雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

金剛輪寺、風車

2007年07月31日 | 滋賀散策
本坊明寿院から先
参道には地蔵様がずらりと並んでいます
参道ではよく見かける風景なのですが...

ここ金剛輪寺ではちょっと趣が他とは違っていました

    

風車が仏花の替わりに挿してありました
その数1000体以上の地蔵様全部にです
遠目に見ると鮮やかな花のようにも見えます
でも、風車なのです

    

由来や理由についてはよく判らなかったですがここまで数が揃うと綺麗ですね

        

本坊明寿院から本堂までの間
参道はもちろんのこと
脇の墓地みたいな場所にも地蔵様がずらり

    

参道を行く皆様を見守ってくれていました

    

そこを歩くあなた
ほら風がゆるやかに流れているのがわかりますか?
階段を登って火照った体にはいい風でしょ

そう言っているようです

    

「ほら、皆様
 また参拝客の方が上がっていかれますよ
 みんなでお見送りしましょう」

    


参道を埋め尽くすように地蔵様が見守っています
距離にして400メートルくらいでしょうか
本堂までは地蔵様と風車が見守ってくれていました

        

歩くこと暫し
ようやく本堂の門が見えてきました

        

見守ってくれてありがとう
無事に本堂にお参りできそうです
お地蔵様...
また帰りもよろしくお願いいたします
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金剛輪寺、本坊明寿院2

2007年07月30日 | 滋賀散策
本坊明寿院の本堂
柱の四隅には簾が架かっていて独特の雰囲気

        

お参りをしてから今度は庭園を歩くことにしました

    

庭へと続く門をくぐると、先ほど入った本堂がお出迎え

    

天台宗の寺院だけあって、質実な造りですよね
縁側に沿って先へ進むと、護摩堂が見えてきます
ちょっと変わった造りです

    

ここは何に使われたのかな?
とつい詮索してみたくなる建物でした

この本坊明寿院のメインの庭園は、中央の庭
ちょっと迫ってアップ撮影

    

睡蓮がちらほらと咲き始めていました
んんっ~望遠がない
70-200mmが欲しい

階段を沢山登るのだからと思い、余計な荷物は全て車の中に残してきました
ついでに、交換レンズも「まあいいだろう」と思って置いて来てしまったのですが、ちょっと残念
今は16-35mmのみ
せめて、24-70mmくらいは持ってくるべきでした

    

本堂の撮影なら広角もいいのですが...


さて、前出の七福神の宝船を表わす岩でできた舟です

    


    

縁起が良かろうと撮ってみました
そういえば、滋賀県の寺院ではよくこの石の舟を見かけます
京都の寺院では見かけたかな???
あんまり良く憶えていないのですが、無かったような気がします

本坊明寿院の庭園もこれでお別れ
最後に庭園の奥にあった古い土蔵を撮影しました

    

景観に見事にマッチしていました
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金剛輪寺、本坊明寿院

2007年07月29日 | 滋賀散策
明寿院は、かつて学頭所として使われていました

    

江戸時代に創建されたというのがよく解かる造りですね
ここは院内からも回遊でも庭園が楽しめます

まずは院内から庭園を鑑賞することにしました

    

下駄箱に靴を置いて院内を見ると
一輪挿しの演出が

    

この本坊は南・東・北の三方に庭園があります
それぞれの作庭時期が異なり、趣の違う庭園を楽しむことができますよ

まずは、桃山時代に造られた庭です

    

石楠の庭です
庭の中央には苔むした石橋があります
ちょうど、醍醐寺の苔橋の小型版かな
この苔橋は、鎌倉時代に作られたそうです

    


真ん中の庭は江戸時代初期の作庭
蓮の池もあり、またちょっと高台には茶室も設けられています

    

枯れ滝が配されていて、見た目にも美しい庭園です
睡蓮が清楚な花を咲かせていました

    

そして最後は江戸中期の庭です

    

こちらは枯滝ではなく、本当に滝から池に水が流れています
池の中に七福神の宝船を表わす岩でできた舟が配されていますので見逃さないでくださいね

    
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金剛輪寺

2007年07月28日 | 滋賀散策
西明寺から南へ国道を進みます
およそ2キロ程度南下
国道から逸れ、高速道路をくぐって進むと金剛輪寺に至ります

    

