先日、日比谷公園まで散歩に行った日、増上寺のカラスにも会いに行った。
曇っていて薄ら寒い日だったが、数羽のカラスが桜の木に止まっていた。
近づいた私に警戒していて、枝から枝へ移りながら様子を伺っていたが、カメラを持って構えているだけの私を観察し、警戒心が薄らいだ様子だった。
あまり逃げる様子も見せず、近くの枝に止まったままになった。
カラスは賢い。自分に対し有害か無害かを、直ぐに見抜くようだ。
果たして、人間はどうだろうか。
日本人はどんなだろうか。
必要な警戒心を持っているだろうか。
世間の人は善人とは限らない。警戒を怠ってはいけない世の中だ。
「人を見たらドロボウと思え!」
そのような言葉があった。悲しいことだが、厳しい現実の姿でもある。
わざわざカラスを引き合いに出さなくてもいい話なのだが……。