雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

安居神社

2012年06月29日 | 大阪散策
上町台地
かつては
この高台の西は瀬戸内海の海であったそうで



数百年遡れば
この境内から
広大な海が拝めたことだろう



安居天満宮
安井神社と呼ばれてもいる



最近の戦国ブームで
歴女と呼ばれる方々が
参拝するようになった



創建は不明
少彦名神が祭られているが
菅原道真が太宰府に流刑にされた折
この神社で風待ちで休息をとったとされていることから
菅原道真も合祀されている



地元の神社



先に記した
歴女と呼ばれる女性たちが
この神社を訪れるのは
ここが大坂夏の陣
真田雪村終焉の地とされているからである



さても
世は不思議なり



真田氏
今日のブームを
どうご覧になりますか

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勝鬘院

2012年06月27日 | 大阪散策
四天王寺の別院



愛染堂の愛称で親しまれているが
これは愛染明王が金堂に奉安されている事に因む



四天王寺を創建したのは聖徳太子とされているが
四天王寺とは
敬田院
施薬院
療病院
悲田院
4つの寺院からなる



このうち
施薬院が現在の愛染堂
薬草が境内に植えられ
規模も現在よりももっと広大であったと伝えられている



現在の正式名称である勝鬘院とは



勝鬘経に登場する勝鬘夫人の仏像が
本尊であり
本堂に祀られていることから何時しかそう呼ばれるようになったとか



小説家の川口松太郎が
近隣に在住していた事がある

彼の代表作である「愛染かつら」が
映画化されたことで有名となり
今でも女性の参拝が絶えない



モデルとなった縁結びの霊木
「愛染かつら」は
今日も境内で参拝客を見つめている



上町台地に在り
境内の脇には坂道があるが
愛染坂として
今日でも親しまれている

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四天王寺極楽浄土の庭

2012年06月25日 | 大阪散策
四天王寺の本坊庭園



庭園としては
本坊が再建されたのは
徳川秀忠治世の折であるから



その頃から
庭園としての様を成していた



大阪は
京都の隣の県だが
同じく隣接する
滋賀
奈良といった県と違い



有名寺院の有名庭園というものが
あまり存在しない



元々あった庭園を整備
池泉回遊式庭園として
一般に公開されたのは
平成15年の事であった



庭園内には
水の河
火の河
と命名された小川が流れ



瑠璃光の池
極楽の池
と呼ばれる2つの池を配する



四天王寺を訪れたのなら
拝観してみるといい

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四天王寺

2012年06月23日 | 大阪散策
聖徳太子建立
とされる七大寺の一つ



山号を荒陵山と称するのは
大阪、天王寺に鎮座する
四天王寺の事である



金光明四天王大護国寺とも称されるが
正式名称では無いようでもある



創建については
日本書紀にも記載がある



崇仏派の蘇我氏と
排仏派の物部氏



その争いの最中
四天王を祀る寺を建てると請願した聖徳太子
戦勝叶い
四天王寺を建立したと伝えられるものだ



もちろん異説もあり
物部氏の霊を鎮めるために建立したという説で
創建場所も現在の地とは違う
玉造だったという説である



何れにせよ



日本仏教の最初の寺
として
今日でも親しまれている

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自転車のある風景

2012年06月21日 | 大阪散策
都会での移動手段として
自転車は最適の道具かもしれない



都会を歩いて解る事だが
公共交通機関での一駅区間はそれほど離れていない



歩こうと思えば
十分に歩ける距離なのだが
時間的制約を考え
公共交通機関を利用する



しかし
自転車があれば
かなりの距離をカバーできる



降雨でなければ
便利な存在



街を歩くと
多くの自転車を目にする



そんな自転車に注目して撮影をしてみたが
これが意外と面白い



街の風景に溶け込み



時には看板的存在にもなる








そして
こんな面白い風景にも出会えた

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高架下の風景

2012年06月19日 | 大阪散策
街は立体
何時ぞやの記事でも書いたが
街は立体構造である



田舎に行けば広い空間を広く利用できるのだが
都会は限られた空間に
より多くのものを詰め込む苦労が都市設計者たちを悩ませる



更に厄介なのが
多くの場合
全てを新しく設計するのではなく
既にあるモノ
ビルや道路はそのままで
新しく敷設する必要がある事であろう



当然
都市を流れる川や
立体化された道路の更に上方などは
格好の標的となる



都市が立体化する所以は此処にある



新しく土地を用意できなければ
土地で無い場所である川の上空や
道路の上空を利用すればいい



創意工夫された風景



街を歩く時



つい
目線が向いてしまう

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モノクロの明治村

2012年06月17日 | 愛知散策
モノクロ写真



写真はモノクロから始まった



カメラ・オブスクラの映像と
感光剤とを組合わせ
映像を定着させる
それがカメラの始まり



1851年に湿式コロジオン法が
1871年にゼラチン乾板が発明され
1884年には紙に乾燥ゲルを塗布する方式が開発された



1888年の有名なキャッチフレーズは
「あなたはボタンを押すだけ、後はコダックが全部やります」



写真撮影者はついに
乾板の箱と
有毒な化学物質を持ち運ばなくて良くなったのだ



