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雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

冬景色の高山

2013年03月31日 | 岐阜散策
厳冬の冬のころ
高山の町を散策



飛騨の小京都
と呼ばれ
江戸時代からの商家の風景が残されており



舞う雪がまた
一層の旅情を引き立たせてくれる



江戸時代には
飛騨高山藩という藩が存在し
金森長近を初代藩主として統治し



6代
107年間の長きに渡り
統治することとなった



元禄年間
金森家は出羽国上山藩に移封となり
高山は天領となった



これについては幾つか説があるが
おそらく
高山の豊富な資源を
幕府が欲したというのが
一番正解に近いのかもしれない



この日
雪景色を求めて
多くの観光客が訪れていたが



聞こえてくる会話は
外国語ばかり



一瞬
違う国を訪れてしまったのかと
錯覚するほどだった

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北野外国人倶楽部

2013年03月26日 | 兵庫散策
ライオンハウス3号館



居留者社交場
会員制倶楽部



もとは外国人居留地にあったものを
この建物の中で
再現している



調度はブルボン王朝風



薪ストーブと
豪華な調度



ここが
かつては
会員制クラブであったことを偲ばせる風景が
随所にみられる



当時
どのような階級の人が
この倶楽部に加盟し



夜な夜な
この調度に囲まれ
どのような会話が積み重ねられたのか



関わりのないこの身でも



つい
知ってみたくなる
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坂の上の領事館

2013年03月22日 | 兵庫散策
旧中国領事館とも



坂の上の異人館とも呼ばれる



室内は
洋館の装いのまま
中国の世界



洋風の壁や窓枠
灯りも洋風なれど



オリエンタルテイスト



展示されている
美術品
家具
調度は
明朝から清朝に至る時期のもの



別名の坂の上と呼ばれる所以の
高台に建つ異人館



他の異人館とは一線を画した風景は



時折訪れ
撮影を楽しむには最適

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洋館長屋

2013年03月19日 | 兵庫散策
もとはアパートメント



そう言われても
その当時の面影は
あまり感じない



それは室内が
フランスの
美術や調度品で統一されているからだろう



フランス東部ロレーヌ地方出身の
エミール・ガレの作品も展示されている



ちょっとした
美術館のような異人館



時を忘れ
じっくりと鑑賞



時の経過は



カーテン越しの
太陽が教えてくれる



豪華なソファーに身を沈め
美術品を鑑賞

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神戸北野美術館

2013年03月16日 | 兵庫散策
旧アメリカ領事館官舎



昭和53年まで現役であった建物



今では
神戸北野美術館となっている



撮影可能な美術館
展示物によってはそうもいかない時もあるだろうが



このときは
得に撮影を咎められることもなく



展示物の間から
通路の向こうの
バーカウンターが見える



独特の風景



他には見かけない美術館



美術品を鑑賞しながら
グラスの一杯もひっかけるのが
こちら流儀?

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英国館

2013年03月13日 | 兵庫散策
夜はバーに変わる異人館



コロニアル様式の建物



室内には
バーカウンターと



豪華なソファーの
飲食スペース



昼間は観光客が
夜は大人の時間を楽しむ人が



この屋敷を訪れる



二階は小説の香り



コナンドイルの世界が
展示されている



でも
一番のお勧めは
なんといっても
BAR「king of king's」
かもしれない

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ベンの家

2013年03月11日 | 兵庫散策
季節は遡るが
神戸異人館の探訪へ出かけた時の写真を掲載









異人館街の東西の目抜き通り
北野通りに面した建物



異人館街の中でも
もっとも古い部類に入る建物で
窓枠、壁は創建当時のままの姿を留めているとか



英国人狩猟家
ベン・アリソン氏の旧邸であったことから



室内には
数多くのはく製が展示されている



冒険家の旧宅



以外にも書籍などの内装品もあり
博識を伺える



それにしてもこの屋敷



古き良き時代の
懐かしさを感じさせてくれる



豪胆と慎重
併せ持つ屋敷であった
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中津

2013年03月07日 | 大阪散策
阪急梅田駅から一駅





徒歩圏内ではあるが
主要道路と
線路が複雑に交差する都会だと



商圏としては
離れた地域となってしまう



昔からある商店街の雰囲気は



時代に取り残されたと
如実に語っている



狭い都会の空間を最大限活用した
高架下は



今や
オレンジのネオンで彩られ



高架下のエルドラドなどという
別名すら冠するようになった



この街もまた
撮影が面白い
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中崎町

2013年03月05日 | 大阪散策
下町
中崎町



長屋住宅





賃貸した部屋へは
入口で靴を脱ぎ
スリッパに履き替え靴は
所定の下駄箱に納めるか
そのまま手に持って進む



部屋へは薄暗い共同の廊下を進み
トイレと洗濯機は共同
廊下には雑誌や新聞入れの箱が並ぶ





昭和の時代
都会には数多くの長屋住宅が在った



ここ
中崎町は今でも当時の面影を数多く残している



古く薄汚れた風景



都会が目新しく
小奇麗で洒落た空間ばかりになってゆくのに
まるで反抗するように



大都会の片隅に残された空間



ここでは
時間は少しゆっくりと流れる
都会のオアシスは
必ずしも美しく在る必要はないのだ
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法善寺横丁

2013年03月01日 | 大阪散策
小説「夫婦善哉」
作者は織田作之助
通称、オダサク



大正2年の生まれで
33歳の若さでこの世を去るまで
大阪の下町を舞台とした作品を数多く残している



彼が特に好んだ大阪は「法善寺横丁」
代表作である夫婦善哉は基より
アド・バルーン

放浪
青春の逆説
等など多くの作品で登場する






大阪を知らない人から、最も大阪的なところを案内してくれといわれると、僕は法善寺へ連れて行く
寺ときいて二の足を踏むと、浅草寺だって寺ではないかと、言う
つまり、浅草寺が「東京の顔」だとすると、法善寺は「大阪の顔」なのである



法善寺の性格を一口に説明するのはむずかしい
つまりは、ややこしいお寺なのである
そしてまた「ややこしい」という大阪言葉を説明するのも、非常にややこしい
だから法善寺の性格ほど説明の困難なものはない
例えば法善寺は千日前にあるのだが、入口が五つある
千日前(正確に言えば、千日前から道頓堀筋へ行く道)からの入口が二つある
道頓堀からの入口が一つある
難波新地からの入口が二つある
どの入口からはいって、どこへ抜け出ようと勝手である
はいる目的によって、また地理的な便利、不便利によって、どうもぐりこもうと、勝手である
誰も文句はいわない










しかし、少くとも寺と名のつく以上、れっきとした表門はある。千日前から道頓堀筋へ抜ける道の、丁度真中ぐらいの、蓄音機屋と洋品屋の間に、その表門がある
表門の石の敷居をまたいで一歩はいると、なにか地面がずり落ちたような気がする
敷居のせいかも知れない



あるいは、われわれが法善寺の魔法のマントに吸いこまれたその瞬間の、錯覚であるかも知れない
夜ならば、千日前界隈の明るさからいきなり変ったそこの暗さのせいかも知れない
ともあれ、ややこしい錯覚である

織田作之助著
「大阪発見」より




若くして世を去ったのは
十日戎の日
如何にも彼らしい命日



行き暮れてここが思案の善哉かな
              作之助

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