雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

在原

2011年11月30日 | 滋賀散策
琵琶湖の北限の地から
更に北へと
山間を分け入った先に
今でも残されている集落



在原町



秘境のような集落で
今でも30件程度の
茅葺の家が点在している



在原といえば
在原業平が有名



平城天皇の孫で
平安時代の貴族
三十六歌仙のひとりとしても数えられ
清和天皇治世下において
従四位下に昇叙されている



その彼が
隠遁したのちは
この地で過ごしたという



まあこれは推測が多すぎて
史実かどうかは
疑わしい事ではあるが



豪雪地帯の滋賀県北部に



秋の便りが感じられる頃



散策してみた時のもの
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晩夏のメタセコイア並木

2011年11月28日 | 滋賀散策
琵琶湖の北西部



マキノ町
町道沢牧野線と
県道小荒路牧野沢線



全長2.4kmもの距離にわたり
延々と続くメタセコイアの並木道



約5000本もの巨木が並ぶ風景は圧巻



夏の終わりごろ
紅葉で葉が緑から茶に変色する前の
ほんのひと時に訪問



メタセコイア
和名はアケボノスギ



この木
発見された当時は化石だった



そう書くと間違いだが
メタセコイアと命名した三木博士は
化石のかたちでこの木と対面
化石がセコイアに似ていたことから
メタセコイアと化石を命名したのだ



絶滅種としての登録であったが
そののち
中国四川省で生きた木として発見され
今日、成木を観る事ができるのだ



夏の日の記憶をお届けした
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阿弥陀ヶ滝

2011年11月26日 | 岐阜散策


郡上市白鳥町
周囲を山々に囲まれた
山間の町
山間に分け入った場所に
この滝は在る



阿弥陀ヶ滝



この滝の発見については
以外にも記述が残されているようで
発見した人物も特定できてるようだ



白山を開山した泰澄
越の大徳と称された修験道の僧が
この滝を見つけたとされている



その所縁か
ここは白山信仰の修験道の滝行が行われている



日本の滝百選にも選ばれた
落差60mの名瀑



当初は長滝と呼称されていたが
天文年間に修行していた白山中宮長滝寺の道雅法師が
ここで阿弥陀如来の姿を観たということで
阿弥陀ヶ滝と呼ばれるようになったとか



駐車場から徒歩で5分程度の緩やかな坂道と石段
訪れるに易い名瀑



滝の裏側まで
風の具合によっては立ち入れる
行けるかどうかは運次第



ここはまた流しそうめん発祥の地として知られている
滝までの道すがら
二か所にて流しそうめんの店が営業してる
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白山中居神社2

2011年11月24日 | 岐阜散策
白山中居神社の境内から
背後の山に向け



ほんの少しの距離ではあるが
一本の散策道が続いている





徒歩でおよそ10分も行かないくらいであるが
夏ならばひと汗
秋でも体が火照るくらい登った先に



天然記念物に指定された
杉の巨木が悠久の歴史を
見下ろしている



樹齢は1000年を超えているだろう



枝打ちされていない
自然のままの姿の杉



見上げても
てっぺんは見果てぬ先



大自然の豊かな恵みを味わいに
おさわり程度の散策で
山を満喫



冬の訪れが感じられる前
初秋の頃
石徹白の地を訪れてみた
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白山中居神社

