雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

旧居留地区

2014年10月31日 | 兵庫散策
イギリス人技師
J.W.ハートが設計した区割り



碁盤の目のように区分けされ
背の高い
石組のビルが立ち並ぶ



当時は
かなりモダンな地区だったことだろう



経済や政治の主流から外れた神戸



こちら旧居留地区も
老朽化した古いビルのオフィス街
と評されるまで衰退するが



80年代に入り
旧神戸商工会議所ビルの保存運動が興り
復興が始まった



ブランド店が出店し
街は急速に復旧



今では
日本を代表するモダンな地域へと生まれ変わった



余談だが
旧居留地区の西隣に中華街があるのは
居留地区形成当時
条約未締結国であった清国の華僑が
居留地には住むことができず周囲に住居地域を形成した所以だとか

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橋の科学館

2014年10月29日 | 兵庫散策
明石海峡大橋
巨大なアンカレイジの袂に



その記念館は建つ



展示施設に入ると
最初に見えてくるのが
明石海峡大橋の模型



明石海峡には激しい潮流がある



そして架橋予定箇所の地質
吊橋が最も深刻な影響を受ける

地震
船舶航行など



様々な紹介を
模型の展示で見ることができる



使用される材料も
徹底的に拘り
造られた橋



館内では
3Dの映画も楽しめる



そして
館内で一番目立つのが
風洞実験で使われた
全長40mの模型だ

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明石海峡大橋

2014年10月27日 | 兵庫散策
世界最長の吊り橋



全長3,911m
中央支間1,991m
主塔高海面上298.3m



この橋の
事業計画が発足したのは昭和30年
起工式は昭和61年



主塔の工事開始は平成元年



両主塔の完成は平成5年と
5年間の工期を要している



その後1年間をかけ
ストランドが渡される



補剛桁の架設は平成7年から始まり
翌年
橋はつながった



運用開始は平成10年から

長い年月と
人類の英知を結集して渡された橋



阪神淡路大震災で
全長が1m伸び



冒頭に記した橋の数値が
端数となっているのは有名な話だ

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孫文記念館

2014年10月24日 | 兵庫散策
現存する中では
日本最古のコンクリートブロック造建造物



3階建八角堂がシンボルの「移情閣」



それが
辛亥革命の父と仰がれる孫文の
記念館となっている



元々
この建物は
華僑の貿易商
呉錦堂の舞子海岸別荘
松海別荘内にあった八角形の中国式楼閣



戦後
呉家から神戸中華青年会に寄贈され
華僑の集会所として使用された歴史を持つ



やがて荒廃していたが
再建運動が興り



昭和59年に
孫文記念館としてオープンするに至った



明石海峡大橋開通を前に
現在地へ移築されたのは平成12年の事



独特の外観と
内装を楽しめる

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旧武藤三治邸

2014年10月22日 | 兵庫散策
衆議院議員
武藤山治が別邸として建てた屋敷



明石海峡大橋建設に伴う
国道二号の拡張工事により



洋館のみが
移築再建されている



コロニアル様式を
基礎デザインとし
円形ベランダが特徴的なこの屋敷



元々は
洋館と和館
そして撞球室の三棟だったそうだ



洋館のみは
所有者であったカネボウから
建物
家具
絵画
調度品
蔵書等の寄贈を受け移築



洋館の西側にある管理棟は



撞球室(いわゆるビリヤード室)の外観をしているそうだ



再建された屋敷からは
明石海峡大橋がよく見える

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旧木下家住宅

2014年10月20日 | 兵庫散策
JR舞子駅の北東側



舞子公園の一角にある
数寄屋造りの近代和風建築



竣工したのは昭和16年



又野良助という人物の
邸宅として建てられた



この屋敷が
旧木下家と名付けられているのは



昭和27年に木下吉左衛門が屋敷を買い取り



その子孫が



平成12年に
兵庫県に寄贈したためである



昭和初期築の
和風住宅の構え
中庭
前庭も含め
ほぼ完全に残っていることから
登録有形文化財に登録されている

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錦市場

2014年10月17日 | 商店街 市場
京都四条通の一本北



錦小路通の商店街



新鮮な旬の食材が
店先に並び
道幅4mに満たない小路に店が並ぶ



市場の歴史は平安時代に遡り



江戸時代には
魚問屋の称号を与えられている



当然
鮮魚屋が多いのだが



立ち並ぶ商店は
多岐にわたり



食べ歩きもできる



行き交う観光客に占める外国人の割合も増え
世界的に認知度を増した錦市場



品質のよさと
豊富な品揃えが
訪れる人を惹きつけてやまない

