ほるほる

矢作川のほとりで枝下(しだれ)用水を、
徐福・百済王で中韓日の渡来人伝説を楽しむ
逵(つじ)志保のページです

博多祇園山笠・飾り山笠「十三番山笠ソラリア」に徐福が登場します

2006-06-30 18:15:27 | 徐福伝説
既に今年・2006年の博多祇園山笠(福岡県の祭り)の飾り山に徐福が登場するということは4月24日の記事でお知らせしましたが、いよいよ明日・7月1日から15日にわたって公開されます。

是非見に行きたい!と思っていたのですが、先週末・24日から26日に福岡を通ることになったため、完成は見ることができなくともその雰囲気だけでもと、この祭りのことを知らせてくださった八女市のAさんにその旨を伝えると、空港まで迎えに来てくださり、夕方、唐津に抜けるまでの時間をご一緒してくださいました。(感謝!)

こっそり覗くつもりだったのですが、関係者のみなさまが本当に親切に解説してくださって、初めて製作途中の徐福を博多人形師・置鮎正弘さんの仕事場で拝見させていただきました。置鮎さんは製作過程の中で徐福ってどんな人物なんだろうとご自分なりの徐福像を描き出したということでしたが、驚くほどに「徐福」で、この伝承地とは別のところで徐福と格闘し、10メートルを超える飾り山に仕立てていかれるわずかな過程を拝見し、徐福もここまで来たかとしみじみとしました。

正式な名称は「日中宥和 徐福勲(にっちゅうゆうわ じょふくのいさおし)」と言うのだそうで、これがこの「十三番山笠ソラリア」の表になります。ちなみに見送という裏に当たる部分は志賀島の金印が登場するそうです。

24日は仕事場で部分部分を見せていただき、26日はソラリアというファッションビルの吹き抜け部分にお弟子さんたちがマイクを持って大工さんたちに指示して組み立てていく作業を見せていただいたのですが、博多人形師・置鮎さんが「長いこの祭りの歴史の中で徐福は初登場なんです。難しかったけれど、自分がこれまで作ってきた中でも気に入るものができました。」とおっしゃるように、本当にこの飾り山、多くの徐福ファンに見ていただきたい、日本の徐福です。

詳細はhttp://www.nnr.co.jp/museum/yamakasa/をごらんください。
7月2日(日)には、毎年1月20日に福岡県八女市童男山古墳で行われる「童男山ふすべ」で行われる川崎小学校の子どもたちの徐福の紙芝居も飾り山の前で行われるとのこと、そして佐賀の老舗和菓子屋「村岡屋」は、表も見送も「徐福さん」「金印ロマン」と商品化しているというタイミングで、なにやらこっそりお楽しみもありそう。
ご覧になったかたありましたら、どうぞ感想をお寄せください。
コメント (3)
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日本昔話学会年会が京都であります

2006-06-30 16:52:08 | シホのホ(雑記帳)
明日・7月1日‐2日、日本昔話学会年会が京都であります。
本学会のHP作成を担当していることもあって、明後日の研究発表テーマを打ち込んでいて思ったのですが、研究発表は2つの会場に分かれて「日本の部」「外国の部」となっています。
私が徐福伝説や百済王伝説の研究発表をしたとき、実行委員会ではテーマを見て、先ずは「外国の部」に置かれ、それを見つけた指導の先生が「いや、彼女は日本だよ」と入れ替えてくださったという話を聞いたことがあります。

「渡来人伝説」という私のテーマはいつも日本と海の向こうを行ったり来たりしています。その中で私はしっかりと日本に足をつけて、日本の地域から見えてくることを押さえていきたいと考えています。ですが、先週末の加唐島で韓国・公州市の方とお話し、あるいは今月上旬の中国各地での様子を見聞きするにつれて、少しずつ広げていきたい思いが膨らんできています。
例えば秦皇島の始皇帝の祭り、この聞き取りが私が今まで調べてきた方法でできないだろうか。…語学力を忘れてそんな風に考えています。私の恩師Fさんが、共著という方法で海外の調査を乗り越えていくと教えてくださったことがあったのですが、そんなことができたら面白そうですね。そしてそんな力をそろそろつけてみてもいいのではないかなあと思っています。

