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雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

安井金比羅宮と摩利支天堂

2009年01月31日 | 京都散策
創建は天智天皇の治世
藤原鎌足が創建した一堂が始まりとされる

        

夜の安井金比羅宮を訪れました

        

創建は神社としてではなく寺として始まる
時代は下って治承元年の事
大円法師が御堂に参拝した折
崇徳上皇が法師の前に姿を現したと伝えられ
詔によって建治年間に
光明院観勝寺創建され
これが安井金比羅宮の起こりとされている

   

光明院観勝寺は応仁の乱の兵火で焼失
元禄8年
太秦安井の蓮華光院が当地に移建
讃岐金刀比羅宮より勧請した大物主神を祀った事から
安井の金比羅さんと呼ばれるようになった
明治維新の後
院を廃して安井神社と改称
戦後安井金比羅宮と改名している
縁切り縁結びで知られる当神社
夜も訪れる人が絶えない場所でした

   



続いては摩利支天堂
建仁寺の塔頭のひとつ禅居庵の一部

       

正慶2年に創建されたもので
開祖は建仁寺第23世の清拙正澄と伝えられている

境内の摩利支尊天堂は清拙自作

        

地元の人が好んで訪れる寺院で
開運や七難避けにご利益があるという

    

狛猪があることで有名な摩利支天堂

        

夜はちょっと不気味でした

    
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粟田神社

2009年01月30日 | 京都散策
粟田神社
南禅寺界隈から円山公園へとまたは逆に歩く観光客の途切れない列

その列が入り込まない場所

ライトアップでも有名な青蓮院のすぐ東側
粟田神社はそこに在る

    

京の七口
東の出口がここ粟田口
古来、東海道を旅する人が
旅の安全を祈願する為に訪れていたという

      

華頂山西北の山麓に粟田神社は鎮座

創建についての説は二つある

一つ目は清和天皇年間の事
従五位上出羽守藤原興世が勅願を得て造営したというもの

 

もう一つの創建年間は不明
往古
この地は山城国愛宕郡粟田郷と呼ばれていた地

       

天足彦国押人命を祖とする粟田氏の治める地であったが
粟田氏によって創建されていたというもの
粟田一族は、その後熱田神宮が造営されると
名古屋へと移住していったが神社は残されたというもの

     

粟田口は
鎌倉時代の頃より刀匠が多く集まっていた場所
三条小鍛冶宗近
粟田口眞四郎吉光など
有名な刀匠が住んでいたという

      

この為
粟田神社の住所は鍛冶町

     

穴場的な紅葉の名刹
粟田神社を紹介しました

       
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真如堂2

2009年01月29日 | 京都散策
天台宗の寺院
真如堂
山号は鈴聲山
開基は戒算

      

本尊は阿弥陀如来を祀っている
原語で書くと
「अमिताभ」となる

  

無量寿仏
無限の寿命を持つ者

   

真如堂
本堂の裏手は
まさに紅葉真っ盛り

      

赤に
紅に
朱に
丹に

      

あるいは
緋に

       

      

赤は祝いの色

   

自然の移ろいを
祝福するかのように

      

祝ってくれている

 




そりゃ名刹になっても当たり前

     

紅い真如堂をお伝えしました

      
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真如堂

2009年01月28日 | 京都散策
鈴聲山真正極楽寺

   

正式名称は呼び辛いので
通称、真如堂で知られている寺院を訪れました

        

ここは屈指の紅葉名所として知られている

   

境内に立つ木はほとんどが楓
秋には紅く染まった風景を拝める場所として
近年人気が高い寺院

       

境内は大きく分けて二つに分かれる
本堂前と
本堂裏
今回は本堂前をご紹介

       

一番目を引くのが何といっても三重塔

此処の前は有名な撮影スポット
皆様
記念撮影をしています

      

この日
境内には数百人の方が訪れていました
広い境内とはいえ
これだけの人が訪れると
喧騒感が拭えない

  

落葉が進んで
少し時期を逃した本堂前

  

次回は
本堂裏側をお届けします

  
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大豊神社

2009年01月27日 | 京都散策
鹿ケ谷の産土神
大豊神社を訪れました

       

哲学の道から少し入った場所に
静寂と共に鎮座している神社
普段は訪れる人も少ない神社だが

   

2008年は結構な人気となった神社

元は背後の山
椿ヶ峰の山中に
平安時代に建立されたと伝えられている

        

寛仁年間に現在の地へと移ったと云う

       

元々は
椿ヶ峯山天神と呼ばれていたとか

       

先程
2008年は盛況だっと書いたが
それには訳がある

境内にある末社の一つの狛犬が
狛ねずみであることに起因している
干支に因んで参拝者が増えたというもの

       

   

愛嬌ある狛ねずみ

    

   

のんびりと過ごすのがここの楽しみ方
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哲学の道

2009年01月26日 | 京都散策
哲学の道
琵琶湖疏水が流れる用水路

   

用水路沿いに沿って
銀閣寺参道入口付近から
熊野若王子まで
続く疎水沿いの道

   

