農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

利根川川向うの金江津、福田宅水田でも紅染めモチで多年草化が観察できた、その後の経過です。

2024-07-27 10:16:36 | 日本不耕起栽培普及会
16,17年前岩澤信夫さんが生きておられる頃都賀駅近くに谷津田があって祖父が亡くなったので水田を不耕起でやってくれないかと問い合わせがあり大峡さんという方がひきうけた。彼が6月ころその水田に行ってみると田植えをまだしてないのに稲が育ち2,3俵収穫できた。多年草化の奔りであった。その後作業効率の関係で大峡さんは多年草の活用はしなかった。相模原の小川誠さんが現在盛んに研究されているがその兆しは古くあった。また3年前にも伊豆の踊子の里で武重さんがカメノオで同じ多年草化を確認しているし、脱粒性の強いアサヒという品種で改めて種をまかなくても自然発芽することを確認している。コシヒカリのように秋のうちに発芽して寒さにあって枯れるのとはことなる。伊豆の場合棚田地帯で冬に霜が降りず暖かである。多古の大塚のところや茨城の金江津は昨年たまたま暖かく霜が降りなかったためとも考えられる。
今年アメリカザリガニの繁殖が多く同じ紅染めモチを田植えしたが今年の苗はザリガニに食われてしまった。奥の苗として立派に育ったのは昨年の多年草化した紅ざめ苗だった。
ザリガニの働きもあるが春先刈り払い機で深めに除草を行った。