雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

常寂光寺の蓮

2007年08月31日 | 京都散策
常寂光寺では夏の季節、蓮の展示があります

仁王門に至る手前の左手
階段を数段上ると蓮が並んでいました

    

花をアップで撮るのを苦手としている雪だるま
どう撮ればいいパースで撮れるのか
模索します

    

蓮は茎が長いので、どうかすると身の丈くらいの位置に花が咲いています
真上からの撮影よりも、横から撮影した方がいいのかも

早朝に雨が降ったのか花びらが少し濡れていました

満開の蓮もあれば、これからという蓮も

        

ほら、もう少し待てばこんな風に咲きますよ

        

花の命は長いようで短い
満開と散り始めの瀬戸際
時間を止めてその刹那を味わうのが写真の素晴らしいところ

    

自然の造形を切取り、一瞬を保存する

カメラの魅力にハマり、はや○年
蓮を撮りながら、感慨に耽りました

        

京都紀行番外編でした

        
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常寂光寺

2007年08月27日 | 京都散策
    

常寂光寺は日蓮宗の寺
もとは藤原定家の山荘、時雨亭があった場所に創建されました
藤原定家といえば百人一首の選者
その感性はさすが
この常寂光寺は京都屈指の紅葉名所
「捨遺愚草」の中で「忍ばれんものとはなしに小倉山軒場の松に馴れて久しき」と詠まれている場所です

    

常寂光寺といえばこの仁王門が有名
仁王門を中心に撮影しました

        

本圀寺から移築された仁王門は南北朝時代の藁葺きの門

        

楓に覆われ、参拝者を幾百年見守り続けています

紅葉の季節には押すな押すなの人混みになるこの場所
夏の時期の閑散とした雰囲気の方が本来の姿なのかもしれませんね

    

仁王門を撮影中
一度もシャッターチャンスを待つこともなく、静寂に包まれていました

石段を登れば本堂

        

石段から見下ろす仁王門も素晴らしいです

    

梅雨の時期に水をもらい緑色が増した苔
頭上には、楓の緑

    

緑色は本当に落ち着きます
本能が求めている色なのかもしれません

    
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竹林

2007年08月25日 | 京都散策
嵯峨嵐山で寺院以外に有名なのは渡月橋と竹林
天龍寺の北側、野々宮神社から大河内山荘までの間
小路の両脇6ヘクタールの竹林は、日本三大美竹林のひとつ

    

車がすれ違うことが出来ない程度の道幅
竹垣に囲まれた小径を歩くと京都へ来たんだという感慨を強く持てます

        

ここを人力車も往来しますが、風景に溶け込んだその姿は京都の風物詩
観光雑誌の京都特集の表紙にもなる竹林を歩きます

   

そこそこの高低差が景観を引き立てていて、深緑と竹垣の茶色のコントラストもいい感じ
竹林はよく整備されていて、毎年春には身の丈ほどの筍を見ることも出来ます

        

途中で小径はS字カーブとなります
ここが定番
観光雑誌でもよく紹介される場所です
嵯峨嵐山を紹介する記事の写真で、竹林のページの写真は大抵此処

        

まずは雑誌と同じような角度から撮影
縦撮りで紹介されることが多いですが、今回は横にもこだわって撮影

    

横の方が良いかも


この竹林、普通に撮るには光量が足りません
当日は曇天だったので尚更
ISOを操作してシャッター速度をが1/30以下にならないよう維持しました
でもあんまりISOを上げたくないので、露出をアンダーに
ちょっと暗すぎたかな

        


暗い分だけ竹笹の緑が映えます

        

野々宮神社から大河内山荘まで徒歩で5分以内
その僅かな距離の小径
嵐山を訪れる度に必ず通る場所

竹林の美しさを満喫できる場所ですよ

        
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天龍寺2

2007年08月23日 | 京都散策
小方丈から曹源池を眺めた後、大方丈か多宝殿どちらに行こうか迷った末
多宝殿から先に拝観することにしました
小方丈から多宝殿までは回廊が続いています

    

庭園を巡る道に沿って続く回廊
昭和9年に再建されたものです
創建当時の建築様式を再現したものだそうで、当時の面影を偲ぶことが出来ます

    

多宝殿は後醍醐天皇を祀った建物
多宝殿の正面には有名な枝垂れ桜
春にこの角度から撮ってみたいものです

    

多宝殿まで他に観光客と出会いませんでした
こんな事もあるのですね
これなら先に大方丈から庭園を眺めるべきだったでしょうか

    


大方丈まで戻ると、ようやく観光客の方とすれ違います

    

大方丈から眺める庭園は格別
天龍寺の庭園はこの大方丈から眺めるのが一番
建物の中に座って暫し庭園を拝観

    

大方丈からの眺めを満喫した後、庭園を回遊しました

    

大方丈の裏手から曹源池へと廻り込みます

    

この次ここに来るのは秋の紅葉シーズンかな?

