嵯峨野の草庵

俳諧の居である

向井去来

元は武士の身分にあったが
若くして武士を捨て俳諧となった

西国三十三ヶ国の俳諧奉行
というあだ名が付いたのはそれが所以

湖の水まさりけり五月雨

落柿とは
この草庵の周囲にたわわに実っていた柿が

一夜の嵐で
全て落ちてしまったことに因む

草庵で一句
詠むのも一興

俳諧の居である

向井去来

元は武士の身分にあったが
若くして武士を捨て俳諧となった

西国三十三ヶ国の俳諧奉行
というあだ名が付いたのはそれが所以

湖の水まさりけり五月雨

落柿とは
この草庵の周囲にたわわに実っていた柿が

一夜の嵐で
全て落ちてしまったことに因む

草庵で一句
詠むのも一興
