新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

烟に泪

2017年08月01日 05時09分58秒 | 写真と俳句

 線香花火(手花火)は、過去のさまざまな事柄を思い出させてくれる。走馬燈の如しだ。

 また、線香花火の頼りなさは、現在進行中の現実をも見せてくれているようにも思えてならない。

 「そんなマイナス思考でどうすのか!」との苦言もあるが、楽観視していいほど明日は確実なのか。

 人の心だって移ろい易い。

 最初の小さな嘘や一歩が、ささやかな個人関係を毀損するばかりか、破壊をも起こしかねない。

 知らぬは本人ばかりなり。

 さよう、この世は危うさに囲まれている。

  手花火の烟に泪おのづから   ひよどり 一平

 (てはなびのけむりになみだおのずから)

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6 コメント

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Unknown (畦夢̴)
2017-08-01 05:33:40
手花火の烟に泪おのづから   ひよどり 一平

数年前までは孫に付き合いやっていましたが
今ではそのチャンスさえありません(笑)。
いい写真ですね。いろいろ思い出させていただきました。
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Unknown (太郎ママ)
2017-08-01 07:13:35
「手花火の烟に泪おのづから」  

危うさもエネルギーの源になるのかもしれません。
少々のストレスがバランスを取ろうとさせます。
のんびり・・・タラリンでは良い句も出来ないかも・・・・・
線香花火・・・子供のころを思い出しました。
子育てのころはその余裕がありませんでした。
 
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畦夢さんへ (ひよどり)
2017-08-01 20:32:47
私も今年からは花火のチャンスがなくなりました。
成長というのは不思議なもので、孫たちは「花火」の言葉を忘れたようです。
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太郎ママさんへ (ひよどり)
2017-08-01 20:39:49
子育て時代は集合住宅だったので、自宅での思い出はありません。
子供を連れての帰郷の時の思い出だけです。
自分が子供だった頃は、主に戦時中だったので、花火の余裕はなかったと思います。
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Unknown (子猫)
2017-08-02 03:53:32
線香花火🎇・・・。子供の頃兄弟と夏休みになると競い合って遊んだ事を思い出しました。花火大会の花火も豪快で見事ですが、線香花火は沢山ある花火の中で一番好きな花火。細い中にメリハリのある火花を散らし、持っている人次第で手元迄燃えつき、大きな火の玉になり最後にポトンと地に落ちますよ〜。人生も同じ自信が揺らぐ事無く。だと思いますねー。
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子猫さんへ (ひよどり)
2017-08-02 10:34:01
お久しぶりのコメント、ありがとうございました。
花火大会の打ち上げ花火もいいのですが、私も線香花火には哀感があって心を打たれます。
私は気が小さいので、最後まで持つことは少ないです。
人生はいろいろあって難しいです。
子猫さんがおっしゃる通り、最後まで自信を持って生き切ることなのでしょうね。
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