雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

湊川隧道

2017年06月30日 | 昭和レトロ
会下山トンネル
というのが正式名称



この隧道が掘られるきっかけは
明治29年の神戸大水害



大災害を受け
湊川の治水工事の認可が下る



起工は明治30年



竣工は明治34年



それから
数十年



この隧道を
湊川は流れていた



阪神淡路大震災と
増水時対策で拡張トンネルの必要性が求められ



現在では
この隧道に倍する
新港川トンネルが活躍している



遺構となった隧道は



今日
月一度
第三土曜日の午後1時から3時の間
無料公開されている

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長岡天満宮

2017年06月28日 | そうだお金を使わずに京都を巡ろう
長岡天満宮の建つ地は



菅原道真が
友人の在原業平と共に



詩歌管弦を楽しんだ場所だった



かつて
長岡京が造営された折には
この社は京南西に立地していたうえ
長岡京はわずか10年の都



長岡天満宮は
今も昔も



京の外れの地に鎮座



周辺の観光地からも離れており
普段は静かなこの社も



春と秋は



賑やかになる

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キリシマツツジ

2017年06月26日 | そうだお金を使わずに京都を巡ろう
樹齢は130年を超えている



樹高が2m半もあるから
普段見かけるツツジとは別品種かと見紛う



毎年
4月下旬から
5月の数日



八条ヶ池に架かる回廊は紅に染まる





橋ではなく土塁で
途中に八条ヶ池の南北をつなぐ水路として石橋が架かっている



例年開花が早く
5月初旬ともなると枯れ始めるのだが



今年は数日遅れ



前年と同じ日の訪問であったが
満開であった

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鉄人28号

2017年06月23日 | 兵庫散策
英字タイトルにすると
Gigantor



それでは何のことか解らない



月刊誌「少年」で
連載が始まったのは昭和31年の事



数年前にはあの名作
鉄腕アトムが連載を開始していた



巨大なロボットであるのは
原作者が「最初は大きなものでしか造れないが、同じ性能でも小型化出来るようになる」
という科学の法則を知っていたから



暗に
連載は遅かったが
作品はこちらのほうが古いのだ
と言いたかったらかもしれない



世界平和のため
次々と現れる犯罪者や怪ロボットを倒す



そうなのだ
平和は願っただけでは訪れない
戦い奪い取るものなのだ



再塗装されたと聞き
訪れてみた

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大阪歴史博物館

2017年06月21日 | 大阪散策
かつて
大阪の地には難波宮があった



難波宮は知らなくても
この都で始った
大化の改新は知っているだろう



7世紀の事だ



それから千数百年



この土地で
どういう文化が花開き



人々がどういう生活を
していたのか



あきんどの都



ビル10階の古代フロアから
ビル7階の近代現代フロアまで



見所は多い





この博物館は
特別展示の一部を除き





撮影可能なのがうれしい
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空中庭園

2017年06月19日 | 大阪散策
TOP 20 BUILDINGS AROUND THE WORLD



地上40階
地下2階
高さ約173m

梅田スカイビル




最上階には
空中庭園と呼ばれる展望台がある



東棟と西棟の
頂部を連結した



円形の台座



屋上の展望台は
天井の無い開放された空間



ぐるりと一周



大阪の街を展望できる



冒頭の英文のとおり
世界のトッブ20に選ばれたビル

展望台を訪れる観光客の過半が外国人観光客だ
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中崎町

2017年06月16日 | 昭和レトロ
中津の町から
南東の方角



江戸時代には
田園風景が広がっていたと伝えられている地帯で



明治政府樹立後
大阪の都市化に伴い
市街化が進み
長屋が林立



戦火を免れた御蔭で
大正期から昭和初期にかけて建てられた長屋が
今でも数多く残る一帯



この町の隣は
次々と再開発の波が押し寄せ
近代的で幾何学的な街並へと変貌を遂げているが



中崎の町は
時代に取り残されたように
長屋と路地が残されている



大阪駅から徒歩圏内の昭和レトロ



この町の魅力に取り付かれた者達が
長屋に飲食店や雑貨、衣類の店を出店



時間の流れが緩やかなこの町は