山門はいたって普通の寺院の様相
でも、湖東三山は全て山寺
階段を登る覚悟が必要ですよ
(それほど大げさではないですが)

まだアジサイが咲き誇る時期に訪れたので、
門をくぐるとアジサイがお出迎えしてくれました

    

そういえば今年はあまりアジサイを撮らなかったなぁ
来年は頑張りましょっと

    

金剛輪寺は奈良時代の建立
聖武天皇の勅願によって、行基が開山しました
天台宗の寺院です

山門から先、暫くはなだらかな坂道が続きます
石畳の坂はサツキに縁取られていて、サツキの季節に訪れたらきっと素晴らしかったでしょう

    

坂道が突き当たった場所から左折すると

    

金剛輪寺庭園へと至る道

        

ここもサツキと楓の道

金剛輪寺の本坊明寿院へと続いています

明寿院は江戸時代の創建

    

次回は本坊明寿院へ入ります
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西明寺2

2007年07月27日 | 滋賀散策
西明寺は苔の寺でもあります
参道もその脇も美しい苔に覆われている
梅雨で水を得た苔が緑を取り戻し、辺り一面が緑に輝いていました

        

参道を少しだけ離れて散策
稲荷を発見
岩盤を削って作られた石段のその奥
ひっそりと在りました

    

こういった風景って好きです

稲荷という字の読み方は元々「いねり」
訛って現在の「いなり」となった
そんなことを思い出しました



丁度夫婦杉の前で散策道も参道に合流

        

見上げるともう其処には本堂が見える場所

    


    




本堂とお目見え
鎌倉時代初期に建立された建造物が今日まで残っています
釘を一本も使わずに作られた本堂

    

鎌倉時代の建築様式で建てられているそうです
以前訪れた福井県の神宮寺なんかも鎌倉時代の様式となっていましたが、そういえば同じ造りでした

        

こちらの三重塔も釘を一本も使わずに建てられているそうです


本堂と三重塔
ふたつ並んでいる様を撮影してみました

    

幾度の戦火を奇跡的に避けて今日まで
いいものを見せていただきました

    

西明寺
秋にも訪れてみたいものです

    
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西明寺1

2007年07月26日 | 滋賀散策
湖東三山
西明寺、金剛輪寺、百済寺

東近江にある名刹です

彦根から国道307号線を南へと進むと西明寺が一番手前
北から順番に行ける所まで行ってみようと思い立ちました

まずは西明寺
建立は平安時代
仁明天皇が勅願し、三修上人が開山したと伝えられているそうです

    

国道の脇に駐車場があるので、そこに車を停めて国道を渡って西明寺に入りました

山門前に立ちまずは西明寺を眺めます
それほど大きくない山門
来る人を拒まぬという意味で、山門には門を配していません
ここは天台宗のお寺


紅葉の名所でもありますが、緑の楓も美しいです

山門をくぐり、参道へと入ります

    

被い茂る楓の木々
山坊跡の石垣が連なる参道は苔に覆われていて、独特の景観を醸し出しています

    

古い石垣、苔むした石垣
見上げれば楓の木々が参道を覆い、日中でも薄暗い参道
日本の侘び錆びの真骨頂でしょう



この西明寺は立地から戦国時代には幾度の戦火に晒されます
それでも、平安、鎌倉、室町時代を通じて祈願・修行道場として栄えた面影を偲ぶことが出来ます

    


参道も半分ほど進むと名勝庭園があります

    

池泉鑑賞式の庭園
蓬莱庭と名付けられた庭園です

    

江戸時代初期延宝年間に作庭された庭園を上から眺めます

    

そういえば上から庭園を眺められることは滅多にないですよね
人の目の高さで眺めて丁度いいように造園されていても上から全体像を眺めてみたいと思うことが度々
この庭園は上から眺めることができました

    
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大洞弁財天

2007年07月25日 | 滋賀散策
彦根城の東北
表鬼門の方角にある大洞山
その中腹には真言宗醍醐派の寺院、大洞弁財天があります

下から歩いて登るとけっこう大変

ようやく弁財天に到着

    

この寺院の正式名称は長寿院

    