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京都芸術センター

2014年10月15日 | そうだお金を使わずに京都を巡ろう
室町通蛸薬師下る山伏山町にある
文化施設



元は小学校校舎



明倫小学校を改修して造られた施設



館内は
造形作品の制作室や展示スペース



公演に使える講堂や大広間などがあるほか



京都の芸術
文化情報の提供
交流のための施設として使用されている



校舎を改装して造られたスペースであり
見かける風景は
どこか懐かしく



特に用事が無くても
立ち寄りたくなる



施設一階には
カフェもあり
休憩にもお勧めである



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輪違屋

2014年10月13日 | 京都 特別公開
輪違屋は
島原の置屋兼お茶屋



今でも現役で
営業されている



創業は江戸時代初期
当時は養花楼と呼ばれていた



ここは京
一見さんお断り



観覧謝絶の札が門前にある



普段は敷居の高いこの屋敷も
2014年の夏の特別公開で
一般公開が為された



屋敷は二階建てで
先に紹介した角屋と比べると
ずいぶんとこじんまりしている



浅田次郎の小説
「輪違屋糸里」にも登場するこの屋敷



見学する良い機会を得た

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角屋

2014年10月10日 | 京都散策
柳馬場二条に
傾城町「柳町」が開かれたのは
天正17年のこと



治世が
豊臣家から徳川家に変わると



柳町は島原に移転させられる



当時の島原は京のへき地



訪れる者たちも
西本願寺の端から西へと続く
おっかなびっくり歩いて訪れたことだろう



角屋は揚屋



島原で営業を始めたころは
二代目徳右衛門が治めていた



揚屋は
太夫との逢瀬の場



客は揚屋で
招きたい太夫の名を伝票に記入
妓楼にもたせ
娼家はひきかえに
その遊女を揚屋におくる



そんな当時の風景が
見えそうな気がした
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宝巌院

2014年10月08日 | 京都散策


臨済宗天龍寺派寺院
天龍寺の塔頭
宝厳院



庭園に詳しくない人でも
こちらの庭は
どこかで見たことがあるかもしれない



時代劇などの撮影が
よく行われている



作庭自体は非常に新しい



開山自体は古く
寛正2年というから
室町時代のころ



当初は京都市上京区にて創建



明治時代に入って
河川工事によって寺域が買上となったことから
天龍寺塔頭の弘源寺内に移転
平成14年
現在地を購入して移転



しかし
そんな歴史を感じさせないくらい
庭園は落ち着いた風景を見せてくれる

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大河内山荘

2014年10月06日 | 京都散策
大河内傳次郎が
別荘として造営した回遊式庭園が存在する



大河内傅次郎が生涯をかけ
造園した庭園



造園の動機は
長期保存が難しい当時のフィルムに比べ
長く姿を留まらせる
庭園に美を感じたためとか



場所は
小倉百人一首にも登場する
小倉山の南東面



この屋敷には
当時
傅次郎と共演した
数多くの俳優陣が招かれたと伝えられている



高峰秀子
片岡千恵蔵
山田五十鈴
京マチ子といった面々だったとか



起伏に富み



複雑な地形を
独特の美意識で庭園へと造作した傅次郎



彼も見たであろう風景が
今でも此処にある

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梅小路蒸気機関車館

2014年10月03日 | 京都散策
創業は
昭和47年と
半世紀ほどの歴史を持つ



ここは蒸気機関車の
保存展示施設



各地にある
鉄道記念館とは違い



ここは展示だけでなく
蒸気機関車の整備点検も行っている



そして
一際目を引くのが転車台



この設備
現役で
展示施設でもある
扇型庫に停車する蒸気機関車はもちろん
整備点検などの方向転換にも使用されている



こちら
梅小路蒸気機関車館
近い将来
日本最大の鉄道博物館へと変貌する



オープンは
2016年とか



あと二年
楽しみである

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有馬温泉

2014年10月01日 | 兵庫散策
日本三古湯の一つ



江戸時代の温泉番付によると
当時、最高位である
西大関に格付けされた温泉



それが
有馬温泉



急斜面に
這い蹲る様に
町はある



泉質は
湧出場所により異なっている



塩分と鉄分を多く含み
褐色が特徴の含鉄塩化物泉



ラジウムを多く含む
放射能泉



炭酸の含有量が多い
炭酸水素塩泉



一つの温泉街で
幾つもの源泉があるのが
ここ有馬温泉の特徴



信州の温泉に慣れた身にとっては
外湯が無いのが残念ではあったが



温泉街での一休みは
良い骨休めになった

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