雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

大寧軒

2011年10月31日 | 京都 特別公開
秋の紅葉の写真が始まる前に
夏の写真も掲載しておかねば

あせりつつも
相変わらずのマイペースな
季節感無視の紹介





通常非公開



2011年の夏
夏の特別公開の一環として
大寧軒が公開された





南禅寺金地院の南
元は南禅寺塔頭大寧院があった



明治期に入り
廃仏毀釈と
南禅寺が
徳川家に所縁が深かった
という理由から



その敷地が
茶人であった
薮内家に払い下げられている



大寧院は
大寧軒と改められ



当時の当主
薮内紹智が作庭したのがこの庭園



池泉回遊式庭園



続く

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二葉館

2011年10月29日 | 愛知散策
日本人最初の女優
川上貞奴



彼女が名古屋の地で過ごした折の屋敷
二葉御殿と呼ばれたこの建物



内縁の夫が
電力王と呼ばれる
福沢桃介であったことから



当時としては信じられないほど
電気設備が完備されていた



毎晩のように行われる
晩餐会
電気仕掛けの噴水や
サーチライトまで





眩いまでに
光り輝く豪邸
それが
二葉館だった

当時の建物とは
外観も配置も変わってしまったが
屋内はその当時の面影を残している



今では
郷土ゆかりの文学資料などの
保存展示施設として



一般に公開されている

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撞木館

2011年10月27日 | 愛知散策
かつては武家屋敷が立ち並んだ地域が
明治時代に富豪たちの住宅地になったのは



さもありなん



ここ
撞木館は
大正期末期から
昭和期初期にかけて造営された
豪商の邸宅



文明開化ののち
豪邸の流行といえば
和館と洋館
両方を敷地内に建てる事だった



全国のあちこちに
同じような建物が現存している



意図は推測できる



日本の気候風土は
やはり和館のほうが生活しやすい



しかし
洋館への憧れもある



結果が
和洋折衷



井元為三郎が当時見たであろう風景
今日でも楽しめるというのはありがたい
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炎天下の街

2011年10月25日 | 愛知散策
夏の日の記憶
不思議なもので
あの暑かった夏を
もう忘れようとしている
暑さとはどんなものだったか
応えられない自分が居る

暑い夏の記憶


街は巨大な温室



緑は少なく
いや、緑が少ないのではなく
土の地面が少ない事が主要因



早朝から降り注ぐ太陽光は
アスファルトの
コンクリートの
地面を温めだす



暑さに耐えかねて
営業のために
使いだすエアコンは
室外機から
室内を冷やす対価として
高熱を大気に放出する



昔の知恵から学び
緑で熱冷ましが出来れば良いのだが
そうも言ってられない



都会のオアシスは
ビアガーデンだけ?



茹だる様な大気の底で



それでも
多くの人が活動する



それを撮影している
自分も自分だが



よくも
この暑さで
歩き回っているものだと
つい感心してしまう

そんな夏のある日だった
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どまつり2

2011年10月23日 | 愛知散策
どまつりの2回目



先の記事で
この祭り
1999年に始まったと記した



元々は
北海道は札幌のYOSAKOIソーラン祭りにその端を発している
1992年に始まったYOSAKOIソーラン
北海道のソーラン節と
四国のよさこい祭りを掛け合わせた祭り



