雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

南堀江

2024年06月30日 | 大阪散策
水路が発達した一帯



川周辺には輸送に便利なため
木材屋や家具店が増えていった



高度経済成長期には
多くの人々がここで家具を買い求めていった



もとは
橘通りと呼ばれていたが



橘がミカン類というところから



今では
みかん=オレンジで
オレンジストリートと呼ばれている



隣接するアメリカ村が
若者の街なら



堀江は大人の街



お洒落で
小奇麗な店が並ぶ界隈



ふらりと
撮影して歩いた

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路地

2024年06月17日 | 写真
都会の垢



吹溜りのような垢は
大抵は路地に積もる



そういう空間には
一種の法則があるのか



同じような景色が広がる



街を散策し
カメラ片手にその風景を納めてゆくと



ついそういう風景を
知らずのうちに撮影している
自分がいる



知らないビルに
ふらりと入りこむと
幾何学化する都会の風景から
取り残された
昭和が香る



そういう都会の垢が
無性に恋しい



今日も今日とて
そういう風景を見たくて
都会を歩いてしまう



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旧居留地区

2024年06月08日 | 兵庫散策
神戸村に設けられた
外国人の居留地



そういってしまうと
身も蓋もないが



東は生田川
西は鯉川
南を海
北を西国街道
に囲まれた空間



安政五カ国条約に基づき



外国の治外法権が及んでいた地域



それが居留地区だった



そう記すると
まるで
日本の治外法権地帯として
数々の不幸があったようにも
思われるが



後の歴史学者によると
居留外国人を中心に組織された自治機構により
運営は極めて円滑に行われ
日本側との関係もおおむね良好であったそうだ



今日では
碁盤の目のように走る通りと
レトロな外観の建物により
見え麗しい空間となっている

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都会の垢

2024年06月02日 | 写真
都会の年輪



常にどこかで古い建物が取壊され
常にどこかで新しい建物が構築される



一様にではなく



部分部分で



新旧がごった煮
同じ地区で一斉に様変わりすることもあれば
点々と様変わりすることもある



街を歩くと
そういう風景に出くわす



近代的なビルの横に
戦後まもなく建てられた
コンクリートすら朽ちよとするビルがある



懐かしむように



慈しむように



撮影を楽しむ
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