農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

T-S水田で切り株を抜いた写真

2014-10-05 08:46:37 | 日本不耕起栽培普及会

冬期湛水不耕起栽培を続けて9年目の水田、初めは土が軟らかくて足元がやわで作業のしにくい水田だった。9年という長い時間をかけて作業性のある水田になった。雑草も最初は雑草だらけでコナギ、オモダカ、セリ、ヤベイズル何でもありの世界だった。しかし冬期湛水をはじめるといっぺんに雑草の世界に変化が生まれニホンアカガエルの活動で田植え前後までの水田を独占していた。しかし最近2,3年前からこんもカエルが減ってしまった。産卵はするが上の水田からの代かき水の流入でオタマジャクシでいなくなる。雑草はコナギとヤベイズルだけになる。オモダカとセリはほとんど目につかなくなっている。そしてアカウキクサが侵入してきた。昨年の秋光合成細菌でぼかしたもみ殻堆肥を入れてから発生しはじめた。多古の染井の水田には発生していたのでそこから入ったかもしれない。イネの切り株を抜いた映像であるが多古の環境は日当たりが悪かったり、土の性質が異なるためか根の発達が不耕起栽培の、根が大きく太く育つという特徴が出にくいようである。まだその原因はつかめていない。

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多古T-S水田刈り取り後の水田

2014-10-05 08:15:39 | 日本不耕起栽培普及会

多古T-S水田は始まって9年目まったく耕さず不耕起を続けている。5セの面積だが日当たりの悪い谷津田であるが草はコナギ程度で栽培には影響せず、日本赤ガエルとシュレーゲルアマガエルの産卵で春先いっぱいになる。ただ収量は低く昨年は110キロ今年は104キロであった。また今年からアカウキクサが水田の全面に自生しさらに収量を引き下げた。田植え機で植えバインダーで刈り取る。水は刈り取りの前日水を抜く程度でもそれほど機械は沈まず快適な作業ができるようになった。9月16日刈り取り、オダ干し18日脱穀。22日にはもみすり29日藤崎さん宅で色選をお願いした。その後切わらを水田に帰し、クンタンと光合成細菌でぼかし肥を作ったものをおよそ200リットル散布し畦周辺のミゾソバ、ヤベイズル、イボクサ、コナギなっどを水田から除く、写真は藁を帰した水田、もみ殻堆肥,切株を抜いて土を抱える状態の映像です。

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