でも、日本三大弁財天の一つといわれる弁財天坐像を安置していることから大洞弁財天と呼ばれています

    

ここは商売繁盛を祈願する人々が訪れる場所
こんなという立地条件ですが結構沢山の方が訪れていました

日光東照宮建立の総奉行であった井伊直興が発起して建立
彦根城の鬼門に配し、厄除けと城を守る備えとしています

本堂には極彩色で欄間に眠り猫や象の彫刻があることから彦根日光とも呼ばれて親しまれているそうです

    



境内には丁度桔梗が咲いていました

    

ひっそりと一輪咲いている桔梗はよく見かけますが
こんなに密集しているのを撮影するのは初めて

    

この弁財天のもう一つの見所として山門から眺める彦根城があります

    

はたして...
山門に近づくと、彦根城が見えてきました

確かに絶景です
額縁に縁取られた彦根城

        

広角で撮影したのでちょっと判りづらいかも知れませんが、確かに絶景でした
是非行って見てみてください

石段脇には老夫婦が昼食の最中
これから彦根城まで歩いて行くそうです
雪だるまは撮影目的
老夫婦は歩くことが目的
それぞれ目的は違いましたが、この弁財天で一緒になってまた別れていく

老夫婦からきゅうりの一夜漬けを頂き、かじりながら弁財天に別れを告げました
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龍潭寺2

2007年07月24日 | 滋賀散策
龍潭寺の庭園は2ヶ所
奥の書院を囲むように東庭があります

    

こちらは露地庭


    

毛氈に座ってちょっと庭園に耳と目を向けてみましょう
きっと心穏やかになれます



箱庭のような感じ

    

歴代の井伊家の家長もここに座りこの庭園を眺めたことでしょう
その時何を思いこの庭園を眺めたのか



こちらの庭は蓬莱池泉庭と呼ばれています

    

佐和山を背景にしている庭園
池が目の前に横たわっています
池泉鑑賞式庭園という作庭

じっくりと拝観させていただきました


この龍潭寺の境内は森が深く、木々の香が充満しています
拝観を終え境内も散策

        

寺院奥には檀家の菩提もあるようで、幾人かの方が桶と柄杓と花を持って入っていかれていました
墓地へ向かう道の途中
七福神が見守ってくれていました

    



「ほら笑ってよ、笑う角には福が来ますよ」
「あなたにだってきっと良い事がありますよ」

        

そう励まされた気がしました


拝観を終え山門へと戻ります
苔に覆われた石畳
ここはまるで別世界の装い

        

最後に振り返って撮影

    
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龍潭寺

2007年07月23日 | 滋賀散策
彦根の町外れ
佐和山に龍潭寺はあります

    

訪れたのはまだアジサイの時期(随分前ですね)
精力的に散策していたのでアップするのが遅れました


井伊氏の始祖、藤原共保以来の井伊家の菩提寺です

    

近郊に多くの末寺をかかえ、学僧が学ぶ大道場だったという歴史を持つこの寺院
臨済宗妙心寺派の寺院です

    

潭龍寺垣と呼ばれる竹垣が続く参道がお出迎え
深い緑に縁取られた参道
寺院の歴史を感じさせてくれます

        

ここは、江戸時代中・後期に建立された禅寺
禅寺らしい質素な佇まい
緑に包まれた山門が静かに迎えてくれました

    

辺りは静寂に包まれていて、京都の寺院に負けない佇まいです

        

拝観料は400円
江戸時代初期に建立された方丈から拝観します

    

方丈襖絵前104面は、芭蕉十哲の1人森川許六によって描かれたもの
素晴らしいですよ
(撮影は自粛)

枯山水・方丈南庭を拝観

    

ふだらくの庭と呼ばれているそうです
観音の霊場・補陀落山の一帯をかたどったもの
開山禅師の作庭です

禅寺らしい質素堅実な作庭

    


    

この庭園少し変わっていて、庭園を横切って廊下が作られていますがその向こう側が池という構造
通常禅寺なら枯山水庭園が普通なのですが、作庭に関係ない場所に池があります

    
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石山寺2

2007年07月22日 | 滋賀散策
石山寺も2回目です

ここは山寺
西国三十三所観音霊場です

境内には巨大な硅灰石があっちこっちに露出していて目にも山寺であることを認識させてくれます

    

特に本堂横の広場から見上げる多宝塔は圧巻

    

源頼朝の寄進によって建立されたとされている多宝塔
巨石と新緑の間から眺めると一層美しく見えます
こんな景色が寺院内にあるのはここだけでしょうか
雪だるまが知っている風景としては鬼押出しが近いかな?