コダック・ブローニーが登場したのは1901年の事



1925年に登場したライカは
まさにエポックメイキング的存在であった



こうして
カメラは
職人の手から
一般大衆へとバトンタッチされた



そんな時代の風景を撮影
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明治村

2012年06月15日 | 愛知散策
明治村には何度か訪れており
その風景を
当ブログでも紹介している



今回は
そんな明治村の風景を
光と影を題材にして撮影したものを掲載



明治の時代の風景
それまでの日本的な風景に
突如として増殖し始める西洋文化の風景



和様入り混じる



土と木と石の
生活感溢れた日常に
垢ぬけた西洋風の建物は
きっと富の象徴のように映った事だろう



猫も杓子も



西洋風の風景に憧れた



幾何学文様の世界へと
踏出したのが明治時代



明治村の風景



なぜか懐かしい
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昭和レトロの食堂街 滝見小路

2012年06月13日 | 大阪散策
梅田スカイビル



空中庭園で有名なこのビルの地下には
レトロな飲食街が在る



コンセプトは
大正時代
そして昭和初期の頃の風景



思わず懐かしくなる



駄菓子屋風の店もあれば



居酒屋もある



床屋や郵便局も営業している



懐かしさに触れに



訪れてみるのも一興



近くまで行ったのなら
訪ねてみるのも良いだろう
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神戸の下町

2012年06月11日 | 兵庫散策
高架下の美学



JR神戸駅の少し東側から始まる
モトコー
元町高架通商店街



すぐ南側には
元町商店街や三宮センター街など
華やかな通りがあり
観光客や若者を主体に賑やかだが



高架下の商店街は
薄暗く
マニアや外国人客を相手に
ひっそりと営業されている



取り扱っている商品も様々



今では流通のルートから外れた
カセットテープや家電など



特別な購買客だけを相手にした店と
営業を止めたシャッター店が
交互に現れる



貼り剥がされたポスターにも
この商店街の歴史を感じさせられる



古い店が主体であるが
企業経営の店もあったりもする



下町を歩き続け



気が付けばもう夕方



飲み屋街が待っていてくれる
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舞子海上プロムナード

2012年06月08日 | 兵庫散策
世界最大の吊り橋
明石海峡大橋



橋の下部を歩くことが出来る



橋の基部
アンカレイジから
延長約317mの回遊式遊歩道が常設されている



料金は大人300円
(平日は240円)



海面からの高さ約47mの高さを
陸地から約150m先まで歩く



途中柵だけの区間では
橋桁下を通り抜ける
風を体で感じることが出来る



幾何学模様の橋梁



橋脚へのツアーも企画されているので
興味のある方は
こちらのサイト



また
アンカレイジ脇には
橋の科学館もあるので
家族連れにもお勧めである

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明石海峡大橋

2012年06月06日 | 兵庫散策
世界最長の吊り橋





明石海峡大橋





全長3,911m
主塔の高さは
海面上で298.3m
主塔間の中央支間1,991m
まさに圧巻の吊り橋



127本のワイヤーを一つにまとめたものをストランドと呼び
290のストランドを束ねたものが
メインケーブルとして使用されている







アンカレイジも巨大



橋の真下に立つと
橋の巨大さが際立ち
何処までも続いているような錯覚に陥る



人の英知は



一体どこまでの人工物を建造することが許されているのか

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孫文記念館(移情閣)

2012年06月04日 | 兵庫散策
中国人政治家
いや革命家でもある人物



孫文は
初代中華民国臨時大総統であった



革命家としては
辛亥革命を起こした人物としても知られ
近大革命の先人としても
世に名を残している



そんな孫文の
日本では唯一の博物館が
舞子公園に建っている



建物は遺構ではなく
華僑の貿易商
呉錦堂の舞子海岸にあった別荘「松海別荘」の一部



八角形の中国式楼閣と付属棟であり
その所縁から
移情閣とも呼ばれている



窓から眺める景色は
六甲山の山々の連なり
瀬戸内海の風景
対岸の淡路島
そして遠くに見える四国



「移り変わる風情」を表す言葉が
この建物の名前の由来ともなっている



この建物は
国賓に準ずる待遇で日本を訪れた孫文を迎えて
神戸の中国人をはじめ財界人が
一同に会して歓迎会を催した経緯から
日本唯一の博物館として
今日も孫文の業績を伝えている

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旧武藤山治邸

2012年06月01日 | 兵庫散策
日本の紡績王
武藤三治



日本的経営論を考案した人物であり
晩年は政界に転じ
衆議院議員も務めた



政・財・官の
癒着問題に
鋭くメスを入れ



政商や御用新聞記者を
嫌ったという



稀代の政治家だった武藤三治が
明治40年
舞子浜に建てた建物が
残されている



明石海峡大橋建設に伴う
国道二号線の拡張工事で
解体の憂き目にあったが



和館は解体されたものの
洋館は移築され



明石海峡大橋を望む
公園に建つ



絶好のロケーション
訪れた日も
多くの人がスケッチをしていた

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