新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

ギアチェンジ

2009年11月11日 06時16分11秒 | 身辺雑記

 過日のこと。

 久しぶりにゴルフをした。

 練習もしないクセに、生意気にも勇んで出かけて行った。

 結果はもとより知れている。

 もともと下手な上、数ヶ月ぶりにクラブを握ったのだから、うまく行くはずがない。

 アッチヘチョロチョロ、向こうへドスーンという無惨なありさまだった。

 従って、スコアを口にしたくもない。

 本来は、ゴルフの神さまに対して、申し訳のない仕儀なのだ。

「ヤッパリなあ、これじゃあゴルフをする資格がないね」

 つい、同行者に愚痴を言った。慰めてもらいたかったのかも知れない。

 しかし、慰めてもらえるどころか、グサッとやられた。

「単なる努力不足ではありませんか。今からそんな弱気では、先が思いやられますよ!」

 かなり辛辣な一言を見舞われたのだ。

 その同行者曰く。

 一ヶ月ほど前、以前の仲間たちとゴルフを楽しんだ折り、78歳の女性と廻ったのだそうだ。

「こんなおばあちゃん、大丈夫なのかなあ」

 スタート前には、そんな懸念を抱いたそうだ。

 ところが、プレーを見てびっくりした。プレーは正確で迅速、力強かったらしい。

 もちろん、スコアも素晴らしかった。

 すっかり感動させられたと、同行者氏は言っていた。ちなみに同行者氏は65歳だ。

「あなたは自分を老人と思っているかもしれませんが、その女性よりは幾つも年下ではありませんか。要は、気力と練習です!」

 同行者氏にガッチリと諫められた。

 ・・・そうだったなあと、素直な私は納得せざるをえなかった。

 他の同行者氏にも、注意を受けた。

「肩のツッコミ過ぎです。練習でいくらでも治りますよ」

 つまり、練習不足を指摘されたのだ、

 家に帰ってから、カミさんにそんなことを話したら、

「だからいつも言っているでしょう。これ以上に老化したくなかったら、つまらない頭を使うより、身体を動かしたほうがいいのよ!」

 同行者氏たちよりも、さらに辛辣な一言を浴びせられた。

 つい先日は、自動車運転でつまらないヘマをして、ひどく落ち込んでいた。

 さきほどの同行者氏たちとカミさんに、辛辣ながら強烈に背中をドヤされた。

「そうだ!ギアチェンジをしよう!」

 私は、強く心に決めた。

 やっぱり、私は単純だ。背中を押されると、ひょいと気分が変わる。

 肝腎なのは、実行するかどうかなのだが………。

 別館として、写真俳句ブログの「いのちの囁き」を開いてます。

 ご覧いただけると嬉しいです。

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コメント (15)
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