    
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天龍寺

2007年08月22日 | 京都散策
真夏の京都紀行
行きはヨイヨイ、帰りは...
ただでさえ暑い京都(湿度が高くねっとりとした暑さ)

たまには良いでしょうと出掛けました

今回は嵯峨嵐山界隈

とりあえず定番に行ってみようと言う訳です

9時前に現地到着
いつもの駐車場(天龍寺境内)に駐車
夏の京都は観光客も少なく駐車場はガラガラ
紅葉シーズンなら9時には満車となりますが、夏場は満車になることはないかもしれません

駐車したのは前庭
丁度蓮池の目の前

    

池の周囲には望遠レンズをセットしたカメラマン達が蓮を撮っていました

今回、望遠レンズは自宅の防湿庫の中
広角と標準ズームで京都を切り取るつもりだったので、蓮池は見たという程度で通過

大方丈へと向いました

    

拝観開始時間を経過していたものの、大方丈前は人影なし
夏の京都はこんなものでしょうか?



天龍寺の開基は足利尊氏
南北朝の争いの最中後醍醐天皇が崩御
その菩提を弔うべきであると夢窓疎石が足利尊氏に進言
光厳上皇の院宣を受けて開創されます

創建当初は暦応資聖禅寺と号したそうですが、比叡山が暦応の年号を寺号とすることに反対したため、後に天龍資聖禅寺と改めます
これが、天龍寺と今日呼ばれるようになった理由

    

天龍寺造営費用捻出のため、足利尊氏は備後国、日向国、阿波国、山城国などの土地を寄進
それでも造営の資金が足りなかったとか
それを補うため、元寇以来絶えていた元との貿易で天龍寺造営の資金を調達
いわゆる天龍寺船を派遣したのです

幾度かの紆余曲折の末ようやく完成をみた天龍寺
創建当時は亀山公園も渡月橋も天龍寺の境内という巨大なものでした

天龍寺は度々火災によって創建当時の建物は全て焼失
現在の建物は明治期に再建されたものです




天龍寺を拝観する時は大抵庭園を拝観しています
本日は珍しく方丈と庫裡から拝観することにしました

小方丈から曹源池を眺めます

    

早朝とはいえ、観光客の少なさにビックリ
秋などはこの時間でもう100名を越す観光客が拝観しているのに
写真を撮るなら夏が一番なのかもしれません

小方丈の縁側から曹源池を眺めました

    

天龍寺の庭園を独り占めした気分
住職が縁側を歩いてみえたので挨拶
「夏場はこんなものですよ」と仰ってみえました

    

続く...
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ニッコウキスゲ3

2007年08月21日 | 長野散策
霧が峰の丘から八島湿原を望みます

    

八島湿原は1万2千年まえから存在する高原湿原
堆積した泥炭層は8m
湿原中央部が盛りあがっているのがここからでも分かりました
湿原研究の第一人者Jensen博士が「これほど見事なものは世界でもベルギーに一ヶ所あるだけ」
と絶賛した湿原です

あそこに行くのは来月頃の予定

展望場を離れてニッコウキスゲの撮影に戻ります

        

散策を続けて1時間が経過
いよいよ待っていた晴れ間が頭上に近づいてきました

        

日差しを受けニッコウキスゲの花びらも輝きだしました
これですよ
この写真が撮りたかった
やっぱり花には日差しが必要

        

青空とニッコウキスゲ

何とか今年も僅かではありますが撮ることが出来ました

        

時間にして5分少々
僅かな時間だけ頭上に晴れ間がやってきてくれました

        

        

    

本当に僅かな時間
三脚をセットして被写体を探して
んんっ間に合わない、こうなりゃ手持ちで...