    



この石山寺は、紫式部でも有名
あの源氏物語をここで執筆したという言い伝えが残っています
本堂は平安時代の建立
その後淀の方の寄進によって増築されています

        

本堂の一室で執筆されたとされる源氏物語
覗くと紫式部の人形が...

    

ちょっと怖いです



さて源氏物語ですが、
村上天皇皇女選子内親王がまだ読んだことがない珍しい物語を所望
上東門院が女房の紫式部に新作の物語を書くよう命じます
こまった紫式部がこの石山寺に籠りいい物語が書けるようと祈願したそうです

        

なんとまあ権力者のエゴが誕生秘話なのです
紫式部もさぞや困ったことでしょう

        

籠って祈願していた紫式部
折しも十五夜の夜
琵琶湖に映える月明かりを見てふと思いつきます

    

「今宵は十五夜なりけりと思し出でて、殿上の御遊恋ひしく…」


源氏物語の誕生秘話でした


さて、この石山寺
花の寺でもあります
広大な境内には季節折々に花が咲きます
訪れた時は、菖蒲の季節

    

菖蒲園は本堂の奥

    

ぐるっと回って疲れたので、菖蒲園内の休憩所から菖蒲を眺めて休憩しました



       

石山寺堪能いたしました
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石山寺

2007年07月22日 | 滋賀散策
日本一の湖である琵琶湖
琵琶湖から流れ出る由一の河が瀬田川

瀬田川の西岸
伽藍山の麓に石山寺はあります

開山は聖武天皇の時代
東大寺大仏殿の建立の資金不足を憂えた聖武天皇が、夢でお告げを受けます
伽藍山に伽藍を建てて如意輪法を修すようにというのがお告げ

そのお告げに従って良弁僧正を開基として開かれた寺院なのです

現在なら「そんなバカな」と唸ってしまうような理由で建立された寺院
一度は訪れてみたいと思い訪問しました

石山寺は、交通集中による渋滞が多発する瀬田にあるので今までちょっと敬遠していた寺院でした
訪れた時も瀬田橋の信号で渋滞
おまけに追突事故もあってたどり着くまでにかなりの時間を使ってしまいました

そして訪問最後の関門が駐車場でした
行き慣れている方にはナゼでしょうが、わからずに結局瀬田川リバークルーズの駐車場に停めました

歩いて1~2分
ようやく石山寺の東大門が見えてきました

    


        


        

源頼朝の寄進により建てられたとされているそうです

東大門をくぐり参道に入ります
楓が被い茂る参道
きっと秋には美しい紅葉を見せてくれるでしょう

    

参道にはいくつか塔頭がありましたが、あっちこっちと撮影するうちにどれがどれやら分からなくなってしまいました

    

たぶんこちらの写真が大黒天堂


石山寺のある山は珪灰石を多く含む地質
所々にある奇石がそれ

    

これは岩に穴が開いていてくぐれる様になっています
小さな子供なら何とかという程度の穴が開いてました

        

続く...
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隋心院

2007年07月21日 | 京都散策
醍醐寺、観修寺、隋心院は奈良街道に沿ってあるので、ここを訪れた時にはまとめて拝観する人が多い
でも、隋心院だけは何故か人が少なかったです

真言宗小野派の総本山
小野小町ゆかりの寺としても有名です

隋心院の入り口には小野小町の歌碑があります

    

「花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに」
と書いてありました

隋心院の歴史は10世紀ごろまで遡ります
仁海僧正が牛皮山曼茶羅寺を創建し、その後に曼荼羅寺の子房として隨心院を建立されたのが始まり
現在は真言宗善通寺派大本山です
元々、このあたりは小野氏の所領であったことから、仁寿2年に宮仕えを辞した小野小町がその後居住したと言われているのです

