雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

地蔵川2

2010年09月29日 | 滋賀散策
醒ヶ井宿
先の記事で
中仙道61番目の宿であると記した

   

この街道宿には
遙かな昔から
豊富な湧水が
街道に沿って
流れている

   

暑中見舞いが一番似合う頃
この地蔵川に沿って
幾本か花を咲かせている
百日紅が

   

地蔵川にはらりと
紅の花弁を落とす

   

流れに沿って
目にも鮮やかな花弁が
流れついた先には
梅花藻の浮島が

       

白い淡い梅花藻に
原色の百日紅
意外と似合うじゃないか

   

そう思いますか
蜻蛉さん

年間を通じて
14℃前後の湧水の川

       

川面の涼しさが
眺めているこちらにも伝わってくる

   

確かに

   

この川の周辺では
気温が数度低く感じるのは
決して間違いではないだろう
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地蔵川

2010年09月28日 | 滋賀散策
宿場町つながりで
中仙道を更に西へと進み
滋賀県の東の入り口付近にある宿場町
醒ヶ井へと足を向けた

       

醒ヶ井宿は
江戸は日本橋から
数えること
61番目の宿

   

中仙道は69次

       

醒ヶ井まで至れば
終点の地
京都は三条大橋までは
あと一歩の地

   

醒ヶ井宿は
日本書紀にも登場する
居醒泉から名付けられている

   

街道宿に沿って
地蔵川が流れていて
夏の時期
この川には
梅花藻が咲く

      

夏も真っ盛り
涼しげな川面は
その期待を裏切らず

  

足を浸せば
驚くほどの冷たさを味わえる

      

ここを訪れた
本当の訳は
次回紹介しよう

      
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妻籠宿2

2010年09月24日 | 長野散策
宿場町というものが
形成されたのは、奈良・平安時代にまで遡るという

   

駅馬・伝馬の制度により
全国各地に
書状を伝える為政者のための施設として
宿場が設けられ
宿場が中心になった町を宿場町と呼んだ

       

現在
全国の各地で
宿場町の面影を残すものは
その、多くが江戸時代になってから整備されている

   

東海道
中仙道といった有名な街道から整備が進められていった

       

もちろん
宿場の前身が駅馬・伝馬制度だったのだから
公用人馬継立ての
人馬は常備
そして
公武のための宿泊施設があった

      

街道を行き交う人は
公武だけではなく
やがて町人や商人といった者たちも
街道を歩くようになり
旅籠
木賃宿
茶屋
といった施設も整備されていった

   

今日では
交通の要所という役目を
鉄道網や
高速道路
幹線道路に譲り

   

観光の要所と変わったが

       

町並みの風景は
懐かしさだけでないものを
届けてくれる気がする

   
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妻籠宿

2010年09月22日 | 長野散策
中仙道は
江戸は日本橋から
京都、三条大橋へ至る
山の道

   

日本橋から数えて
42番目の宿が妻籠宿
69次の42番だから
ずいぶんと京都に近づいたかというと
そうでもない

   

妻籠宿までの道のりは
まさに山の道
中仙道はこの宿から先
比較的平地が多くなるので
宿と宿の間隔が広がる
地図で見ても解るが
この辺りはちょうど中間地点となる

   

幹線道路として整備された国道19号線から
ほんの500mほど東へ反れた位置にあった事と
早くから景観整備に努めたことで
この宿は
昔の風景を残してくれている

   

昼間は多くの観光客が歩く
寺下の町並みも
夕闇が迫る頃にもなると

       

涼しげな風が流れる
片田舎の風景に戻る

   

この時間が
此処には一番似合う

   

木曽の山に抱かれ
懐かしい風景を残すこの宿場町を

       

観光客が去り
露店が閉店した頃
歩いてみよう

   

きっと
良い発見が
ある筈である

続く
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八海山大神

2010年09月21日 | 長野散策
御嶽参拝

   

丁度
五合目には
八海山大神が祭られている

       

鳥居の前には
「め」

   

