雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

藤田家住宅

2016年10月31日 | 京都 特別公開
第41回、京の夏の旅で初公開された邸宅



帯製造業を生業とする



藤田家が
西陣に構えた町屋



この辺り
かつては西陣織が栄えた地域である



山名宗全が邸があった場所とされ



応仁の乱で
西陣を率いて闘ったことから
この一帯は
今日でも西陣と呼ばれるようになった



夏は蒸し暑く
過ごし難い京の気候風土に倣った町屋





風が吹き抜けることを至極とした設計が随所にみられる



一度きりかもしれない特別公開
存分に楽しんだ



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ノートルダム女学院中学高等学校 和中庵

2016年10月28日 | 京都 特別公開
元は
近江商人、藤井彦四郎の邸宅



移築され
現在、京都市左京区鹿ケ谷の
ノートルダム女学院中学校の敷地内に建つ



初公開



昭和初期の名建築と称されていたが
長年の老朽化から大改修





昨年改修工事を終えたばかりの邸宅が
第41回、京の夏の旅で
特別公開された



スパニッシュを基調とした外観の
2階建洋館と





奥座敷の客間が
見事な和洋折衷を魅せる建物



細部にわたり
見事であった
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天授庵

2016年10月26日 | 京都散策
紅葉が美しい庭園は
夏も美しい



南禅寺塔頭寺院
天授庵



南禅寺開山が無関普門の塔所



近年
秋には夜間ライトアップされたり



有名なポスターの題材としても採られ
人気になった塔頭寺院も



夏の
緑濃い季節は閑散とする

方丈前庭の
白と幾何学模様と緑の折なす風景と



池泉回遊式で
南北朝時代の面影を感じられる書院南庭を巡り





久しぶりに
庭園を堪能

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並河靖之七宝記念館

2016年10月24日 | 京都 特別公開
日本の七宝作家
並河靖之の作品を所蔵している記念館



第41回
京の夏の旅で公開



並河靖之といえば
明治期の日本を代表する七宝家の一人である



有線七宝
見事な細工



作品は撮影禁止だが
邸内は撮影できる



パリ万博に因み
「巴里庭」と呼ばれる庭園



作庭は
七代目、小川治兵衛



作庭したのは彼が30代の頃
未だ若い頃の作庭として
見るべき価値がある



町屋作りの記念館





奥には
おくどさんもある
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新世界市場

2016年10月21日 | 商店街 市場
大阪は笑いの街
古ぼけて
街の垢がこびり付き
もうすぐ使命を終えようとする市場すら
笑いに変える



新世界の傍らにあるこの市場



以前
ここの風景とポスターの一部を紹介したが
今回、再掲載として
ポスターに絞って掲載



「思い残したことは食べ残したこと」
「心のなかにはあんた口の中にはあんこ」



「昔は人ごみで向こうがみえんかったんやー今はボーリングできるけどな」
「96時間かかるサラダ」



「自販機なんかに負けへんで」
「こころの支えは、孫の成長。カラダの支えは、このブラジャー」



「ビーサンで来た時より、夏祭りが楽しい」
「今日はお肉だなんてちょっとやいちゃう」



「わたしら串カツばっかり食べてるんとちゃうで」



「旨いもんが多い街は、洗いもんが多い街」



「このポスター金ないからタダでつくらせとるんや」



「入レ歯ヲハメテ、ハメハズセ」



「そろそろ「パン」という漢字が出来てもいいと思う」



「ママ、しんどい日はムリしてごはんつくらなくていいからね」



「新世界では緑茶より緑茶割りの方が多いような気がする」



「週休2日にせいへん?」



「愛してるで、黙って作りなさい」



「長生きのヒケツ?店の残りもんを食うことや」
「ほんまはお菓子好きやないねん」



「買わんでええから会いに来て」



「かかってこいよ、相手になってやる」



「しばくぞ」



「男の覚悟で女は働く」



「お年寄りだけをターゲットにする男」



「値札は見ない、というか見えない」



「この街の女は、ようグラスを割ってしまうんよね」



「お肉と幸せは同類語だよ」


他にもあるようだが
今回はこの辺でおひらき
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阪和商店街

2016年10月19日 | 商店街 市場
日本最後の遊郭といわれれる
飛田新地の北側一体



かつては混沌とした様相で
ホームレスと娼婦の街だったが



阿倍野再開発事業が発足して以降



徒歩圏にある
新世界と共に
急速に街は漂白された



