雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

産業技術記念館3

2010年08月31日 | 愛知散策
トヨタテクノミュージアム
産業技術記念館の3回目

   

エンジンは自動車の心臓部
初代から現代までのエンジンが展示してある

   

トヨタ初のA型エンジン
シボレーのエンジンを真似て造られた国産初のエンジン

   

時代はやがて
エコが云われるようになり
エンジンも様変わりしていく

  

雪だるまが一番食いついたのが
トランスミッション
この複雑なギアの塊り

絵になる

   

自動車の仕組み展示の下のフロアには
自動車生産工場を髣髴とさせる空間が広がっている

       

トヨタの最初の工場
挙母工場を再現しているとか

       

展示スペースに身の丈を越えるプレス機や
工作機械
エンジンブロック製造機械
ボディ造形工作機械と

      

圧倒される風景が広がっている

たっぷりと半日楽しめる
産業技術記念館
喫茶スペースでくつろいだ後

       

特別展示の蓄音機展も拝見

   

一番驚いたのが
田中久重作のからくり人形
最高傑作と謳われる「弓曳童子」が展示してあった

       

雨の日
暑い日
寒い日
ここは訪れるに面白いスペース

      




<お断り>

今回紹介の写真は前年撮影した写真を
サルベージして紹介しています
現在の特別企画は
「江戸の医術のことはじめ」を展示してあり
掲載したからくり人形展の展示はありません
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産業技術記念館2

2010年08月30日 | 愛知散策
トヨタテクノミュージアム産業技術記念館
2回目

    

繊維機械館から

大正・昭和初期の紡織工場の風景から始まる繊維機械館
紡績が道具から機械へと変革を遂げた歴史を
当時の機械を順番に展示し
その歴史を語ってくれている

   

途中
館員からの展示機械の実演も見れる
実演を聞きながら
紡績がどのように機械化、合理化が進められていたかを学べる

    

使用される繊維も
綿から化学繊維に変わっていき
やがて機械も全自動のものへと

   

最新機種は横糸をエアジェットで飛ばすものも開発されているとか



さて
ここで

       

産業技術記念館は自動車館へと移る

       

途中のデジタル空間で
初の自画撮り


普段何気なく多くの人が利用しているが
どう造られているのか
どう動いているのか
それを伝えてくれる

       

最初は昔の手作り時代の頃の工場の風景
こんな長閑に車が造られていた時代も有った

   

そのボディは
今では感じられない
温かさがある

      

       

続く
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産業技術記念館

2010年08月27日 | 愛知散策
トヨタ
日本を代表する企業
車から繊維まで数多くの関連企業を持つ
巨大な企業
そのトヨタグループが運営する企業博物館が
産業技術記念館

       

旧豊田紡織本社工場に1994年に創設された記念館である

    

ここはトヨタグループの発祥の地でもある

       

産業技術記念館は無料施設と
有料施設に分けられる
昔は町の片隅でよく見かけた
町工場で物が作られる風景
それが
何時しか工場群となり
一般の人が見ることがない風景となった

  

   

トヨタテクノミュージアム産業技術記念館では
そんな物造りの一旦を見ることが出来る

      

有料スペースは
繊維機械館と
自動車館に分けられる

       

最初は繊維機械館から

       

糸がどのように造られ
そしてそれがどう縫われたのか

      

何十台もの
かつての織機が展示されている

      

続く
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上高地帝国ホテル アルペンローゼ

2010年08月26日 | 長野散策
帝国ホテル

       

国内に3カ所
帝国ホテルは営業している
東京と大阪
そして、ここ上高地

       

年商500億円を超える
ホテルチェーンの老舗

       

ウェストン祭を見に
上高地を訪れる時
必ずと言っていいほど訪れているのが
上高地帝国ホテルのレストラン
アルペンローゼ

   

   

上級のサービスと
極上の料理を頂ける
上高地という雲上の楽園
食事は更に美味しくなる

       

一番の好みは
伝統のビーフカレー

       

それとも特製ハヤシライス?

   

   

でも女性は
オムライスとハッシュドビーフのほうが好みかも

   

オコジョ君は
どちらが好みかな?




