農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

旧暦で12月18日まだまだ寒い冬、立春のはずだが

2018-02-04 10:48:12 | 日本不耕起栽培普及会

先月1月22日関東の太平洋側に降った雪は私が管理する多古や佐倉の水田周りはまだ雪が残っている。旧暦の長期予報では遅い春の到来と予想されているが、私の庭先の土の温度も6度であるからまだまだ真冬の状態である。イネの苗の成苗は春先の低温を利用してエチレン効果を引き出すのを目的としているが、もともとが熱帯、亜熱帯が原産の稲であるから急激な変化には適応しにくい。20から25度Cの温度で1週間かけて発芽させ、苗箱での発芽がそろったら平置きしハウスで昼間の温度を21度に維持する必要がる。そのハウスや温室であるが香取の藤崎さんのハウスであれば21度をキープできる。天井の屋根が全開できるからである。悪戦したが普通のハウスや温室、ビニールトンネルでも無理な話である。3月20日近くなって桜が咲く時期に遅らせればかのうである。ただその時寒さに代わるストレスをイネにどのようにあてるかが課題である。岩澤信夫さんは皆さんお知恵を借りたいということであった。良く作物は発芽瞬間に一生が決まると篤農家はいう。そこで発芽後にローラー掛けを10日前後毎日行うこと昨年試してみた。これが一番効果があった。春が来てからであるからホワイトシルバー1枚で露天で可能だった。