2011年11月22日 | 岐阜散策
白山信仰の神社



岐阜県郡上市に鎮座する
白山中居神社を訪れた



口伝によると
創建は景行天皇の治世の折というから
西暦にすると二桁のころ



さすがに神話の世界に片足を突っ込んでいる頃の事で
景行天皇自身が誕生が紀元前13年
崩御が紀元130年というから
ギネス並の長寿天皇だったという事になるが



話が逸れた
白山中居神社の事であった



社伝によると
その後雄略天皇が護国鎮護を祈り
剣を奉納したとある
平安時代には社殿も整備されていたようで



その後
白山三馬場も開かれたと云いう



白山信仰として
数多くの歴史上の人物たちに信仰されたと云い
今日でも
その折の荘厳さを残している佇まい



身の丈を超え遥か頭上から見下ろす杉の巨木
樹齢数百年から千年を超える木々に囲われた神社



続く
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梅田スカイビル

2011年11月20日 | 大阪散策
梅田スカイビル



梅田界隈を散策する折



目立つ建物であるから
自然と撮影してしまう



ぐるりと巡ったとき
いろんな角度から見たスカイビルを
撮影した時のもの



TOP 20 BUILDINGS AROUND THE WORLD



地上40階
地下2階
堂々とした居風の建物



延べ床面積 147,397㎡にもなるという



青空の下
ガラスに映える雲も良いアクセント



大阪駅から阪急線に沿って
中津から
スカイビルの真下まで



いろんな角度から
スカイビルを撮影してみた
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中之島から

2011年11月18日 | 大阪散策
前回の記事で
梅田から中之島までのスナップをお届けした
散策スナップ二回目は
中之島、筑前橋から肥後橋までを歩き



阪神高速一号環状線と
御堂筋の間を
うろうろと歩きながら南下した時のもの



都会スナップ
繁華街の撮影は何かと制約もあり
撮影事態を躊躇われることもあるが
商業ビルやら
オフィスビル群を撮影するのは気兼ねが要らない



真新しいビル群が林立する地帯で
時折
懐かしい煉瓦造の外観を見せる建物と出会うと
つい
撮影してしまう





幾何学的な風景のなかで
時折見せてくれる古めかしい風景



都会スナップで
アクセントとなる立体構造の風景



時折は休憩しながら



写欲の赴くまま
撮影して歩いた

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梅田から中之島へ

2011年11月16日 | 大阪散策
梅田から中之島へ



大都会の風景を見ながら散策



大都会の風景といえば
それは立体を意味する



土地の有効活用
田舎では
必要ない知恵を都会では皆が絞る
限られた空間をいかに有効活用するか
知恵比べ





底地は限られているのなら
上へ伸ばすしかない
という発想は当然の帰結





建物が立体化するなら
道路だって負けてられない
とばかりに
頭上も使い
川面の上も使う

恐れ入るのは都会の建築設計業者



よくぞここまでの街を造り上げだものだ



街撮りスナップ続く
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中津  高架下

2011年11月14日 | 大阪散策
巨大なターミナル駅に接する駅は寂れ易い

誰かが言った



Jr大阪駅の周辺は
間違いなく西日本最大の都市
何本もの路線の違う駅が集まり
一つの集合体を作り出している
JR路線各種路線だけでなく
大阪地下鉄として
御堂筋線
谷町線
四つ橋線
私鉄で阪急も梅田駅を置く