以上
6回に渡り
今年も上高地を紹介
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上高地 ウェストン祭

2010年08月25日 | 長野散策
手作りの祭典
ウェストン祭

   

第64回
ウェストン祭が今年も
6月の第一土日曜日に催された

   

土曜日は
徳本峠越え山行
現在は釜トンネルが整備され
バスで行ける上高地であるが
かつては
徳本峠越えのルートしかなかった

       

かの芥川龍之介も歩いたらしい
山道を約10時間ほどを要して
踏破する

   

そして日曜日には
ウェストン碑前で
ささやかな祭典が
日本山岳会信濃支部主催で
催される

       

毎年
この祭りに参加させてもらっている

       

記念の手拭は
今年で片手の数を超えた

       

そびえる山々に木霊する
子供たちの笛の音

   

今年も
テレビ局の中継が訪れていた

      
コメント (8)
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上高地 4

2010年08月24日 | 長野散策
上高地は地上の楽園

   

訪れた6月の第一週の週末
早朝は
手が寒さで痛くなるほどの気温

   

日差しが頭上に近づく頃
半そで姿でも十分なくらいの気温となり
日差しを受けた
梓川も
エメラルドグリーンに輝く

      

その頃には
上高地のシンボルともなっている
河童橋では
多くの人が往来し
ここが高地だということを
つい
忘れてしまう

   

でも
植生はやはり高地
白樺の木々が
それを教えてくれる

        

もちろん
梓川は
足を浸けられないほど
冷たく
澄み切っている

   

上高地は
新緑の頃訪れたい

   

薄く淡い緑の葉

        

自然が守られている
そう感じさせられる風景が広がる

        

上高地の自然を楽しめた
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上高地 3

2010年08月20日 | 長野散策
上高地

   

最近
ネイチャー文化が一般にも浸透し
多くの人が自然を目指してゆくようになった

   

良いことなのだが
時に人は失敗する
この上高地でも
なるべく自然を守ろうと
マイカー乗り入れ禁止や
ゴミの持ち帰りを推奨
今年からは、歩きたばこ全面禁止

       

多くのボランティアや
愛好家
そして、マナーに守られて
自然を慈しんでいるが

   

人心が
時に自然を壊す

   


昔はあまり見掛けなかった
数が少なかったというよりも
人目に付く位置まで近づかなかったというのが正しいだろう

   

ところが
多くの人が上高地に入り込むと
偶然見かけた猿に手持ちの菓子などを与える者も居る

  

それが、猿を間近に近づける

       

自然を守るのは難しい

   

続く
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上高地 2

2010年08月19日 | 長野散策
林間を歩く

       

静まり返った空間で
鳥の囀りだけがBGMとなる

  

上高地は高原の平野
林間を抜けると
やがて見えてくるのは
朝露に濡れた園

   

自然の恵みは水から

       

水は万物の恵み
美しい自然を創り出すには
清流は不可欠

      

枯れ散る草花もあれば
これから生命の息吹を始める
草花もある

   






ここは1,500mの高地
見上げれば
更に高みがあるのは判るが
今はこの高さで満足

       

反動で
見下ろした下には

   

先ほど見た瑞々しい自然を創り出す
清らかな塊り

  

差し込む朝日に
川面は万華鏡のよう

続く
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上高地

2010年08月17日 | 長野散策
暑い夏
今年は盆を過ぎでも
暑さはまだ続くようで
夏本番の天気予報
暑い時期に
少し、涼しい風景を紹介しよう





上高地
毎年
6月の第一週日曜日
訪れている
地上の楽園

  

標高1,500mという
高地に在りながら
広大な堆積平野を持つ
日本唯一の高地の平原

   

未だ彼方にそびえる山々には
雪渓が残る頃
上高地を訪れた

       

早朝
まだ気温は一ケタ

       

汗ばむような早朝を迎えていた
先日とは違う爽快感

  


いうよりも
カメラを持つ手が冷たくて悴む

  

空気も澄み渡り
無風の大正池は
天然の鏡になる
ああ
この景色が見たかった

       

空気を撮影

   

そう
空気を撮影したのだ

   

続く
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大賀ハス

2010年08月16日 | 写真
大賀ハス

   

その種は
タイムカプセルだった

       

発見されたのは昭和26年のこと
千葉県の印旛沼から排水目的で掘られた花見川下流湿地帯

   

地下約6メートル
泥炭層から
一粒のハスの実が発掘された

   

大賀博士は
この実を育て
翌27年に
ピンク色の大花を咲かせたという

      

後に
この実がいつ其処にあったのか
放射性炭素年代測定が行われたが

   

結果、2000年以上前
弥生時代の頃の実であることが判明する

       

この古代ハス
その後
根分けされ
日本全国や
世界にも交友親善で送られている

   

直射日光が痛くなる季節

   