思索の小径
というのが本来の呼び名

        

哲学者
西田幾太郎

   

彼が思索に耽りながらこの道を
良く好んで歩いたという
そこから名付けられたのが思索の小径

      

西田幾多郎の愛弟子
田辺元や三木清も
師匠に習って
この道を散策しながら
哲学について自問自答していたと云う

      

そんな経緯があり
いつしか哲学の道という呼び方が一般的になり
1972年
正式に哲学の道という呼び方になった

       

日本の道100選
春から秋
そして、積雪
四季折々
訪れる人を魅了するのが哲学の道

   

一度は歩いてみたい道

       
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竹中稲荷社

2009年01月25日 | 京都散策
竹中稲荷社

今のところ穴場的な場所

    

地元の人くらいしか訪れる事がない場所
ここの境内に立つと
何故か懐かしさがこみ上げてきます

       

緩やかな風が境内で
色付いた葉を踊らせ
影までが色付いているような錯覚を覚える

       

誘われるままに迷い込んだ場所
そこは
望郷の雰囲気を漂わせていた

  

この日
竹中稲荷社に数十分滞在したが
その間
訪れた人は無かった

       

       

時折鳥が木々の枝に掴まる音と
風が木々を揺らす音だけが
境内を支配していた

歩いても数十歩で端までいけるほどの
小さな境内

  

見事に色付いた楓の紅

秋の京都
静かな空間を独り占めできるだけでも僥倖

       

別れ際
立ち去る鳥居参道
ここも見事な紅葉を見ることが出来ました

     
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吉田山

2009年01月24日 | 京都散策
二週間前に
出合ったニャンコたち
もう一度出合いたくて
再び、吉田山を登ります

        

前回よりも
紅葉が進んだ吉田山への道
石段を登る足も軽やか

    

路地に入ると
ほら
待っていてくれました
可愛いニャンコたち

       

今回は
おやつを持参
可愛い姿を見せてくれたお礼に
おやつがお土産

ひとつ食べて
もう一つ頂戴

   

焦らさないで
その懐のお菓子を頂戴

小さなお菓子の袋
ニャンコと分けて
路地で頂きました

       

ニャンコとお別れして
路地を進むと

色付いた景色が
お出迎え
懐かしいノスタルジックな風景

   

あんさん

    

こちらも見ておくれやす

       

真っ赤に染まる木々が
吉田山山中に誘います

       

ほら
綺麗でっしゃろ
登ってきた甲斐がありましたやろ

すこし休憩したら
他の木も見ておくれやす

       

誘われるまま
展望台へ

大文字も歓迎

   
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白沙村荘3

2009年01月23日 | 京都散策
都合6回に渡ってお届けしている白沙村荘
今回は
感想形式でお届けします

       

村荘の庭園は
池が魅力的
池の周囲を巡ると
美しい風景に
立ち止まる事暫し

      

10時の開門と同時に入った村荘
未だ誰も歩いていない庭園を巡る
昼にかけてはかなりの数の人が訪れるという事だったが
紅葉真っ盛りのこの日
10時半頃までは
誰も見かけず

      

絶妙なタイミングでの訪問となった

日差しも温かく
柔らかに降り注いで
色付いた楓の葉を美しく輝かせていた

   

歳月を経て
巨木へと成長した木々も庭園には植わり
人工的な美しさと
自然さを残す美しさが混在している

       

庭園は二つに分けられる

    

この門をくぐれば
もう一つの庭園

開放的な空間が広がる庭園

       

差し込む日差しが
庭園を輝かせていました

   

       

見上げれば
緑に紅に

    

見下ろせば

    

池に映りこむ風景

      

光り輝く景色で
白沙村荘ともお別れです

   
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白沙村荘2

2009年01月22日 | 京都散策
いつの間
もう秋
昨日は
夏だつた

     

おだやかな陽気な陽ざしが
林のなかに
ざわめいてゐる

    

ひとところ
草の葉のゆれるあたりに

   

おまへが私のところからかへつて行つたときに
あのあたりには
うすい紫の花が咲いてゐた

       

そしていま
おまへは
告げてよこす

      

私らは別離に耐へることが出来る と

      

澄んだ空に
大きなひびきが
鳴りわたる

      

出発のやうに
私は雲を見る
私はとほい山脈を見る

       

おまへは雲を見る
おまへはとほい山脈を見る

      

しかしすでに
離れはじめた
ふたつの眼ざし
かへつて来て
みたす日は
いつかへり来る

       

立原道造
「また落葉林で」

詩集と共にお伝えしました

      
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白沙村荘

2009年01月21日 | 京都散策
同じ場所
少し後にもう一度訪れてみる京都の旅
今回の旅のメインが
ここ白沙村荘
三回に渡って紹介してまいります

  

あの美しかった風景が
どう紅葉しているのか
楽しみにしていた場所

       

ここの開門は少し遅い
周囲の観光寺院が
秋の時期は9時前から拝観受付となるのに対して
白沙村荘は10時からの開門となる

  

