新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

時代おくれだなァ~

2016年01月27日 20時09分33秒 | 身辺雑記

 天気に誘われて、うかうかと上野動物園へ。

 今や身分証明書を示さなくても、シニア料金だ。

 「身分証明書は?」と聞いたところ、「結構です」と言われた。淋しいのか嬉しいのか?

 いろいろな動物を撮ったが、うまい具合にはいかなかった。

 動物はモデルさんより難しい。ポーズをとってくれない。

 北極熊はよく動いてくれた。もちろん、動き過ぎだったので、うまくはいかなかった。

 こんな言い訳をするのでは、カメラマンとして明らかに失格。

 帰る道すがら、大道芸人のパホーマンスにぶつかった。

 見物人が少なかった。青い眼のお嬢ちゃんが3人と十分に若くない女性が2人。

 写真を撮る魂胆で立ち止まった。

 一区切りの芸が終わっても、拍手をする人はいない。ひたすらじーっと見ているだけ。

 気の毒になったので、私は芸の切れ目で拍手をした。

 それからが問題。そこから離れられなくなってしまった。

 離れようとすると、なんのかのと言って、引き留めにかかるのだ。

 「もう一つだけお付き合い下さい。これを最後にします」とかなんとか、私は離れそびれてしまった。

 いつの間にか30人ほどの見物人となっていた。私はサクラ的な役割を果たしていたらしい。

 その内、大道芸人君が大きな升を取り出した。

 「私は大道芸人の『太平洋』と申します」と言って升を置いた。

 私は大道芸人だと何度も言うので、タダで離れるのでは仁義にもとると思った。

 いくら払うべきか?

 払うお金は「施し」ではなく、芸を見せてもらった「対価」だ。

 寄席ではもっと上手な芸人の芸を見せてもらっている。その芸に比べれば、まだまだ修行中。

 「施し」なら「札」もあろうが、「芸の対価」だとすれば「銭」だ。

 百円ということもないだろうからと思ったが、その時すでに、千円札が2~3枚入っていた。

 面白くもない若い「お笑い芸人」に、キャーキャー言って喜んでいる図と変わらない。

 そんなことを思う私は、明らかに時代おくれらしい。

 

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意固地な男

2016年01月27日 06時54分23秒 | 写真と俳句

 写真に凝るほどに、分野を掘り下げる人が出てくる。

 たとえば、鉄道写真や探鳥だ。

 そのようなグループは、とかく排他的になりがち。

 待っているナワバリのなかに、知らずに入ろうものなら、叱責される。

 内心では、「それほどのことかい?」と言いたいが、カメラマンの気持ちも分かるので、引き下がる。当然、こちらの気分はよくない。

   探鳥の意固地な男春近し   ひよどり 一平

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