カメラ片手に
散策するのがとても楽しい

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船場ビルディング

2017年06月14日 | レトロビル内訪
大正14年10月に竣工した
革新的なビルディング



当時
オフィスと住宅を併設する建物は珍しかった



外観は普通のビルだが



ビル内には吹き抜けの空間があり



木材を使用したレンガ風の床材に
直接雨が降り注ぐ



今日
居住スペースだった場所を含め
テナントや事務所が入居



大正時代の
息吹を残す空間



このビルの中だけ



時間の流れが
ゆっくりに感じる

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中津

2017年06月12日 | 大阪散策


かつて
高架下のエルドラドと呼ばれる一帯があった



場所は
阪急梅田駅から一駅北の中津駅



中津駅から
淀川鉄橋までの高架下に
淡く黄色いナトリウム燈に照らさた



直線約200mほどの空間



耐震工事に伴い
事務所、倉庫、駐車場、店舗などの賃貸契約は更新されず
次々と退去



あの懐かしい
エルドラドの風景は



未だ僅かに残っているものの



やがて
と言うよりももうすぐ消え行く



高架下の撮影は
終わりを迎えつつある

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海遊館

2017年06月09日 | 大阪散策
現在では
巨大水槽による展示が当たり前になったが



ここ
海遊館が誕生するまでは
水族館といえば小さな水槽と小さな覗き窓が当たり前だった



従来の水族館の印象を劇的に変えた施設として
今日でも色褪せない水族館

海遊館



開業したのが
約30年前とはとても思えない



施設の中心には
現在でも国内3位の巨大な水槽があり



最上階から
中央の巨大水槽と
通路を挟んだ反対側のブロック分けされた水槽を眺めながら下る



巨大なジンベイザメの遊弋も
人懐こいアザラシの姿も見れる







建築当時
世界年間生産量の1.5倍ものアクリルを
この施設は使用している



久しぶりに訪れ



童心に帰って撮影を楽しんだ

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大阪府咲洲庁舎展望台

2017年06月07日 | 大阪散策
旧称
大阪ワールドトレードセンタービルディング



大阪市港湾局が策定した
テクノポート大阪計画[基づき
第三セクター方式で建設された建物



総事業費は1,193億円
高さ256mと日本第4位のビル



ツマラナイ話だが
大阪にはもう一つりんくうゲートタワービルというのがあり
そちらは高さ256.1m
りんくうゲートは大阪府が建設
こちら旧WTCビルは大阪市が建設
互いに犬猿の仲だった府と市がビルの高さで喧嘩しあって出来たビルである



大阪では
昔から府と市は仲が悪かった
府と市が合わさったら「ふしあわせ」(不幸せ)
ってな隠語もあったくらいだ



競い合って建てたビル
だが如何せん計画を先導したのは公務員
経済なんて解っちゃいない



行けば解るが
こんな海岸線の僻地へ巨大なビル建てても
入居業者なんてそうは居ない



結局財政のお荷物になり
大阪府が特別調停で買収することとなった



買収前の債務超過は
236億6,446万円



建築費を含めると
とんでもない額のお金を
役人が溝へと捨てた記念塔だ
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新桜川ビル

2017年06月05日 | レトロビル内訪
1958年築のこの建物



阪神高速15号堺線の
カーブに沿って
建物もカーブする



モダンでアート



美術的観点に立てば
実に美しい建物だが



建築的観点に立てば



居室が外壁面の高速道路側を向く
基本北向き設計となる
間取りが歪
配管や換気に無駄が多すぎる



等々の問題を抱えている



ただ
このビルの地に立ち
周囲の風景を眺めると



都市高速のカーブに沿って
このビルをはめ込みたくなる気分も理解できる

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加賀新田会所

2017年06月02日 | 大阪散策
延享2年
江戸時代中期



加賀屋甚兵衛によって
干拓が開始された



大阪の新田の多くは
大阪在住の町人による請負新田である



加賀屋甚兵衛は
大阪淡路町の両替商



この邸宅が造営されたのは
開拓が開始され9年後の
宝暦4年の事



遠州流の
築山林泉回遊式庭園



数寄屋風の建物と



加賀屋の財力が偲ばれる



「愉園」と名づけられた
大阪名園の一つ



久しぶりに訪れてみた
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