一昨晩の寒さに負けて、昨日の朝、耳が痛くなってしまった。
きっと中耳炎に違いない。
このような事態になれば、私に迷いはない。
……自慢できる話ではありませんが……
ただちに近所の耳鼻科医院へ行った。
残念ながら、お馴染みの老先生ではなく、せがれ先生であった。
「この前も中耳炎でしたね」 カルテを見ながら、せがれ先生は言った。
「ちょくちょく中耳炎になる場合、鼻の奥にオデキができていることがあるんですよ」
そんなことを言いながら、鼻の奥にカメラを押しこんだ。
グリグリグリ・・・ あまり気分のいい感触ではない。
「ああ、ありませんね。人によっては、○△×癌ができていることがあるンですよ。あなたの場合、なかったから言うのですが・・・」
そんなことを言ってから、「ケッケッケッ・・・」と笑った。
冗談ではない。過去の20年間、私の中耳炎はこの医院で診てもらっていたのだ。いまさら、「○△×癌だった」と言われても困るではないか。
そう思ったが、なにも言わず、安心した顔で私も笑った。
この先生たち、やはり似たもの親子らしい。今後の付き合いが楽しみになった。
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