雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

醒ヶ井養鱒場

2023年07月29日 | 滋賀散策
県立淡水魚養殖・研究施設



この施設が造営されたのは明治12年のこと



一時、民間に払い下げられるが
再び県営施設となり



ニジマス
アマゴ
イワナ
など清流の淡水魚を育てる



施設内は
淡水魚の香りが広がり
独特の生臭さが周囲を覆う



数百万匹にもおよぶ淡水魚たちが織成す風景







撒き餌が売っており



群がってくるニジマスを見ることも出来る

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八幡堀

2023年07月24日 | 滋賀散策
この町を発展させたのは豊臣秀次



堀の背後に控える鶴翼山、通称「八幡山」と呼ばれる
標高280mほどの山頂に山城を造営する



城下町は
山麓南の平野部に形成



その城下町に
防衛(水郷)と物流のため
全長6kmもの水運を設ける



水運を商船が行き交うことで
後に、近江商人と呼ばれる商人たちを生むことになる





戦後、舟運は廃れ
長年放置された結果、汚泥が溜まり異臭を放つようになる



その後
よみがえる近江八幡の会の発会により修繕が行われ
今日、美しい風景が蘇る



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佐川美術館

2023年07月14日 | 滋賀散策
佐川急便創立40周年を記念して
この美術館は造営された



開館は平成10年



主な所蔵は
平山郁夫と佐藤忠良



開館から9年後
樂吉左衛門の陶芸作品を展示する
「樂吉左衞門館」を敷地内に新館として併設











展示室以外は撮影可能な美術館



企画展と共に楽しめた

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阿賀神社

2022年04月08日 | 滋賀散策
通称「太郎坊宮」



滋賀県東近江市小脇町にある神社である



元々は
夫婦岩をはじめとする
巨岩を磐座として祭祀が行われた場所であった



社が建立されたのは推古天皇の時代
この山の
神徳に感じ入った最澄が
薬師如来を本尊とする成願寺を
神宮寺として麓に建立したのが始まりである



別名の太郎坊とは



修験道として有名な役行者の兄弟子
天狗の太郎坊が
山の守護神として
建立を手助けしたという伝承に因む



前出の件の「夫婦岩」とはこれ



参拝時には
周囲を巡るのだが
そのルートに
夫婦岩があり
二つの岩の間をくぐりぬけることになる



山麓から石段で742段
体力自慢の方は山麓からどうぞ

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ラコリーナ近江八幡

2021年08月27日 | 滋賀散策
「森とお菓子と、これからと」



壮大なキャッチフレーズが
この施設の概要を語っている



自然と共生するお菓子



言葉にすれば
なんとも摩訶不思議



施設内でもっとも面積があるのが水耕田



水耕田の周囲を囲むように









菓子の販売店がある



どれもこれも魅力的





施設内には
同グループが和菓子店から始まったことが解る木型の展示があった



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日吉大社

2018年10月17日 | 滋賀散策
通称
山王権現



日吉
日枝
山王神社の総本社である



古事記に
大山咋神
亦の名を山末之大主神
此の神は近淡海国の日枝の山に坐し
と記されたのがこの大社の初見



日枝の山とは叡山のこと



日吉大社は
崇神天皇7年
日枝山の山頂から
現在の地に移されたという



平安時代には
都の鬼門に当社があたるとして重宝された



そして
この大社も最も信仰したのは豊臣秀吉といわれる



秀吉の幼名は日吉丸
あだ名が猿
当社は日吉大社
山王権現は猿を神の使いとする



雪だるまはこれは眉唾だと思っている
というのも秀吉の出生が本当に農民なら日吉丸などという大層な幼名がつくわけがない
信長の手紙には秀吉は禿げネズミと書かれている
そして信長は秀吉を「六ツめ」と呼んでいたからだ



蛇足であるが
秀吉は指が六本あったという説
かなり信憑性があるらしい
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坂本