その阪急の梅田駅からひと駅
宝塚線と神戸線のみ停車する駅が中津駅
ここは巨大な繁華街に接しながら
寂れた風景を見せる一角



中津
すぐ南は梅田
淀川を北へ渡れば十三
大阪を代表する歓楽街に挟まれた一角にありながら
街が見せる風景は
一種独特



街は
国道176号線と423号線
阪急神戸線、宝塚線、京都線
JR東海道本線と貨物線

いくつもの交通の大動脈が貫く



土地を有効活用するために
街を渡りやすくするための通路として
高架下は利用されていた



過去形で書くのは



街が過去の遺産になってしまっているから
最初に記した言葉
ターミナル駅に隣接する駅は寂れる



まさに
その言葉の通り
一種独特の景観を観ることができる街である

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阪急沿線沿い

2011年11月12日 | 大阪散策
大都市の表玄関は
と、聞かれれば
模範解答は
交通の大動脈である駅と答えるのが正しかろう



大阪の表玄関は
間違いなくJR大阪駅だろう



JRは大阪と表記するが
乗入れたり併設されている私鉄の駅名は
地名から梅田と呼ばれている



大阪駅からは北東方向に在る
阪急電鉄梅田駅から
京都線に沿うように北上する



脇道へも足を進め
茶屋町もうろうろ



この辺り
風景が大きく様変わりした地域



こんなにもモダンに生まれ変わったのかと
思わず感嘆したくなるほど
若者の街へと変革を遂げていた道を
スナップ撮影をしながら歩く



でも



そんな小奇麗で洒落た街並みの傍らに
こんなスポットがあったのかと
驚く場所へと



次回はご案内
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大阪駅2

2011年11月10日 | 大阪散策
大阪駅が初めて建設されたのは
明治7年の事



今の大阪駅よりもほんの少し西に
煉瓦造2階建の駅舎としてスタートしている
当時周辺は
長閑な田園地帯であり
町の郊外に位置していた



明治時代
梅田の町の中心は
現在の堂島付近であった



何故、郊外に駅が設けられたかというと
汽車の黒煙から出る火の粉が火災の原因になると
地元住人の猛反対を受けた為である



現在の駅舎位置に移ったのは
2代目の駅舎のころ



3代目は太平洋戦争開戦のほんの少し前から
建築がはじまったが
戦争末期頃には工事がストップ
更に昭和20年6月の大阪大空襲という試練も受けている



現在の駅舎の一つ前
4代目駅舎は昭和54年から
歴史の一翼を担ってきていた



5代目となる今の駅舎





所々に
古い施設の一部を観ることにはなるが
立派な駅舎になったと
感じずには居られない
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大阪駅

2011年11月08日 | 大阪散策
御記憶もあろうかと思われるが
前回、大阪駅を見たくて出かけた大阪紀行
しかし
実は大阪駅はほとんど見ていなかった
訪れた日、雨の予報だったので
屋外の目的地を最優先し
疲れて大阪駅まで帰ってきたときには
大阪駅巡りをすっかりと忘れ
肝心の時空の広場を観ずに去ったのだ



後でそのことに気が付き
再度訪れた大阪の駅
西日本最大の旅客駅である



斜めの巨大な屋根が特徴的



その屋根の下
ホームは2F
その上3Fが連絡通路
連絡通路から更にエスカレーターで登った先
5Fが時空の広場



見上げても遥か頭上の天井との間
広大な空間の広場





銀の時計と金の時計



対の時計が広場の南北に立ち
駅での待ち合わせ場所となっているが
それにしても何故に構内最上層フロアに?



今回は
大阪駅シンボルの広場を撮影出来
満足



続く
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並河靖之七宝記念館

2011年11月06日 | 京都散策
並河靖之七宝記念館



日本を代表する七宝焼の名士



その繊細で細かい図柄は
驚くほどの美しさがある



明治期から大正期にかけ
京都で活躍した七宝家



彼の自宅兼工房が
今日
七宝記念館として公開されている



七宝焼を求める海外からの渡航客をもてなす為
この建物は鴨居が少し高い



京町屋の精錬された庭も持ち
母屋の縁側は
庭の池へ張り出している



残念ながら七宝焼の作品は撮影禁止



あまりに細かい細工に感嘆し
また独特の庭園を楽しんだ

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金地院

2011年11月04日 | 京都散策
室町時代のころ
第四代将軍となったのが足利義持



父はかの有名な足利義満
幼くして征夷大将軍の地位を父から譲り受けるが
義満が生前中は全く実権を与えられず
祭りごとを司る評定にすら参加することは無かったとされている



その足利義持が
鷹ヶ峯に創建したとされるのが金地院である



現在の地へと移ったのは
時代が下って
徳川幕府の世になってから



黒衣の宰相と呼ばれた
臨済宗の僧
以心崇伝が移したとされている



寺社行政を巧みに操り
寺院諸法度を制定したり
禁中並公家諸法度にも関わり
果ては武家諸法度の起草も彼の手によると云う



江戸にも建立した金地院と
京の金地院
二つの寺院を交互に巡りながら
幕政に参画していた



金地院との所縁からか
金地院崇伝とも呼ばれた人物



所縁の寺院を
久しぶりに訪れた

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大寧軒2

2011年11月02日 | 京都 特別公開
大寧軒の2回目



この庭園
琵琶湖疏水の整備後に作庭



庭園内には茶室が建ち
作庭は茶人の好みの
飛び石
苑路が成されている



露地風の庭園



琵琶湖疏水から
直接水を引き込み
庭園内に
曲線の池を持つ





豊富な水量の
小川の中に
三角の鳥居が特徴
この鳥居
太秦にある蚕の社を模している
三方正面の鳥居
この鳥居の中央には
疏水の水とは違う湧水が噴出しているとか



疎水からは
琵琶湖の貝も流れてくるようで
せせらぎには
貝殻が数多く見てとれる



久しぶりの公開となった
大寧軒



訪れることが出来た
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