今年の1月26日、3月20日菊川の冬期の調査見学をおこなった。氷が張るような寒い時期にもサヤミドロは菊川の水田脇の側溝で観察できた。
千葉に帰ってから佐倉と、多古の2か所(桜宮自然公園の天井田と染井の大塚水田),茨城稲敷郡金江津の福田水田の水の取り入れ口の4か所でサヤミドロを発見できた。
香取の藤崎さんはサヤミドロの発生時期は6月で暖かくなってからと語っていたがそのもとになる種の分は年中その水田の周りで生き続けていたのだとおもう。丁度アカウキクサ、イチョウウキゴケが不耕起堪水を3年続けると発生するのと同じで古代からの遺伝子といったものではないか。特に水田単作地帯の利根川水系とか滋賀の琵琶湖周辺環境は類似している。