拝観料は400円

隋心院に入ります

    

建物内は撮影禁止
庭園を中心に撮影しました

奥書院から拝観
後で気が付いたのですが、またまた拝観順路を逆に辿っていました

    

奥書院の縁側を眺めて暫し
奥ゆかしさを感じました
そのまま進むと菖蒲が...
こういう粋な演出、雪だるまは大好きです

        

寺院内はゆっくりとした時間が流れているみたい
縁側に座って時の過行く刹那を楽しみます

本殿から庭園を眺めました

    

苔が雨不足からか緑が少なかったですが、庭園の景観を損ねない程度には緑
庭園は鍵状に折れている造り
あまり例のない造りです

    

薬医門です
厳格さよりも実用性を意識した造り

再び戻って本殿を撮影
ちょっと引いて撮ってみました

    

この位置から見た方が庭園は美しいと感じました
ちょっと変かな?

能の間から定番の額縁撮りでも庭園を撮影

    

庭園は比較的小さくまとまっていて色彩のある禅宗の庭のようでした

居間の方の庭園です

    

こちらは現代風
木々の配置で庭園を造作しています

小野小町に思いを馳せる拝観でした

    
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勧修寺

2007年07月20日 | 京都散策
醍醐寺から奈良街道を北に進み、すこし西へ行った場所に勧修寺はあります

華やかな装いをもつ醍醐寺に比べて、この勧修寺はひっそりとした佇まいを見せる寺院です
駐車場は無料ですが、ここでいいのかなと思ってしまう場所まで車を進めることになります
車で行かれる方は思い切って駐車場表示に従って車を進めましょう

勧修寺は醍醐天皇が生母の菩提を弔うために建立された寺院です
生母の里にあった寺、御願寺を外祖父藤原高藤の諡号をとって勧修寺と名付けたことに始まります

    

快晴でとても暑い訪問日となりました

この勧修寺の見所は勧修寺氷池園
平安期族の庭が残っている数少ない寺院です
池泉舟遊式庭園という変わった様式

まずは庭園の外周から拝観します

庭園の所々に一輪づつあじさいが植わっていました
密集して咲くあじさいもいいものですが、一輪挿しのように咲くあじさいの味わいもいいですねぇ

    

書院の前庭には灯篭があります
これはかの有名人である、水戸光圀公が寄進したものだそうで「勧修寺型灯篭」と呼ばれています

    

ちょっと変わった形の灯篭
偃柏槙と名付けられた樹齢700年の木に覆われています

園内を歩くと所々にあじさい
奥ゆかしく配慮して咲いているいるようです

    

可憐な美しさとでも言いましょうか
思わず見つける度に撮ってしまいました

        

菩提樹もありました
もうすぐ花をつける頃(訪れた時)
この木の下で悟りを啓いたお釈迦様

        

あやかって木の下に立ってみましたが、凡人はダメのようです


ここの庭園には三鈷松があります
松の枝(?)は二本が普通ですが、三本あるのが三鈷松
世の中には四本、五本とある松もあるようですが、三鈷に因んで重宝されています

        

まだ若木で地面から30cmくらいの大きさでした
何百年かの時を経て古木と云われる日まで大きくなっていくのでしょう
この木の成長を見れないのは残念

氷室の池では菖蒲が咲き誇っていました

    


    

しばらくすると睡蓮に主役を譲る時期ですが、精一杯花を咲かせていました

    


        
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醍醐寺

2007年07月19日 | 京都散策
京都で桜といえば、花見の醍醐

かの太閤秀吉がこよなく愛した寺院です

    

山科へと続く、旧奈良街道沿いに醍醐寺はあります
駐車場は有料、700円です
春の時期にはとても多くの拝観客が訪れ雑然としますが、それ以外の時期はわりと閑散としていてのんびりと拝観できます
京都市中から随分離れているので、観光客も少ないからでしょう

駐車場に車を停め桜並木の参道を歩きます

まず正面に三宝院が見えてきます

    

三宝院と奥の伽藍との拝観で共通券で1000円
それぞれだと600円づつとなります

また戻ってくるので奥の伽藍から拝観することにしました

奥の伽藍に続く道は楓の葉でトンネルが出来ています

        