橋本関雪の邸宅跡地

      

大正5年から生涯を通じて橋本関雪は
ここで過ごした

     

自ら描いた庭園
筆を持たず
地に
木々と池と石を用いて

     

その庭園が
真っ赤に染まり

       

橋本関雪も見たであろう
美しい風景

 

息を呑む風景

      

見事さに我を忘れて撮影

     

さあて
次には茶室が待っている

       
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北白川天神宮

2009年01月20日 | 京都散策
現存する記述によると
創建は8世紀前半の事

   

久保田の森に祠を建てたという

   

銀閣寺にほど近い
北西側には
久保田の森と呼ばれる
小高い丘がある

       

丘には北白川天神宮と呼ばれる神社が鎮座

   

隠れた名刹として
訪れる人も少ない神社
紅葉が美しかったと
思い出しての訪問でした

        

丘の上に鎮座する神社
長く続く石段が印象的
残念ながら紅葉には少し早かったようで
緑に覆われていました

さて北白河天神宮
祠から神社となるにはかなりの時間を要した

  

時は流れて室町時代
八代将軍足利義政の頃

      

銀閣寺の造営の為
この地を訪れた足利義政

何故か久保田の森にさしかかった折
乗馬する馬が突然動こうとしなくなったと云う

   

家臣が周囲を調べたところ
久保田の森には
神を祀る祠があることが判明

       

その神威を感じた公が
王城鎮護の神として
都の東北の鬼門
現在の千古山に遷座し奉ったと云う

       

ひっそりと佇む北白河天神宮

      

紅葉真っ盛りの京都で
訪れる人がほとんど無い神社

   

隠れた名刹をまた一つ

       

東山の地から紹介しました

      
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法然院2

2009年01月19日 | 京都散策
六時礼讃行を修した草庵
それが法然院

     

創建から永く
法然院は寺というよりも草庵であったろう

      

名前の通り
法然和尚と縁が深い

     

法然和尚が叡山に登ったのは15歳の時と云われている
以後、43歳になるまで法然和尚は叡山で過ごしている

   

和尚が下山を決めたのが
善導の「観無量寿経疏」に出会ったからだという説がある
善導は唐の有名な高僧
観無量寿経疏は善導が撰述した注釈書

       

法然和尚が下山した後
結んだ草庵

       

特殊レンズでの
写真で綴ってみました

  
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法然院

2009年01月18日 | 京都散策
同じ場所を時期を少し空けて訪問する京都の旅

京都駅から法然院まで移動
今回の旅は法然院から京都駅まで
あちらこちら巡りながら
歩いて戻ってくるという旅

いつもの方程式に則り
早朝の法然院から旅は始まりました

   

訪れる都度
山門から覗く境内の風景は魅力的

      

ここの紅葉は少し遅い
風の流れが緩やかで
近くの名所よりも少し遅れて
秋が訪れる

   

今回は白砂壇に注目

  

落葉がほろりほろりと
落ちて
白い砂盛に絵を描く

  

風が吹けば
消えてしまう絵

      

音の無い風景

訪れる人がおらず
静寂という
至宝が支配する境内

 

ここある秋
白砂壇と共に独り占め

      

       

前回よりも
紅葉が進み
落葉も増え
緑だった楓が黄色く色付いた景色

  

訪れた甲斐がありました

あと一回続きます
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京都駅

2009年01月17日 | 京都散策
京都散策
なるべく違う場所をと思い巡ってきたが
同じ場所を2週間違いで訪問するという
今までに無い体験をしてみようと
昨年の秋
同じようなコースを巡ってみた
いつも見て頂いている方には
同じような風景が広がると思いますが
どうぞご容赦のほどお願い申し上げます



最後の京都散策

毎年恒例の電車での旅
早朝京都駅に到着

       

近代的な風景から最後の紅葉狩りは始まりました

       

地上16階
地下3階
鉄道駅の駅舎としては日本有数の規模
近代的な建築構造が物議を醸した時期もあったが
今では京都の表玄関として定着している

       

余り知られていないことだが
この京都駅
現在の建物で四代目
初代は小さな駅舎だったが
大正天皇の御大典の為に取壊され二代目が誕生
二代目は1950年の火災で焼失し
2年後、近代的な駅舎が建ったのが三代目
その三代目も度重なる増築工事で
駅舎内が複雑な迷路の様な構造となってしまったことで
立替論争が起こり
現在の四代目が建設された

   

さて
京都駅から見える景色で
一番有名なのが何といっても京都タワー

   

早朝の京都タワーと

   

夜景の京都タワー

見比べると面白い

行きがあれば帰りもある
帰りに立ち寄った京都駅は
ライトアップが美しい建物になる

       

吹き抜け構造のため
ライトアップが幻想的に見える

   

秋の時期
京都駅の中にはクリスマスツリーがお目見えする

  

輝くツリー
構内であるが美しい風景をみせてくれる

   

多くの人が利用する駅
美しい被写体です

   
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