日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています
六華苑の洋館は
Josiah Conderが設計
40年を超える月日を日本で過ごしたが
この六華苑は
彼の晩年の作品となった
ヴィクトリア朝様式
Josiah Conderが設計した建築物は
ほぼ東京に限られているのだが
この六華苑の洋館だけが
唯一例外的に
首都圏以外に建つ
諸戸清六という人物の
人脈の広さを
屋敷は語っているようだ
明治の終わりから
大正にかけこの屋敷は造営された
モダンという言葉が流行り
和洋折衷は屋敷にも及んだ
六華苑と名付けられた
この館も
和館と洋館を併せもつ
和館は
伊藤末次郎が棟梁を務め
大正元年に完成
廊下は館を巡るように
ぐるりと配し
また、板廊下と畳廊下で
家人と女中で廊下を使い分けている
手前から奥の間へと
床面積が広がる設計といい
格式を重んじた家主であったろうと
建物からも想像できる
次回は洋館を紹介
昭和40年まではあった後祭り
祭りを本来の姿に戻す
そういう思いで
平成26年
後祭りは復活した
巡行コースは
かつてのルートに倣い
時計回り
三条通から寺町通りへ
そして四条に至る
それがかつてのルートだが
今ではアーケードがあり
さすがにこのルートは無理があって
前祭りのルートを逆にたどるルートで行われている
祭りの準備風景に触れた
台風の迫る
悪天候を省みず強行
豪雨のもと
陸の上を船鉾がゆく姿に感動を覚えた
四条通を進む鉾を見送った後は
新町通りを北上し
巡行の終わりの御池新町通の辻まで移動
ここで先頭の長刀鉾から稚児が下ろされ
巡行は終わる
そしてここから
各鉾は元の町内へ戻っていき
その日のうちに解体される
山鉾巡行は
京の町の災厄を集めるため
豪雨の中
災厄を集めた鉾が帰ってゆく
新町通りは
道幅はせまく
触れ合うような距離感で
祭りの主役と接することが出来る
路地を行く
祭りの大役を終えたものたちの
安堵が聞こえる
今年の山鉾巡行
心に残った
午前9時に
くじ取らずの長刀鉾を先頭に
四条通を巡行はスタート
沿道には多くのギャラリーが並び
とても拝見できないので
今年も逆ルートを見学
スタート地点へ向かう
山鉾を
室町通で見学
菊水鉾が
最初に辻回し
山車の下に
滑るようにと
竹を敷き詰め
掛け声とともに一気に辻回し
通常
90度回転させるのに
二回引っ張る
それはそれは
力技の辻回し
眺めていると
山鉾の木組みの悲鳴も聞こえてくるほど
この年の
鶏鉾の辻回しは見事だった
続く
祇園御霊会
一番のハイライトは
山鉾巡行
この年
巡行は台風上陸と重なった
小雨決行、大雨強行
悪天候を理由に中止された例は
記録が残る限りない
神の使いとなった
稚児も長刀鉾に乗った
雨天
そして土砂降り
山鉾巡行は
強行された
続く
南禅寺塔頭が一つ
大寧院
大寧院自体は
明治初期の廃仏毀釈によって廃された
その後
上知され民有地となった
茶人の藪内家
11代目透月斎竹窓が
改修したと伝えれる庭園が広がる
京の夏の旅2015
久しぶりの公開
訪れた日も
多くの見学客に溢れていた
京の街が
うだるような暑さになる頃
祇園囃子が
響き渡ると
京の夏の風物詩が始まる
長刀鉾町お千度に始まり
疫神社夏越祭で締め括られる
八坂神社の祭礼
見所は多いが
見栄えがいいのは
7月10日から始まる
前祭山鉾建
順次組み立てられ
12日からは
前祭鉾曳き初めもある
祭りは曜日固定ではなく
日にち固定
コンチキチの鐘の音
耳にしながら
鉾建の風景を巡った
ユネスコ登録の世界遺産
延喜式神名帳に
山城国宇治郡宇治神社二座鍬靫
と記載のある
現存最古の神社建築
およそ
10世紀の時を経て
今日にその姿を留める
宇治川の対岸には
平等院が建ち
その関連性が偲ばれる
宇治の地を訪れたのなら
立ち寄ってみるべき神社である
源氏物語
実は正式な題名は不明
古写本には
題名が記されていないものが多く
記されていても
題名は様々
日本人なら
誰でも知っている
長編物語の題名が分らないという面白さ
通説では
源氏~という題名と
紫~の題名が有力
54帖におよぶ長編小説
こちらのミュージアムでは
源氏物語の世界を堪能できる
立ち寄ってみるのも一興
黄檗宗大本山
儀式作法から
精進料理まで
中国風
日本の寺院らしくない
異国情緒
徹底した中国様式
寺内の言葉
儀式の作法もすべて
中国式
寺院内の伽藍も
明時代末期の面影
ゆっくりと巡り
中国風を堪能するのも
ここの楽しみ方
始まりがあれば
終わりがある
黄檗
京阪宇治線
黄檗駅から
黄檗山萬福寺へ至るかつての参道
そこには
懐かしの風景が残されている
ただ
訪れた日には
もう終演の時が訪れようとしており
数店あった営業する店も
ついに閉店
商店街は
取り壊されるのを
待つばかりとなった
すでに
黄檗駅前の
化粧品店が移転し更地になった
この記事を紹介するころには
この風景も無くなっているかもしれない
京都の珍スポット
飛行神社
日本で
最初に
飛行原理をについて研究した
二宮忠八が創建した社だ
飛行神社らしく
鳥居もジェラルミン製
そして
何故か拝殿は
ギリシャ風
創建した二宮忠八は
動力つき模型飛行実験に成功した初の日本人
境内には
ジェット機のエンジンもあれば
ゼロ戦のエンジンもある
併設された
資料館では
多くの航空機の模型も見れる
京都の珍スポット
久しぶりに訪れてみた