眼病平癒に効果がある
と、される神社である

   

訪れた日も
行者姿の多くの人が
この神社を訪れ
眼病平癒を祈願していた

       

越後国八海山大頭羅神王
上野国武尊王を
黒石に勘請

       

境内に沸く水は
眼病に効果があるとされ

   

訪れる人が絶えない

   

八海山大神の周辺には
宿泊施設もあり
昭和の風景も残されている

   

帰り道
立ち寄ってみた
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御嶽山2

2010年09月17日 | 長野散策
御嶽山の2回目

       

標高2,000mの高地
ここは高山植物が地を覆っている

   

御嶽山は標高3,000mを超える
高山としては最も南に位置する山である
その表記は
「御嶽山」とも「御岳山」とも書かれる

       

古くから信仰の山として知られ
この山に関する記述は数多い
今でも多くの人が
参拝に訪れている

   

その人の波に乗り
参拝

   

神聖な信仰の山
御嶽山

   

実は
この御嶽山
国定公園の指定がない

   

近くの山岳地である
飛騨山系はもちろん
全国の山系の多くが国定公園の指定を受けているのに
何故か指定がないのだ

  

理由としては
どうも
木曽檜にあるようで
良質な檜の産出地として
地元林業が反対したのだとも云われている

   

暑い夏は
高地に限るとばかりに
訪れた御嶽山であった

   
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御嶽山

2010年09月16日 | 長野散策
今年の夏は
猛暑が続いていた

   

北海道でも
猛暑の日があるほどだった
緯度が下がる
本州は尚更
連日の天気予報でも
アナウンサーが
猛暑という言葉を
何度使っていた事か

   

自衛策として
高地へと逃げたくなる
逃げ出した先は
御嶽山だった

   

単純に
標高が上がると
気温は下がる
気象学的には
100m高度が高くなるにつれ
0.6℃づつ
気温が下がる

       

御嶽山へ
車で訪れるとすると
最上部の駐車場は2000m超

   

理論的には
20℃を下回る気温になる
連日、猛暑日を記録する下界を抜け出し
辿り着いた先は
雲上の天国だった

       

晴れていれば
日差しはそれなりの暑さを与えるが
この日は
ちょうど雲海の中にあった

      

おかげで
気温は18℃前後
その日
自宅周辺の気温は
35℃を超えていた

   

ああ
丁度良い時に
御嶽山を訪れることができた

       

続く
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ロータス館のスイレン2

2010年09月14日 | 滋賀散策
水と花

      

当然切っても切り離せない関係だが
花は水が加わると美しく輝く

   

花の撮影で
意図的に霧吹きなどで
水滴を
花弁に付着させたりもする

      

スイレンは
元々
水辺の花

   

水と花の美しさを
改めて感じさせてくれる

       

訪れるたび
スイレンの
可憐な姿に癒される

   






ロータス館を出て
再び
ハスへ

      

痛いくらいの
日差しの下

       

眺めるハスは
輝いていた

   

以上
みずの森からの写真の数々でした
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ロータス館のスイレン

2010年09月13日 | 滋賀散策
みずの森のロータス館

      

何度目かの訪問になる
冬の頃
色に飢えた時期に訪問したくなるのだが
烏丸半島でハスが咲き誇るころにも
訪れてみたくなる

      

水面ギリギリや
茎を伸ばした先に
可憐な花を咲かせる

   

クロードモネが愛した花

      

彼の作品で登場するスイレンは

水面ギリギリで花を咲かせている

       

これが
重要なことで
温帯地方のスイレンは
水面ギリギリで花を咲かせる

   

茎を伸ばして
水面上で花を咲かせるスイレンは
熱帯地方産

  

モネの時代
アクアリウムは実現していない

   

絵画からも
植生が解る
典型的な例

   

続く
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烏丸半島のハス3

2010年09月10日 | 滋賀散策
一蓮托生という言葉がある

       

仲間同士
行動を共にすること
という意の四文字熟語

       

この
熟語の語源は
ハス

   