云わずと知れた札幌の一大イベント
YOSAKOIソーラン祭り
この祭りに参加しようと
名古屋学生チームが結成され
祭りに参加したが



YOSAKOIソーラン祭りへの参画がよほど感動を与えたのか
この思いを地元愛知で伝えたいと
1999年に名古屋でも始めたのだ



今では200を超えるチームが踊りに集まり
観客動員数も200万人を超える
巨大な祭りへと発展



踊りのルールはただ二つだけ



一つは
踊りの曲の中に
必ず地元の民謡の一節を加えることと



手に鳴子を持って踊ること



暑い夏の記憶
少しだけお届けした

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どまつり

2011年10月21日 | 愛知散策
どまつり



と書くと、まるで喧嘩腰のようにも聞こえるが



これは略称のし過ぎ



東海地方は日本のほぼ中央
そこで行われる祭り



だから「日本ど真ん中まつり」
略称して「どまつり」



1999年に始まり



名古屋の真夏の祭典として
以後、毎年開催されている



そんな事をすっかりと忘れ



所用で訪れた名古屋で
祭りに出合った



所用もあり



会場巡りは出来なかったが
偶然出会えた踊り子たちの
演技を堪能させてもらった

続く
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ランの館2

2011年10月20日 | 愛知散策
ランの館の2回目



この建物
先の記事で架空と書いたが
まさに架空だが
コンセプトが面白いのと
年中
選りすぐられたランが楽しめるので
お勧めな施設である



入館料は700円
安いと感じるか
高いと感じるかは人それぞれ





ここはランのアトリウムだけでなく
庭園も有している
それなりに広い空間で
ここが都会の中心にあることを
忘れさせてくれる



木々の間の小径を



のんびりと
散策するのも
お勧めな巡り方



鑑賞の後は
園内の施設で
ゆっくりとコーヒーの香りを楽しむのも良いだろう



デートコースにも最適



都会のオアシス
ランの館で
撮影を楽しんだ
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ランの館

2011年10月18日 | 愛知散策
単子葉植物の科のひとつ
Orchidaceae



世界中の亜熱帯から亜寒帯地方で
700属以上15,000種も存在し
ラン科は自生している
乱獲で絶滅も心配されるほど
その花は美しい



花は左右対称
そしてあまり知られていないが
虫媒花である



美しい花弁が好まれ
欧米では18世紀以後
熱帯地方の品種が盛んに持ち込まれ
育てられ



そしてより美しい形の花弁を求め
交配が行われ
品種はさらに増えた



名古屋の街のど真ん中
久屋大通と若宮大通が交差する角に
ランの館は存在する



この施設は架空のコンセプトに基づいて造営されている





欧州のある国
国の名は特定していないが
どこかの国の
ラン好きの外交官
アジョナ・オーキッド氏の邸宅



建物はスペインのパティオのある屋敷風
アトリウムの屋根は
ロンドン万国博覧会の水晶宮



その建物内で
ランは美しく咲いている

続く
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坂本の町

2011年10月16日 | 滋賀散策
坂本の町を歩いた
穴太衆積みの残る町並みをふらりと歩いたのだが
その折の写真は
何度か撮っているのでかなり適当に撮ってしまっていた



