仕事場の幹部たちが、禁煙作戦に取り組んでいる。
当ブログにおいても、9月5日の「面白い禁煙作戦」および9月10日の「頑張れ!禁煙作戦」で取り上げた。
とっくの昔に禁煙できた私にとっては、謂わば高みの見物気分で、今日はその中間報告をしたい。
そもそもはB氏が、製薬会社T社のガム状の薬「N」を使って、禁煙作戦に取り組んだ。
「N」はニコチンを含んだガムである。ガムを噛むことで、禁煙途中のニコチンの禁断症状を緩和させる仕掛けらしい。ガムを噛みながらであれば、禁煙の苦しさが和らぐという論理。
つまり、極めて中途半端な禁煙作戦だ。
その作戦に興味を示し、A氏が挑戦し始めた。
それまでのA氏は、「私は意志が強固なので、禁煙はしません!」とうそぶいていたのだ。
そんなA氏が、「N」方式の禁煙作戦に取り組みだした。彼も止めたいと思っていたらしい。
そんな動きを、じっと横目で眺めていたC氏とD氏が、勇躍して参戦してきた。
B氏は健康上の理由から、お医者の強い指示で禁煙に取り組んだ。
だからすでに覚悟ができていた。作戦開始から3週目ころには、すでに煙草ゼロが続いていたようだ。ガムも噛んでいないと聞いている。成功の可能性は高い。
A氏は12月1日からゼロにするが目途。
だから現在は節煙中になっている。まだままだ一日に7~8本はすっている。
果たして成就できるかどうか。周囲の監視の眼は疑心安危だ。なにしろ、スパッと止めていないところが怪しい。覚悟が不十分な印象となっている。
「12月1日を期して、ゼロにします!」 A氏は言い続けている。
C氏は「N」を噛みながら煙草をすっていた。もともと私は無理だと思っていた。案の定、先ごろ本人から、「もう禁煙は諦めました」という撤退宣言があった。
「私は無理です。よーく分かりました」 そんなことを言いながら、煙草を旨そうにすっている。
10年もの長い期間、中東方面で仕事をしていた豪の者なのだが、煙草には勝てないらしい。もっともC氏から言わせれば、「禁煙なんて馬鹿らしくて……」と思っているかもしれない。
D氏のその後の状況を聞いていない。聞いても、あまりパッとした答えが返ってこないのだ。「ええ、まだ努力中ですよ」 そんな受け答えで逃げられる。禁煙意欲が希薄か?
周囲では、「禁煙する気持ちがあるのですかねえ」、と囁いている。
私から見ても、いずれ戦線を離脱するように見える。
実は伏兵がいた。S君だ。「N」作戦をB氏に教えたのはS君らしい。S君はすでに禁煙を成就し、それを継続している。
S君は北関東のT市から新幹線通勤をしている。健康維持のため、土曜日と日曜日にはプールで泳いでいるとのこと。
「150メートルで息が切れていたのに、禁煙したら200メートルでも平気になりました」
今は200メートル、150メートル、150メートルの3本を泳いでいるのだそうだ。禁煙の効果によって、一切息切れはしないとのこと。
効果が確認出来たので張り合いができたのだろう。そんなケースは成就できる。
禁煙は難事業なのだ。一筋縄では成就できない。やはり覚悟が必要だ。
私も禁煙にはさんざん苦労した。だから、一人でも多く成就して欲しいと願っている。
この人たちの禁煙作戦から、しばらくは眼が離せない。暫くは注目したい。
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いつぞや「禁煙の家」の我が家のサロンでタバコを2本吸った友人がいましたが、先日その友人の車に同乗させてもらったところ、車内はタバコの匂いが漂っていました。しばらく我慢したのですが「タバコの・・・」と言って窓を少し開けさせてもらいました。友人は禁煙など絶対考えない人なので、アレルギーぎみの私としては付き合い方を工夫する必要がありそうです。
強い意志がないとできないようですね。
拝読してそう思いました。
私も煙草の匂いにむせるので、
今の社会の煙草の取り組みはうれしいですね。
今後もう少しきつい法をしてほしいなぁと思ってます。
自己管理がしっかりしておられる方ですね
かなりの努力だったことでしょう
我が家は息子が喫煙者ですが肩身が狭いようで家族の前では吸いません
それなりに気にしているようですが・・・
禁煙などどこ吹く風やら・・・・
吸っている時は身体に不調がないから止めることができないと思います。
私も昔は愛煙家でしたので、タバコの味は知っており、今から思えば吸わない方に大変迷惑をかけていたんだと反省しています。
神奈川県知事は飲食店での禁煙をも規制する条例を検討中ですが、これに対し横浜市長は反対し、分煙を提言したと聞いています。
いずれにしてもタバコによる「がん」の発生率は高いそうで、その分治療費(健康保険費)が使われ、国民の損出ですね。
ちなみに「がん」の発生率は次のようです。
●喉頭がん(32.5倍)
●肝がん(3.1倍)
●口腔・咽頭のがん(3.0倍)
●食道がん(2.2倍)
●膀胱がん(1.6倍)
●膵がん(1.6倍)
●胃がん(1.4倍)
私の場合は「脳卒中には絶対なりたくない」と思っただけなんですが・・・・
禁煙だけは女房が褒めてくれました。
喫煙者と嫌煙者とでは、もともとどこかで食い違います。
意志が強いだとか弱いだとか言っている問題ではないはずです。
基本的な「哲学」が違うのかもしれません。
アレルギーをお持ちだったら、付き合い方を考えたくなるでしょうね。
よく分かります。
キツイ法律を作るのがいいのかどうか分かりませんが、加害者的なのは、明らかに喫煙者側です。
本当に煙草の害があるのであれば、「共生」は無理なのかもしれません。
嫌煙側も、明解な態度を見せるべきかも?
難しいですが。
伏兵がおりました。
あっさり止めたのは見事です。
喫煙は自分だけが不健康になるのみならず、周囲に害を及ぼしているのだと認識してほしいです。
今が一番複雑な時期かもしれません。
禁煙かなり大変なことなんですね~
我が家のヘビースモーカーは、新しいビデオカメラが買いたくて、交換条件であっさり禁煙してしまいました。
たぶんそれはきっかけで、本人は止めなければと言う思いを持っていたんでしょう。父も、従兄も、叔父、も肺がんで亡くなっていますから・・・
ちょうど2年になります。
やはり、本人の気持ちが一番ですね。
本人が、本当に止めようと思わなくてはだめと言うことですね。
煙草と癌についてのデータを教えていただき、ありがとうございました。
禁煙か分煙か?
客商売の経営は悩ましいでしょうね。
お客もしっかり選択し、禁煙も分煙もしていない店には行かないことですね。