残念だったので...昨年の晴れ間の写真も同時に掲載します

    

    

        

        

        



撮影の最後は恒例のジャガバタ
霧が峰自然保護センター駐車場で売られているじゃがいもバター
これが美味しいのです

    

バターと塩はお好みで好きなだけ
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ニッコウキスゲ2

2007年08月20日 | 長野散策
霧が峰の標高は1500m~1900m
平地とは気温差が5~6度ほどは低く夏は避暑地としても知られている場所です
日本では珍しいアスピーデ型火山によって造られたなだらかな丘

四季の花も色とりどり
4月のザゼンソウに始まり
ショウジョウバカマ
スズラン
タテヤマリンドウ
ノアヤメ
アマドコロ
レンゲツツジ
コバイケイソウ
キンバイソウ
と、色々な花が丘を彩ります
そしてニッコウキスゲが主役となる時に霧が峰を訪れました

    

レンゲツツジの赤い花が丘を燃えるように染めていた丘も、15日ほど経過すると黄色の花が丘を覆います

    

天候は相変わらず不順で、雲が落ちてきそうな雰囲気
丘の高い場所は雲の高度を越え、雲に隠れています
晴天もいいですが、こんな景色も撮影にはいいかも
なんて思ってしまいました

ピンポイントのように差し込む日差しでニッコウキスゲが輝きました

    

そんな瞬間を狙っては撮影を続けます

散策道は自然保護の観点からロープが引かれ立ち入り禁止
撮影するなら望遠レンズを持っていくことをお勧めします

雪だるまも標準ズーム(24-70㎜)と望遠ズーム(70-200㎜)を2つのボディにセット
首から提げると重い!!
三脚と手持ち
欲張っちゃダメですね

    

ほらもうすぐそこまで晴れ間が近づいて来ているぞ
ここだよ、この場所まで来ておくれ

    

ああっそっちじゃないってば
こっちに晴れ間を~

    

走って晴れ間を追いかけたくなりました

足元のニッコウキスゲ

    

ここでも咲いていますよ
雲間でもほら、こんなに綺麗に咲いているのだから撮ってくださいよ

天候はまだまだ不順
これだから、高原撮影は面白い
思うようにいかない事だらけで偶然任せ

        
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ニッコウキスゲ

2007年08月19日 | 長野散策
ニッコウキスゲ
学名:Hemerocallis middendorffii var. esculenta

禅庭花とも呼ばれている黄色い花

    

雪だるまは毎年この花を求めて霧が峰へと出掛けています
今年もニッコウキスゲの時期となり、天気予報とスケジュールを交互に眺めてはため息の日々が続きました

    

霧が峰
車山の噴火によって生まれた霧ケ峰・車山は広大な草原台地です
名前の通り、霧がよく発生する地帯で簡単に言えば天候不順が多い地帯
晴れた日と満開時期と休みとが重ってくれる年を待ち続けてはや何年

今年は天候と開花時期とが合致せず
でも、わずかな晴れ間を期待して出掛けました

考えようによってはいきなり最高の写真が撮れてしまっては面白くない
来年こそはという気持ちが大切なのかもしれませんね



早朝から雨
9時半過ぎに現地に到着した時も雨
10時頃駐車場に車を停めることが出来た時には雨は止みましたが、曇天

    

ニッコウキスゲを求めて遊歩道へと足を踏み入れました

    

昨年は天候は良かったのですが、ニッコウキスゲの茎にアブラムシがびっしりと張り付き、無残な姿を晒していました
でも、今年のニッコウキスゲは美しかったです

駐車場にあるレストハウスから徒歩で30分程度の周遊コース

    

多くのニッコウキスゲファンの方々が丘を散策していました
その向こう僅かに顔をのぞかせ始めた晴れ間

    

期待が膨らみますが余り期待は出来ない
なにせ霧が峰
天候の変化は早く、晴れ間から5分も経たずに雨になることだってある場所

カメラを携えた人の列に続きながら、霧が峰の丘を散策します

    
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諏訪大社下社秋宮

2007年08月18日 | 長野散策
諏訪市
旧中仙道と甲州街道の分岐点に諏訪大社下社秋宮はあります

    

諏訪大社は諏訪湖の南北に二社ずつ、四ケ所に鎮座する変わった形の神社
上社として、本宮と前宮
下社として、春宮と秋宮

建御名方神は大国主神と高志河比売神の御子神
八坂刀売神は妃神

下社には御二柱に併せて御兄神八重事代主神を祀っています
一般には上社に男神、下社に女神



訪れたのは早朝
霧が峰のニッコウキスゲを撮りに行ったのですが、ビーナスラインへと向う途中にあるのと小雨が降っていたのでやり過ごす為もあって立ち寄りました

        

鳥居から先、境内に入ると正面の大きな杉がまず目に留まります
ネイリの杉と呼ばれるこの杉は、樹令700年
天にむかってそびえています

その奥、神楽殿では早朝の大祓いが行われていました

    

