農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

香取藤崎水田苗、すでに9葉展開

2015-05-29 06:15:12 | 日本不耕起栽培普及会

5月の末、旧暦では4月12日、今年は温度経過が1か月先を行き例年の6月の気候であり、真夏日の記録を更新している。昨日の朝香取の藤崎さんからイネの調査個体が5葉から9葉になっているからデータが消えるから(葉が枯れて無くなる)来た方がいいよとの連絡を受け早速でかける。この時期すでに水田の水は米ぬかに微生物を添加してあるから水の色が紫色になっていた。サヤミドロも発生を始め着実に生育を強めている。植え付け本数の少ない場所では開帳型に開いて生育していた。昨年の秋水田の凸凹が目にあまる状態で26年耕したことのないすいでんを浅く耕した。ザリガニ、カエル、ジャンボタニシなどの小動物にとっては厳しい事態になったと思われるが、ジャンボタニシは産卵を確認できた。農家の生活を考えると3年とか5年とかに1回は耕すことも必要なのかもしれない。イネの生態・生理にふさわしい管理をすることで耕さない環境に近い技術が維持されるということである。