死後、極楽浄土に往生し
同じハスの花の上に
生まれ変わって
身を託そう

       

というのが
元々の意

       

極楽浄土での再会が語意であったが
それが何時の頃からか
悪い結果が予想される時に
使われるようになった

       

どこで
どう間違ったのか

       

そこが面白い

   

ちなみに英語で書くと
to be in the same boat
share someone's fate

   

解ったような
解らないような
不思議な気分になるは
別の話
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烏丸半島のハス2

2010年09月09日 | 滋賀散策
前回は
ハスの名前について少しだけ書いた

       

原産地は
インド

       

インドだからだろう
プラーナ聖典にも
このハスは登場する

   

咲く場所が
泥の中
そこから
水を弾く葉が伸び
ピンと伸びた茎から
花弁を広げる

       

その佇まい
確かに
美しい

  

仏教においても
仏の智慧や慈悲の象徴として
この花は
登場する

       

そういえば
奈良の大仏の台座は
ハスの花びらだった

       

原産国のインドだけでなく
日本においても
仏の位を得た花

   

撮影にも力が入る

       

続く
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烏丸半島の蓮

2010年09月07日 | 滋賀散策
はちす

   

そう書くと
何のことか解らない

   

何の事か?
そう
問われたら

   

蜂の巣と答えよう

       

でも
実は花のこと

   

花弁が蜂の巣のような形状をしている

   

ああ、なるほど
そうか
ハスの事か

   

転訛だったのだ

       

もっとも
この花
水芙蓉
芙蓉
不語仙
池見草
なんて別名も持つ

       

続く
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ガーデンミュージアム比叡4

2010年09月06日 | 滋賀散策
ガーデンミュージアム比叡の最終回

   

季節の花を咲かせ

   

庭園内には

   

モネ
ルノワール
ゴッホ
といった、美の巨匠たちの作品を
陶板で再現し
飾ってある庭園

   

現実を忘れたくなるほどの
美しい風景が広がっている

       

絵画に興味がある人も
初めて巨匠たちの絵画に触れる人でも
この庭園の美しさは
きっと心に
訴えてくることだろう

       

4回に渡り

   

ここの風景を紹介した

       

次回は
別の季節に訪れ
違う風景を楽しんでみたいものだ
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ガーデンミュージアム比叡3

2010年09月03日 | 滋賀散策
ガーデンミュージアム比叡の3回目

ミュージアムは駐車場側からだと
徐々に登ってゆく段々畑のような構造になっている
駐車場側のプロバンスゲートから入り
奥へと進んだ

   

ミュージアムショップ前の
花の庭は
ファームの雰囲気を漂わせていた

   

ライラック
アイリス
ダリア
ひまわり
ゼラニウム
などが咲く庭

   

そして
ショップの窓からは

       

額縁のように
花の庭を観賞できる

       

壁に掛けられた
絵画もまた
観賞に一役買ってくれている

   

ショップで
土産物を物色したら

   

そのあとは
カフェへ

       

テラスに座り
バラの花を観賞した後

       

ゆっくりと過ごす時間は最高だ
訪れた日は未だ
午前中は
涼しい風が流れていた

続く
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ガーデンミュージアム比叡2

2010年09月02日 | 滋賀散策
ガーデンミュージアム比叡
天空の楽園というイメージの持てるガーデン
ここには
世界の巨匠の見たであろう風景が再現されている

   

クロード・モネ
フランス人画家

       

光の画家とも云われる人物
本名は
Oscar Claude Monet

   

ガーデンミュージアムには
彼の描いた風景画再現されていた

       

絵画
そう聞くと
美術館を連想してしまうが

   

自然の下
陶板に描きなおされた絵画を見ると
こちらのほうが美しいと思ってしまう



モネの絵で
一番好きなのが
この日傘を差す女

   

美しい


段々畑のように
徐々に登りながら観賞し続けるガーデンミュージアム

   

       

登った先には
ミュージアムショップ

       

次回はミュージアムショップ周辺の風景を紹介

   

続く
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