大型ショッピングモールが
雑居ビル郡を取壊して造営され



日本最長のビル
あべのハルカスが街を見下ろす



そんな街の懐に
天王寺最後の聖地
阪和商店街は残っている



雑然とし
浮浪者で煤こけた
風景が一掃され
近代的で幾何学的で無機質な街へと変貌を遂げたが



この市場は
かつてのままの風景を残している



戦後の闇市から発展した市場
後幾許も無く
ここも無機質な空間へと再開発される日が来るのだろう

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杉山家住宅

2016年10月17日 | 大阪散策
杉山長左衛門の邸宅



杉山家といえば
富田林八人衆として
町を経営した旧家のうちのひとつ



木綿問屋として身を起こし



やがて
造り酒屋に転進



当初は30石に満たなかった石高も



商才に恵まれ
天保年間には1,000石を超える
商家となった



江戸時代中期ごろの建築とされる
杉山家邸宅



かつては
寺内町町割りの一画を占める面積を有し
主屋
酒蔵
釜屋
土蔵等
全部で、十数棟が軒を連ねていたと云う



現在
寺内町内の邸としては唯一
一般公開されている

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旧田中家住宅

2016年10月14日 | 大阪散策
富田林の寺内町は
碁盤の目のようになっているが



そこからほんの一本
西へ逸れた場所にこの旧家はある



江戸時代後期に
この地に居を構えたという



現存する建物は
明治25年築



大阪府河内和泉資産家一覧
に数えられる名家



平成16年に
遺族によって富田林市に寄贈され



改修され
8年後の平成24年から一般公開



様式としては
近代和風住宅と云われており



町屋と民家の中間の様相であった

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富田林 寺内町

2016年10月12日 | 大阪散策
大阪府南河内に
歴史的景観が見学できる一帯がある



江戸時代から
昭和初期までの風景が
凝縮して存在



浄土真宗の
宗教自治都市
それが寺内町



白壁
板塀
木格子
虫籠窓
雨蓋瓦
煙だしの越屋根





寺院の土塀は4本線
格式も高い



電信棒があるのは
ちょいと野暮だが



そこかしこにある
雑貨や喫茶をはしごしながら



のんびり歩くと
この町の情緒が
心にしみこんでくる



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祇園

2016年10月11日 | そうだお金を使わずに京都を巡ろう
現在の八坂神社は
明治になる前までは
祇園社と称していた



祇園社の門前町
それが現在の祇園



鴨川から
東大路通までの区域
四条通の南北に広がる一帯



京都有数の花街だ



昔の面影を色濃く残すのが
巽橋周辺



人気の地域で
最近では日本語がマイノリティ





スナップ撮影が楽しい



桜の季節も
緑の季節も
楽しめる

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中道元町商店会

2016年10月07日 | 商店街 市場
JR大阪環状線
森ノ宮駅から南東へ200mほどの場所



北中道小学校から南へ進むと
朽ち果てたような市場が現れる



屋根の
可動式ビニールテントは朽ち



雨天で
まったく雨よけにならないことは
一目瞭然





営業している店は数店舗



雑貨店と豆腐店を除けば



肉屋が数店舗
なぜ、肉屋だけが健在なのか



昭和の風景が
そこにあった

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みゆき通り商店街

2016年10月05日 | 商店街 市場
JR片町線沿線
放出駅北側



一部リニューアルが
行われつつある商店街がある



荒廃と再生



新旧



荒廃しつつあるアーケードと
人通りも賑やかなアーケードが
交差する





大阪の下町なら
何処にでもある風景



ちなみに
こちらの放出という地名
他県の人で読み方を知らない方は
はまず読めない



放出と書いて
「はなてん」と読む

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徳庵商店街

2016年10月03日 | 商店街 市場
JR西日本
片町線徳庵駅



駅西に
南北に走る府道に
屋根を渡した商店街



この商店街が珍しいのは
二つの市町村に分かれている事



府道の
西側は大阪市鶴見区



東側は東大阪市



全国的にも
左右で分かれているのは珍しい



徳庵の名物は
別品餅



地方商店街と
同じ風景が



この商店街にも見られた

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