    

神楽殿は三方切妻造り

    

神楽殿をぐるりと回りながら撮影

    



神楽殿の後ろに幣拝殿

    

工匠は諏訪出身の初代立川和四郎富棟

軒やその周辺には見事な彫刻が彫られていました
これは、当時の流行だったそうです

        

彫刻はとても優しい感じがする造り

特に見事だったのは、拝殿内部の彫刻
竹と鶴が一木彫されていて見事でしたよ

    



帰りに駐車場に向う途中でびっくりする事がありました
神社によくある参拝前に手を洗う所
普通は石の水受に柄杓が置いてあって...
そこまでは一緒なのですが...
ここの水はなんと温泉
御神湯と名付けられていて、湯気が立っていました
湯はかなり熱く、手を洗うのが大変な温度
手洗いの水が温泉なんて初めてでした

        
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醒ヶ井養鱒場

2007年08月17日 | 滋賀散策
醒ヶ井には明治11年に設立された日本で一番古い養鱒場があります

醒ヶ井を訪れた本当の目的は梅花藻でしたが、川が増水して濁っていたためまったく梅花藻を見ることが出来ず近くにある醒ヶ井養鱒場へと向うことにしたのです

訪れた日は曇り
前日豪雨だった為大気が安定しておらず、すごい風が吹いていました

    

道中、田んぼの稲が風で吹き荒れています

醒ヶ井駅から南へ5分ほど車を進ませた山中に養鱒場があります
入場料金は大人250円
ペット同伴もOK

    

湿った空気が日本に流れ込んでいてとても蒸し暑い日でしたが、ここ養鱒場までくると気温も4℃ほど下がっていて風がとても気持ちよかったですよ

正面ゲートから場内に入りました

場内は昭和の香り
バブル前の雰囲気をそのまま残しています

正面ゲート近くに売店がありました
懐かしい風景

    

思わず子供の頃を思い出してしまうような佇まいです
売店のおばさんも昭和の人
時間がそのまま停まってしまっていました

鑑賞池
この養鱒場で一番大きな池

    

池の周囲には桜と楓が植えられていて春と秋には美しい景観を見せてくれます
ちょっとした穴場かも

先ほども書きましたが、ここは時間が停まっている様です
観光地として整備された時はそれなりに観光客も訪れたのでしょう
宿泊施設もありましたが、その後各地に色々なアミューズメントが造られ、人々の趣向も多様化し、かつての盛況ぶりをうかがうのみ

    

時代の流れの中で本流から外れ取り残された場所
そんな感じがします



豪雨の翌日
鍾乳洞からの水と川の水が合流
濁流が茶色の筆で川を塗ったような風景

    

前日の雨の凄さを見た瞬間でした


養鱒場には梅花藻を間近で観察できるコーナーもありました

    

でも醒ヶ井よりも高い位置にあるここでは梅花藻は花の季節を終はまだ少し先
残念

場内、奥に向って色々な魚を養殖する池が続いています

    

雨の後なので水が濁っていますが、普段はエメラルドグリーン色で綺麗な色ですよ

一番奥は鱒の稚魚の養殖場
人工的に管理されたプールで養殖されていました

    

楓に覆われた池
秋の紅葉狩りも楽しめます
このブログを見て興味を持たれた方、是非行ってみてください
特に家族連れには最適です

    

釣堀もあるので、家族で一日楽しめますよ

    
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上高地、帰路

2007年08月16日 | 長野散策
嘉門次小屋を出て、帰路に着きます

帰りは反対側を歩いて帰ることにしました
明神橋を渡って左岸コースへ

    

振り返ると明神岳が雲に覆われだしていました

橋を渡って少し進むと、明神館が見えてきます
ここは上高地の奥地の山々に分け入る人たちの中継ポイント
登山家たちはここから先、まずは徳沢を目指すのです

    

さあ、帰路へと出発

        

前に書きましたが、こちらの左岸コースは撮影ポイントが少ないです

    

最初のうちは明神岳もまだ見えて撮影ポイントとなる場所がありますが、途中からは特にないので自然と足も速まります

    

梓川が見えるのも最初のうちだけ

        

後は森の中の道を進むことになります
この道は奥の穂高館や徳沢へと物資を運ぶ車の道にもなっていて、景観的には特筆すべきことがないのが残念

        

小梨平のキャンプ場までもくもくと歩きました

歩くことおよそ40分程度
小梨平に到着

ここはテント設備とトイレ、炊事場も完備されていて初心者でもテント生活を満喫できます

    

