農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

多古天井田ミドリマイ水田周辺の畦管理、イノシシも参入

2021-03-18 09:29:05 | 日本不耕起栽培普及会
5,6年前イノシシが畦周辺を荒らしミミズを食べるらしいが今年も久しぶりに参入した。佐倉の里山でも同じ状況である。休耕水田が増え人間が活動をゆるめるとそのすきに入ってくる。
天井田のこの場所も農家人たちは採算が合わないので手を引き残土の捨て場になるところを土地を所有する地権者が呼びかけ2002年から土地を提供し桜宮自然公園として開設、山林は下草を月1で刈り取り維持している。水田は現在は私と土屋さんが米作り、生き物に関心のある方に呼びかけ耕作を続けている。私も今年で80歳、そろそろ後継者に引き継ぎたいところである。米を作るだけでなく、周辺の環境を維持したいということで下草の刈り取りなども必要となるが、若い人達に伝えていくのは大変である。日本アカガエルやシュレーゲルアオガエル、メダカなど農薬や除草剤など使用しなければあたり前に生存できるが、耕しかたも関係しているらしくホタルやシュレーゲルアオガエルの数は減っている。これは閉鎖環境であっても、地域のトータルがネオニコチノイドなど広域で使用していると敏感に影響を受けていることになる。お玉は卵塊から進んでいる。この間畦の補修も続け水が溜まるように作業を行っている。
畦周辺にはミゾソバが芽生え初めている。いまのうちに除去が必要である。