2018年10月15日 | 滋賀散策
比叡山の隠居した僧侶が住む里坊の町



延暦寺
日吉大社の門前町



かつては
明智光秀が居城
坂本城が建っていた地でもある



京阪電鉄石山坂本線の終着駅が坂本比叡山口の二つ手前の駅に
穴太という駅がある



穴太衆と呼ばれた集団
石工衆
石垣職人たちの里である



穴太には石工たちの残した風景は無いが



ここ坂本には
数多くの里坊が残され



歴史的な景観を見ることが出来る



緑濃い夏の頃
訪れてみてほしい

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旧竹林院

2017年09月15日 | 滋賀散策
延暦寺里坊群の一つ



里坊とは



延暦寺の僧侶の隠居所のこと



僧侶にも隠居があったという事実に驚くが
それよりもこの旧竹林院の庭園の見事さにも驚く



里坊庭園の中でも
最大の規模をほこる回遊式庭園



敷地面積は約1,000坪



池は無く
大宮川を引き込み
曲水としてある



八王子山を借景とし



滝組
築山
茶室
四阿などを配した見事な庭園である

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滋賀院門跡

2017年09月13日 | 滋賀散策
天台宗の僧天海



黒衣の宰相と呼ばれた人物だ



法体にありながら
俗世間に下り
政治に参与したと
揶揄される人物の一人



その天海が



後陽成天皇から
京都法勝寺を下賜され



この地に
元和元年に創建したもので



滋賀院という寺名は



下ること約半世紀後
明暦元年
後水尾天皇から下賜されたものである



今日も
穴太衆の野良積みが残る阪本に
この寺は建っている

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琵琶湖最北の島 2

2015年09月25日 | 滋賀散策
竹生島の歴史は
聖武天皇に始まる



ある夜
枕元に
天照大神が立ったと云う



江州の湖中に小島がある
その島は弁才天の聖地であるから寺院を建立せよ
すれば
国家泰平
五穀豊穣
万民豊楽となるであろう



お告げを受け
僧行基が勅使となり



弁才天像を彫刻し
本尊として祀った



以来
幾代かの
天皇の行幸があり



伝教大師
弘法大師なども
島を訪れ修行したとか



神の棲む島
竹生島



月も日も
波間に浮かぶ竹生島
船に宝をつむ心地して

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琵琶湖最北の島

2015年09月18日 | 滋賀散策
葛籠尾崎の南に浮かぶ島



島の南部には港もあり
売店もあるのだが



夜には島を去り
無人島になる



神の棲む島



仏も棲む



神仏融合



都久夫須麻神社
宝厳寺
並び立つ



離島へは
フェリーで至る



滞在時間は1時間と少し
濃縮された時間と空間
存分に楽しむ



続く
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木之本地蔵院

2015年07月20日 | 滋賀散策
木之本地蔵院として
地域に愛されている寺院



正式には
浄信寺と称す



日本三大地蔵
地蔵菩薩大銅像が境内にあることで有名



眼の地蔵菩薩としても知られ



境内の一角には
役目を終えたメガネフレームが
納められている



さて
こちらを訪れたのなら
地蔵堂奥の書院へも足を向けたい



無料で拝観できる
築山林泉式庭園も見ておきたい





江戸時代中期の
典型的な庭園だ

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高時川のこいのぼり

2015年06月03日 | 滋賀散策
長浜市高月町雨森地区



毎年
高時川堤防沿いには



450匹のこいのぼりが泳ぐ



一般的に
川沿いでのこいのぼりは
川を渡した紐に吊るすのだが



ここでは
堤防に約10mの竿を立て
こいのぼりが踊る



5月3日には
模擬店およびフリーマーケットが出展し
賑わいをみせる



訪れたのはその少し前



まだ地元民と
知っている者と
国道365号線を走っていて
偶然見かけ訪れた人しかいない頃



ここのこいのぼり
これで何年眺めているだろうか

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北国街道 安藤家

2015年04月29日 | 滋賀散策
明治38年に建てられた
近代和風建築物



安藤家の商家



安藤家とは



長浜町十人衆の筆頭たる三年寄を勤めた
お家柄である



明治時代になると
近江商人とのつながりもあって
商家となり



呉服問屋として
東北地方を舞台に商いをする



東北地方の拠点は福島
百貨店や中合を開業したと云う



以前
公開を中止していたが
平成24年から再開



庭園が見所である

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慶雲館

2015年04月27日 | 滋賀散策
完成は明治20年



私財を投じてこの屋敷は造られた



投じたのは
実業家の浅見又蔵



地方の金持ちの道楽ではなく



明治天皇行在所を造作したのだ



京都で行われた
孝明天皇御式年祭



その帰りに
明治天皇がこの地で
休憩をするのだが



施設が無いことに
浅見又蔵が嘆き
この屋敷を造作したのだ



急な造作ではあったが
本庭の池泉回遊式庭園は
7代目、小川治兵衛の作



心意気が違う
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