テント設備も借りれるので、食材があればOKですよ

小梨平キャンプ場の先に「上高地ビジターセンター」があります

    

ビジターセンターの入り口には二代目の河童橋の木材で作られた橋のミニチュアがあります

    

現在の河童橋は四代目


ビジターセンターの中はご覧の通り

    

暗いのでSIO800での撮影です

    


岳沢が見える場所まで帰ってきた時には山は雲に覆われていました
天気予報では明日は全国的に雨模様
上高地の天気は少し早足で雨模様になってきていました

    

下流の焼岳方面ももう厚い雲に覆われています
お別れの時間を早めた方がいいようです

    

バスターミナルに到着する頃には雲が黒っぽくなってきていました

    



今年二度目の上高地紀行でした
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明神池「二の池」

2007年08月15日 | 長野散策
明神池「一の池」から視線を変え、振り返れば「二の池」
こちらは一の池よりも小さく、岩などが湖面にいくつもあります

    


        

湖岸にも岩が多く、岩に座って景色を眺める人や食事する人の姿が多い池です

雪だるまも湖面に張り出した岩の上に座って暫し休憩
気温は20度前後
涼しい風が歩き疲れた体を冷ましてくれました

        

微風が湖面を揺らし波が少しだけ出てきました

    

ここに座ってただぼんやりと眺めていると、何も考えない真っ白な心で自然と向き合うことが出来ます

喜びや悲しみ、欲や希望もなくただ自然に向き合う自分だけが居る

ちょっと詩的な気分

    

湖面にせり出した明神岳の裾で森に抱かれているような景色
10分くらい
何も考えずにただ眺めていました

いつの間にやら風が止んでいました

    

この池には天然の岩魚が泳いでいます
でも釣りは禁止で、過去に一度も釣られた経験のない岩魚が無警戒で近寄ってきますよ

    

名残惜しいですが、明神池ともお別れです

    



前出した嘉門次小屋
ここでは蕎麦・おでんといった定番メニューの他に岩魚の塩焼きが食べれます

    

料金は900円(岩魚塩焼き単品)
ちょっと高めですが、囲炉裏でじっくりと焼かれた岩魚は骨まで食べることが出来ます
川魚臭くない美味な岩魚
行かれた折には是非食べてみてください

    

じっくりと焼かれた岩魚
囲炉裏でも、外のテーブルででもどちらでも食せます
雪だるまは外のテーブルで頂きました
一緒に注文したビールとともに
大変美味しゅうございました
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明神池「一の池」

2007年08月14日 | 長野散策
明神岳は、穂高岳の尊称
穂高神社奥宮境内にあって神域となっています

上高地という地名で知られていますが、本来は「神垣内」と書きます
この「神垣内」という地名は、穂高神社とその祭神である穂高見命の地であることに由来しているそうです

穂高神社の境内に入ります
入り口には菊紋の鳥居

    

鳥居から先が穂高神社境内
ここには嘉門次小屋があります
上條嘉門次は日本近代登山の父、ウエストン夫妻の山案内人として知られています

    

記念のレリーフが右手にありますので行かれた方は是非見てみましょう

そのまままっすぐ進むと穂高神社

    

ここから先、明神池へは拝観料が必要
料金は300円
絶対に見ておきたい場所です

この明神池、かつては宮川池とも呼ばれたそうです
明神岳から押し出した岩石が梓川を堰き止めてできた池

    

聳え立つ明神岳の下に広がる明神池は澄んだ水を湛えて、訪れる人の目を楽しませてくれます

        

最初に見えてくるのが「一の池」
桟橋が撮影ポイントになっています
ここは毎年10月にお舟祭りが催され、神官がこの桟橋から舟に乗って湖面で神事を行うのです

    

早朝から晴れが続いていたのですが、明神池にたどり着いた時には空は雲で覆われだしていました
山の天気ですから仕方がないのですが、ちょっと残念
そういえば晴天の明神池は撮った事がないかも?
今度は一度早朝一番に明神池に入ってみようかな?

