入院中、病室の窓からガラス越しに撮った。小雪がぱらついていたのだが、持ち合わせのカメラでは捉え切れていない。(カメラのせいにするのだから、いい気なもの)
今年の1月中旬は、関東南部も、例年に比して寒い日が続いた。
もちろん、東北、北陸や北海道とはくらべるべくもないが、誰もかれもが口を開けば、「寒いねえ」と言った。
そんな中、幸いにも(?)私は入院生活だった。
私は大の寒がりだが、病院内でチンマリしていたので、寒さを感じることはなかった。
毎日通ってきたカミさんや妹にとっては、雪も降ったし、大変なことだったようだ。
とは言え、私にはガンの切除手術があった。
先月の粘膜剥離術と違って、全身麻酔のうえで臓器を切り取ったのだから、それなりに大ごとではあった。
傷痕を揺すりに来るか虎落笛(もがりぶえ) 鵯 一平
院内にいては感じられなかったが、風も強かったようだ。
寒い風が吹き荒れているとき、風が立木や鉄塔などにあたって、ヒューヒュー鳴ることがある。
歳時記ではそのような風の音を、虎落笛(もがりぶえ)と言っている。
病室では寒さも風の音も感じられなかったが、手術後の傷の痛みに、私はヒューヒューと鳴る虎落笛の寒さを感じた。
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臓器を切り取る手術でも10日あまりで退院できるのですか、回復が早いということですね。細胞が若いのでしょうね。
医療技術の発達は凄まじいですね。
まさか「入院期間」競争をしているわけでもないでしょうが、雑誌で病院ランキングを調べると、「入院期間」も対象項目に入っていたりします。
とにかく、次の日から歩かされたのですから、「痔疾の手術」でウンウンと唸っていたウン十年前とは、大違いでした。
結果として、患者には良かったのだと、今、しみじみ感じております。
確かに医療の発達にはものすごいものがありますね。
術後すぐリハビリで患者さんは大変ですよね。
なにしろ早い回転が利益につながるらしいし、でもそれは患者さんにとっても良いことではないでしょうか。
変な感染症にならないように早いお帰りがいいですよね。ほんとに順調でよかったですね。
病気の人の痛みがどれだけわかっているかは
言葉がありません が
DNAから考えるといつ私に来るかもしれない・・・そんな家系です
けれど そこで思うんですが
昔と違って退院が早い・・・・は
筋肉! 体を支える筋肉を重視したところからもあるんではないかと思ったりもします
実は体育会系のひろこーぼです
といっても プロレスや柔道ではありませーん
皇室好みの「テニス」です
そこで思ったことです
「体を支える筋肉」を。。。。。
明日また来まーーーーす
新年会で飲んで帰ってきたところでーす ($・・)/~~~
でも人間の気持ちはどうなのでしょう。
戸惑いながらあとからついて行くのでしょうか?
私は弱虫なのでそんなことを考えてしまいました。
苦しい体験と引き換えに生まれたのですね。
虎落笛というと壇一雄を思い出します。
玄海おろしが吹く島ですが、ひよどりさんとこは、空っ風でしょうか。
同じ多重癌のようですが、その時、その時に出来る治療がありますので、目に見えないがん細胞が増殖しないよう、免疫力をつけましょう。
今は寒くて、乾燥しているので、インフルエンザやノロウィルスなど、ご用心下さい。
そちらの空っ風は天下一品でしょうから、大変ですね。患者の回転数が利益につながるのは、よく理解できます。
患者自身も、早く帰りたいですから、双方にとってプラス。
長い入院は患者をヌクヌクさせてしまい、社会性を奪いそうです。
甘えが出ます。
筋肉が大切なこと、同感です。
健康な日常にあっても、闘病中であっても……。
なにしろ血流は筋肉の働きでしょうから。
私のスポーツは、テニスのような優雅なものではなく、柔道、野球、ゴルフでした。
もはや柔道はやれませんが、暖かくなったら、ゴルフをするつもりです。
それに、日本酒を飲みたいなァ。
3月ごろ、私も「新年会」をしよう!
科学や技術は、心のありようとは関わりなく、トットッと進歩していますね。
神様の領域にまで入り込んでいます。
月探査で「兎の餅つき」は崩れましたが、あの程度ならおとぎ話がバレた程度。
クローン牛とか男女の産み分けとなると、恐ろしい気がしますね。
大変なことになりそうな予感がします。
お出で頂き、ありがとうございます。
俳句に使った写真は、東京です。
高台なのでビル風ではなく、やはり空っ風でしょうか?
檀一雄と虎落笛の関連、不勉強で知りませんでした。
ガン細胞が身体中に潜伏し、同時多発テロとの遭遇戦の様相です。
せいぜい気張って免疫力を高め、テロとの遭遇戦に備えることにします。