ゴルフの練習場へ。半年ぶりだろうか。
「あらっ、お久しぶりですね」
受付の若い女性が、歓声を上げてくれた。
「身体が動いてくれるかどうか………」
ブツブツブツと、なんとも情けない私のセリフ。
「何をおっしゃるのですか、まだまだお若いですよッ」
初っぱなからハッパをかけられた。
若い女友だちからも、しょっちゅう言われていた。
まずは準備運動。
短いアイアンを使って、ボールをコロコロと転がした。
少しづつ長めのアイアンに変えていった。
とは言っても、20球ほどでイヤになった。
身体より心が続かない。
「もうお仕舞いなのですか?
せっかくいらっしゃったのに………」
受付嬢の笑顔に送られ、練習場をあとにした。
10月、11月に、ゴルフコンペが控えている。
身体ならしのラウンドもしなければなるまい。
写真は先ほど撮影した柿の木。
柿の実はまだ主役になっていない。
葉っぱと実が競り合っていて, なんとも醜い。
私……? さあ、枯れたとは思いたくありませんねえ。
一生懸命に強がりを言って、いつも自分に裏切られているのです。
愚かと言えば愚か、哀れと言えば、まさに哀れ。
そしていつの間にか………。
大丈夫。まだまだですよ。
まずは精神が若いじゃあありませんか。
見習わなきゃあ~