    

一の池の隣に二の池がありますが、別々の池ではなくつながっています
一の池の西側に湖岸が続いていますが、向こう岸まで後20メートルくらいのところまでしか続いていません

湖岸の先へ移動しながら撮影

    

澄んで緑色の湖面と、逆さ映りする木々

    
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明神池に向かって2

2007年08月13日 | 長野散策
木道の散策道まだまだ続きます

ここ上高地では可能な限り人の手を加えないのがルール
当然治水も最低限
だからこの散策道も年に何度も濁流に流されます
毎年どこかで橋や木道が流されるのです

昨年は通行止めになっていた木道が修繕されていました

    

森の中を流れる清流が時々暴れるのです
昨日は雨だったので、川の流れも少し荒々しい状態でした

    

ちょうど行程の中間地点で梓川の白砂に出れる場所があります
ここから見る焼岳が実は一番のお気にいり

    

川の中にバシャバシャと入っていっての撮影です
(じつはサンダルシューズを履いていってました)
んっ絶景
でも、でも、冷たすぎ
氷水ですよこれは
歩いて火照った体があっという間に冷えていきます
足湯ならず足水
以外にいいかも




この地点まで進むとようやく明神岳がその姿を現します

    

あの山の裾に明神池があります
こうやって見るともうすぐ到着するような気がしますが、まだ後2キロ程度は歩くことになります

再び散策道に戻って明神池を目指します

    

ここから暫くは単調な道が続きます
途中で資材を運ぶ車が通る道路に合流

        

200メートルほど歩いて再び散策道に入ります



明神池から流れ出る川を渡ります

    

底まではっきりと見える清流です


木道は湿地帯を歩きやすくするために作られたもの
それと同時に歩くことで自然を壊すのを防ぐ目的もあります
だから自然優先
木が立っているからといって切ってしまったりはしません

        

だからご覧のとおり
道が譲れば自然を壊さないのです
こういった心配りが嬉しいですよね


        

明神池が近づくと清流の景色が増えます
いよいよラストスパート
と思いたいのですが、最後に現れる湿地帯も撮影スポットの一つ
立ち止まって撮影タイム

        

美しいでしょ
他の観光客の方々も立ち止まって暫し明神岳と湿原を楽しんでいました

ここから明神池までは200メートルくらい
最後の木道を歩けば、明神橋が見えてきます

    

梓川のほとりに出ると見えてくるのが明神橋

    
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明神池に向かって

2007年08月12日 | 長野散策
9時過ぎに上高地に入って河童橋に到着したのは11時頃
本来は1時間程度の行程をゆっくりと倍の時間をかけて歩きました

    

河童橋の袂に立って穂高連峰を撮影
ここも定番ですよね

ついでにいつもの場所から河童橋も撮影
ここも定番

    

さて、前回はここで撮影を中止したのですが
今回はもう一つ奥の明神池まで行ってみることにしました
明神池までは二つのルートがあります
右岸コースと左岸コース

左岸コースは比較的歩きやすく距離も右岸コースと比べて短い(0.5キロほど)のですが、道は単調で撮影ポイントもごく僅か
雪だるまは明神まで行くとき、行きは右岸コース帰りに左岸コースを通ります
今回も行きは右岸コースを選択

    

最初は穂高連峰を見ながら進むことになります
この辺りはお弁当を広げる方が多く、食事の邪魔をしないように撮影

そして暫く進むといよいよ自然林の間を進む林間コースが始まります

木漏れ日が気持ち良く、雨に洗われて緑を増した木々が綺麗で、もうこれ以上ない幸せな景観
大正池~河童橋までの行程よりも自然な風景が広がります
所々岳沢から流れる小川の清流に目を奪われ、見上げると緑豊かな原生林が楽しめる中を歩いていきます

    

人の手が入っていない本当の原生林
高地なので蔦草がなく整備されていなくても美しい姿を留めていますよ
土の道だったり、木道だったり変化に富む散策道
ネイチャーファンにはたまらない場所です

しばらく進むと突然視界が開けます

        

穂高連峰が木々の間から姿を現しました
原生林と木道、僅かに咲いたレンゲツツジが季節感を出して...

明神池までの行程としてはまだ1/3程度

歩く距離を考えるとまだ着かないのか?
景色を楽しむとあと2/3も楽しめる?

散策道には所々に支流が作り出した湿地帯があります
ここもそんな場所のひとつ

        

六百岳のビューポイントでもあります

昼に近づき気温も上昇
半そででもちょっと汗ばむくらい

ふっと空を見上げると...
雲が不思議な造形を作り出していました
親雲に向かって小さな塊の子雲が風に押されて吸い込まれていってます

        

雲が列をなして進む不思議な光景
二度と同じ姿を見せない雲のショーでした

        

視点を戻し湿地帯の撮影です
梓川の透明度はとにかく抜群
上流には川を汚す一切がなく太古より自然の営みが続いている場所

    
コメント (2)
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