平成18年度日本昔話学会年会、ご興味あるかた、是非お出かけください。
明日の京都、暑いかなあ???
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2006年6月30日 平成18年度成人大学教養講座「百済王の誕生‐地域に生きる渡来人伝説‐」

2006-06-30 16:30:14 | 研究業績ほか(2004年12月~)
研究業績
【社会活動】(自分の記録用も兼ねてます。)

2006年6月30日 平成18年度成人大学教養講座(稲沢市民会館)「百済王の誕生‐地域に生きる渡来人伝説‐」

本年も稲沢市の成人大学教養講座(連続講座)の一回ということで、講演をさせていただきました。「今日の話、楽しみに来ました」と帰りに声をかけてくださったEさん、この稲沢市にはかつて「クタラケ」というカタカナの地名があったそうで、その由来は「百済家」らしいとのこと。こんな身近な話をお聞きして、大変勉強になりました。
また、本講座の企画運営をなさっているHさんのこの講座に託した思いに触れ、この充実した連続講座の一回に入れていただいたことに改めて感謝しています。

それにしても今回の講演テーマを決めたのは昨年末くらいだったのではないでしょうか?まさか、先週、この加唐島の武寧王生誕記念碑除幕に立会い、今日そのホットな情報をお話しすることになるとは…。不思議なものです。
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重松清の小説にはまっています

2006-06-28 19:00:44 | シホのホ(雑記帳)
ぎりぎりいっぱいのところで動いている、わけではないのだけれど、今の自分と全然違うところに自分を置きたくなることがあります。

そんな私が今はまっているのが重松清の小説。
『トワイライト』(文春文庫)に始まって、『熱球』(徳間文庫)、『エイジ』(新潮文庫)。今日の午後、名古屋駅に到着する電車の中で、あー終わっちゃうと思って急いで書店へ行き、店頭にあった新刊の『小さき者へ』(新潮文庫)を購入。早速読み始めています。
最近、一人の人をずーっと読みたいって思うことがなかったので、しかも重松清はまだまだゴールに程遠い、たくさん本があります。電車通勤にして大正解だった気が今になってしています。

重松清にはまっている理由はとても簡単。私と同世代の主人公が同じような歳の子の子育てにもがいたり、自分のこれまでを振り返って、これからどうしていくのかなあって思い巡らせてみたり。
読み終わった後に、ちょっと元気になれるのが何よりもいい。

『エイジ』に出てくる中学生で体育会系の女の子・しほちゃんの決め台詞。
「負けてらんねーよ」…ほんとほんと、本の中の元気なしほちゃんに励まされています。


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フィールドノートとペン

2006-06-28 11:40:57 | シホのホ(雑記帳)
今日はホッと一息の午前中。
美味しいコーヒーを飲んで、BGMは日中国交正常化30周年記念のCD「心の友・30」。
様々なしなくてはならないことを頭の脇に押しやって、
書かなくてはならないメールの返事をしばし忘れて、書きたいメールに時間をかけて、
ブログを更新!と思ったら誤って消してしまったのですが、まあいいやともう一度書いています。
時々こうやって深呼吸しないと気持ちが痩せてしまいますから。(身体は痩せて欲しいけど、それはなかなか、ねえ。)

このところフィールドノートを持って出かける機会が続いているので、今パソコンの前に何冊かのノートが置かれていて、中を開くと作業を始めなくてはならないので、ノートそのもののことを書いておくことにしました。

フィールドノートにはKOKUYOの「測量野帳 セ-Y3 SKETCH BOOK」(150円)を使っています。淡い3ミリ方眼で16センチ×9センチと握りやすく薄手で表紙が硬いので、立ったままどんどん書けるのが良い。そして私の1回のフィールドワークにちょうど良いので長いこと使っています。

ペンはいまPentelのシャープペン「タフシャープ09 XQE9-A」(350円)を使っています。芯が2Bの0.9、鉛筆派の私もこれならカリカリしたシャープペンの感覚がなく使いやすい。知り合いに昨年末に薦められて以来、私も回りにファンを増やしています。息子ワタルも中学に入って学校でもシャープペンが使えるようになったからといって欲しがったので買ってやりました。授業参観に行くと必ず使っていますから気に入っているのでしょう。

どんなものでもいいのでしょうが、ほとんど自分のお守りのようにこのノートとペンを鞄に入れて、良い調査ができますようにって出かけています。
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