年)
韓国語P.405-416/日本語P.417-430
「百済王伝説-佐賀県加唐島の武寧王生誕伝説をめぐって-」
(『国文学解釈と鑑賞』2005年、至文堂)
韓国語P.499-503/日本語P.504-509
「武寧王生誕伝説-加唐島に生きる百済王」
(『武寧王陵出現40周年記念講演集-百済武寧王と末盧国(加唐島)-』2011年、佐賀県立名護屋城博物館)
韓国語P.511-524/日本語P.525-538
日本でフィールドワークして書いたこれらの文が、どのように韓国側から読まれるのか。
これは中国の場合も同じですが、
伝説研究に新たな可能性を吹き込んでいただけたようで、とても励みになります。
この春も頑張ります。