ここは紅葉の名所でもあります

    

拝観入り口の仁王門は残念ながら修繕中
毎年何ヶ所かでこの修繕中に出会ってしまいます
文化財保護の為ですから仕方ないですね

醍醐寺の歴史は古く、貞観16年というから9世紀にさかのぼります
聖宝理源大師が上醍醐山上で小さな堂宇を建立し、准胝観音像・如意輪観音像を安置したのが始まりとされています

その後醍醐天皇の支援を受け、延喜7年に薬師堂と五大堂が建立され上醍醐の伽藍が完成
延長4年に釈迦堂、天歴5年に五重塔が建立され、今日の上醍醐と下醍醐の形となった
三宝院はもう少し後の時代、12世紀の平安時代に建立されたそうです

伽藍の見所は五重塔と弁天堂
長い参道を進むとまずは五重塔が見えてきます

    



清瀧宮本殿です

    

木々の間に佇み静かに拝観客を見つめていました
参拝して振り返ると清瀧宮拝殿の脇から五重塔が見え隠れ

        

五重塔の拝観を終え、今度はもう一つの名所弁天堂に向かいます
ここから先は森の中の様な場所を歩くことになります

    

新緑の木々の下を歩くのは本当にいいですねぇ
日ごろの雑多を忘れて歩くにはとにかく最高
訪れた日は快晴でとにかく暑かったのですが、ひと時の清涼も頂けました

鐘楼堂までたどり着けば弁天堂はすぐそこ

        

木々の中にある鐘堂ですが、なかなかに情緒がありますよ


もう大講堂がそこに見えています
大講堂の横が林泉
そこに橋を架けて建っているのが弁天堂です

    


    

ほうら、弁天堂が見えてきた
朱色が緑に映え、林泉に逆さ映りしてとっても綺麗でした

        

大講堂方向も撮影

    

きっとあなたに合ったステキな景色に出会えるはずです

この後三宝院も拝観したのですが、こちらは撮影禁止
屋内だけでなく庭園も撮影禁止なので写真掲載は出来ませんでした
感想をいえば、特別名勝に指定されているのが理解できる庭園です
池泉回遊式庭園で、池と島と橋と滝
てんこ盛りで、惜しげもなく使われている巨石
戦国時代の武将の心意気を感じさせる庭園でした

        
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三室戸寺、最終章

2007年07月18日 | 京都散策
朝8時半の拝観開始に入って、写真を撮り続けました
ふと気がつくと9時半を回っています
時間を忘れて撮影していました

    

日差しはとても強く暑いくらいです
小雨の方があじさいには向いているかな?
昨年は雨の中での撮影が多かったので、まあ違った写真も撮れるかもしれないと汗だくで撮影を続けました

    

用水路沿いのあじさいがいい色です
直射日光があたらない場所の方が今年は色が濃いようですね
梅雨の時期の花ですから、やっぱり日光は苦手なのかも?

あじさい園での撮影も一休み
本堂の方へ向かってみることにしました

あじさい園を出て、山門からの参道に着くとテレビ局の方々が忙しそうに働いてみえました

    

聞いてみると、11時からの生中継の準備をしているとのこと
生中継ともなると3時間前からスタンバイらしいです
園のあちらこちらに中継用のケーブルをADの方が運んでいました

    

本堂に上がると蓮の葉がお出迎え
前回訪れたときから比べるとすごい成長振り
まだ、花は一部がツボミの状態で、見ごろは一ヶ月後くらいかな

本堂でお参りしてから、お土産を購入
毎年買っている、コンペイトウのあじさい
ビニールに包まれた色とりどりのコンペイトウがまるであじさいのようになっています
三つで1000円

二セット購入して振り返ると、一輪だけ蓮の花が咲いていました

    



本堂には大勢の観光客の方々がいらっしゃいました
あじさい園にいるとあまり目に付かなかったのですが、拝観開始より1時間が経過して続々と参拝に訪れているようです

    

階段の脇で振り返り一枚
また来ますからね


この三室戸寺
入り口と出口が違い、出口はあじさい園を越えた向こう側
再びあじさい園を歩きます

    

色とりどりに咲いたあじさい

    


    


    

今年も堪能させて頂きました
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