優美な花を撮影してみた
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旧豊田佐助邸

2010年08月13日 | 愛知散策
名古屋城の東側の一帯
かつては尾張藩の中流クラスの武家が立ち並ぶ一帯だったという

       

名古屋の商業地帯は
昔も今も城の南側
いわゆる栄とか呼ばれている地帯であるが
城の東側は
武家屋敷が並ぶ
凛とした一角だったという

   

明治期に入り
この地帯に
起業家や文化人が住み始め
武家屋敷に替わり
モダンな建物が
立ち並ぶ地帯となった

   

そんな一角に
発明王と呼ばれた豊田佐吉の弟
豊田佐助の屋敷はあったと云う

   

自動織機を開発した
豊田佐吉を助け
トヨタグループの礎を築いた人物

   

和洋折衷の建物は
今でも
当時の生活ぶりを忍ばせている

   

建てられたのは大正12年の事というから
もう約1世紀も前のこと

   

洋館と和館がつながっているが
洋館の二階部分の室内は
和の空間という
当時の世相を
伝えてくれるような
室内構造となっている

   

以上
3回に分けて
名古屋の
文化のみちを紹介しました

       
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橦木館

2010年08月12日 | 愛知散策
橦木館
「しゅもくかん」と読む

       

井元為三郎という
少々財をなした
陶磁器の加工問屋が居た

   

明治時代後半
サンフランシスコに貿易会社を持ち

       

極東地域でも
シンガポールやビルマにも進出
陶磁器だけでなく
医薬品や雑貨も扱う

   

今でいう総合商社のような事を行っていた人物

   

大正時代終わり頃から
昭和初期にかけ
この屋敷は建築されている

       

和館と洋館
二棟の蔵
茶室が今でも
当時の面影を残している

   

住む人が居なくなり
荒れ放題だったこの建物を
市民グループが借り上げ
文化サロンとして蘇らせた

   

今では
演劇やコンサートなどで
人々の往来が絶えることのない
名古屋の有名観光地となっている

   
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二葉館

2010年08月10日 | 愛知散策
日本で最初のアクトレス
そう書けば
誰のことか判るだろう
川上貞奴の事だ

   

才色兼備の芸妓
伊藤博文
西園寺公望など
名立たる元勲が贔屓にしたらしい

   

書生芝居の川上音二郎との結婚はあまり幸せとは云えなかった
しかし
その不幸が却って貞奴を女優への道へと進ませることとなった

   

1899年
日本から逃げるように飛び出した
サンフランシスコ公演で
女形の俳優が死亡
急遽、貞奴が役者として舞台に立つことになった

   

公演当初はそれほどの人気が出たわけでなかった
それが、興行師が公演代を持ち逃げし
餓死寸前でたどり着いたシカゴで
鬼気迫る迫真の演技が
大女優への第一歩となったという皮肉な話もある

   

夫とは死別し
その後のバッシングで日本初の大女優の冠を懐いたまま
舞台から去った
それでも
婚前の初恋の相手
福澤桃介と婚姻

   

1920年頃
2人は名古屋に邸宅を構える

       

「二葉御殿」と呼ばれる
政財界など各方面の著名人が集うサロン

       

今では
文化のみち二葉館として一般に公開されている

   
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夏のある昼下がり

2010年08月09日 | 滋賀散策
日本の夏

   

暑さと湿度の戦い
それが日本の夏

       

団扇は中国古来の熟語
ハエや蚊を打ち払う
そういう意味を持っているらしい

  

エアコンで冷やされた部屋も良いが
水を打って冷やした庭先の縁側で

       

虫や鳥の鳴き声でも聞きながら
団扇でも持って涼をとるのが日本流だろう

       

暑中見舞い

   

申し上げます

   

今年の夏は冷夏だと言われたが
どうしてどうして
季節は暑くなる事を忘れていなかった

   

どうか
これ以上
暑くなりませんように

       
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五個荘 散策2

2010年08月06日 | 滋賀散策
近江商人の屋敷は
大抵
冬の季節
雛祭りの頃訪れていた

       

今回は
暖簾の展示があると聞いて
訪れてみた

   

「近江の麻」

   

近江ちぢみ
湖東地方では
古来より湿地の地

   

麻は強靭で耐水性にも優れている
なるほど

   

豊かな水を湛える琵琶湖の湖東にあり
愛知川という
鈴鹿山麓からの絶えぬ水源がある

   

そうか
ここは
麻織物に適していたのだ

       

近江商人の屋敷で
催されていた暖簾展

       

楽しく拝見した

   
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