今回どうしても見たくて訪れたのが
日吉東照宮
日吉大社の南約300m
坂本ケーブル駅の南に鎮座





関西の日光とも呼ばれる神社である



創建は1623年
かの南光坊天海が建てさせたと云われている





創建当時は比叡山延暦寺の末寺であったものが
明治期の廃仏毀釈で
日吉大社の末社となったという経緯を持つ



祭神は
日吉大神のほか
徳川家康公と豊臣秀吉公
神となった戦国時代の英雄二傑が祭られている



本殿と拝殿は
石の間で連結されている
いわゆる権現造だ



内部の彫刻や色彩はまさに東照宮に似ているが

これは日光東照宮造営に先立ち
原型として
造作されている事に因んでいる



神殿内部への立ち入りが認められており
普段は神官のみの空間へと進んでの拝観だった



貴重な建物を
拝謁することが出来た
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ひまわり

2011年10月14日 | 岐阜散策
毎年
各所の休耕田で
ヒマワリが咲く



今では当たり前になり
全国あちこちで
ヒマワリ畑を見かける



毎年
何処かのヒマワリ畑を鑑賞してたが
今年は
岐阜県大垣市のヒマワリ畑を訪れた



訪れた時は
あいにくの雨模様



晴天の下で
精一杯咲くヒマワリを撮りたかったのだが
今年はお預けとなった



ヒマワリ
Helianthus annuus



食用としても有名で
ヒマワリの油は
大豆
菜種
などと同じように重宝される



一斉にこちらを向いて咲く姿
一種独特の景観



夏の風物詩である

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舎那院

2011年10月13日 | 滋賀散策
開基を弘法大師とする寺院は数多い



長浜の町
長浜八幡宮の東横に
この寺は在る



真言宗豊山派の寺院である
寺号は新放生寺
山号は勝軍山



度重なる兵火で
寺院の多くを失い
廃れていたが
長浜の領主となった
豊臣秀吉の加護を受け
再興している



ここは
芙蓉の寺としても有名





夏の時期
境内を覆い尽くすような芙蓉が
あちこちで花を咲かせる



Hibiscus mutabilis



早朝に咲き
夕方には萎む
一日花



雨の日に
訪れ鑑賞した
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長浜ふらり

2011年10月12日 | 滋賀散策
町歩き



町の活気について
思うことを書きながら
長浜の町を紹介



この町
云わずと知れた
かの豊臣秀吉公が築いた
当時は今浜と呼ばれた地
室町時代の初期に
佐々木道誉が出城を築いた場所であった
地の利の悪い小谷城を捨て
水路も整備された今浜へと城を移したのだ



城が完成すると
今浜の地を
長浜と改めている



年貢免除や賦役免除
さまざまな特典を付け
民を集め長浜繁栄の基礎を築き
今日、長浜の町は当時の活気を残している



地方経済はどこも苦しい



そんな中で
ここ長浜の町の商店街は
地方都市の商店街とは思えないほど
多くの人の往来がある



もちろんシャッターを下ろした
廃業店舗も少ない



観光集客を主眼にした商店街
成功した稀有な例かもしれない

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浅井歴史民俗資料館

2011年10月10日 | 滋賀散策
大河ドラマ
一大観光資源にもなる
NHKが毎年、世に送り出している1年ドラマ



平成23年は戦国の世を生き抜いた
3人の姉妹の物語
所縁の深い滋賀県は
観光資源として大河ドラマ「江」を
精一杯活用



ここ
浅井歴史民俗資料館も
大河ドラマの展示が為されていた



平成7年に開館した施設で



主な展示は
明治期の農家を模した茅葺の建物内にある



養蚕と糸とり
鍛冶屋
そして庄屋屋敷



農家の風景を再現し
展示してくれている



古きに触れ
それを撮影するのも楽しいもの



懐かしの風景を垣間見
併設された郷土資料館で
大河ドラマの展示も楽しんだ
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高山の町巡り

2011年10月08日 | 岐阜散策
高山巡り



JR高山本線や
高速道路などで
気楽に訪れることが出来るようになったが
その昔は僻地だった



険しい山
襞のように折重なる沢と尾根
狭い谷が幾筋も幾筋も伸びる陸の孤島



しかしながら
人が土着したのはずいぶんと昔のことで





縄文時代にはもう
この地で人が生活していたという痕跡が残されている



平安時代に至る前後
日本書紀にも飛騨高山についての記述が残されている



伽藍の寺院へ謀反に加担した僧が
高山の何処かの寺院へ流罪となったとの記述もある



時代が下って
室町時代の頃になると
飛騨は勢力を二分し
守護の京極氏と
国司の姉小路氏が覇を競う舞台ともなった



戦国時代を経て
徳川政権下になると
当初領主だった金森氏が
宝暦郡上騒動でお家断絶
移封後の飛騨は幕府直轄地となった



高山の町の歴史を少々紹介してみた
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高山の町並み

2011年10月06日 | 岐阜散策
久しぶりの訪問となった飛騨高山の町並み



高山
飛騨の小京都



古い町並みに沿って
ふらりと散策



かのミシュランガイドで
必見の観光地として取上げられて以後
町を歩く海外からの旅行者が多くなった



高山といえば朝市
宮川と高山陣屋前が有名



屋台は
店主との会話が楽しみ
この日も
いくつかの店で
店主の昔話を聞きながら
買い物をした





買い物の後は
古い町並みを散策



雑貨を物色したり



数多くある酒屋を巡り
新酒の試飲を楽しむのも
町巡りの楽しみ方のひとつ



続く
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