日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています
神楽岡
標高は105m
南北800m
東西300m
先ほど
神楽岡と記したが
現代では吉田山と呼ばれる山のことだ
事勝神と
賀茂御祖神が
神代の楽を奏した場所
ゆるりと出かけ
ゆるりと巡れば
この山は
いい景色を見せてくれる
日本画家
橋本関雪
画家が
地上に絵を描いた
大正期から昭和初期にかけ
半生を賭し
邸宅として
アトリエとして
疎水から引かれた水流が
屋敷内を巡り
庭園という
絵画を作り出している
常設美術館が整備され新しくなり
以前よりも見学料がアップしたが
訪れる価値は十分にある
後水尾天皇の皇女
多利宮を開基とし
創建された尼門跡寺院
春と秋
春は椿の寺として
秋は見事な紅葉を
特別公開で
堪能できる
谷の御所と呼ばれ
尼宮の
優雅で雅の生活は
この寺院に所蔵される
障壁画や
御所人形からうかがえる
久しぶりの訪問
堪能した
南禅寺開山の無関普門の
塔所として建立された塔頭
二つの異なる庭園を持ち
前庭である
方丈前庭は
小堀遠州発案の
切石を組み合わせ
直線的な枯山水庭園
書院南には
南北朝時代風の
池泉回遊式庭園
以前は
物静かな塔頭であったが
そうだ京都へ行こうの
パンフレットに登場したり
夜間ライトアップの絶景が紹介されると
いつしか人気のスポットとなり
訪れた日も
すれ違うのが大変なくらいの混み様だった
臨済宗南禅寺派大本山
瑞龍山太平興国南禅禅寺
夏は
静かな境内も
秋のころ
喧騒に包まれる
拝観料を支払うことなく
素晴らしい紅葉が楽しめるスポットして
そして
およそ寺院の境内らしからぬ
水路閣と紅葉の組合せが楽しめるとして
人々の足は
奥へ奥へと進む
今年の紅葉は
例年よりも気温の下がりが遅く
ボケたような紅葉となった
明治37年に竣工した
京都府庁
昭和46年にその役割を終えるまで
ここでは数多くの
政争劇が繰広げられた
創建時の姿を留める
現役の
官公庁建物としては
日本最古
中央に箱庭の広場があり
それを正方形に囲むように
庁舎は建つ
毎週
火曜日~金曜日と
土曜日(第1週、第3週、第5週)
で旧知事室と旧議場は公開されている
旧庁舎内は
まるでロケのセットの様で
レトロファンとしては
実に撮影のし甲斐がある建物であった
世襲四親王家の一つ
京都御所の北東
猿ヶ辻に元々は屋敷はあった
屋敷が御所の区画整理などで
召し上げられたのに伴い
御所建礼門前の凝華洞が下賜される
有栖川宮はその後
明治天皇の呼びかけに応え
東京へ居を移したため
京都の邸宅は
裁判所の仮庁舎として使用される
その後
屋敷の主要部分は
烏丸通り対面の
現在の場所に移築される
京都御所一般公開に合わせて
通常非公開のこの屋敷も
特別公開される
京都御所
秋季特別公開
またこの季節がやってきた
通常は
宮内庁京都事務所が管理し
見学は
事前申込抽選方式
年に二度
桜の時期と
紅葉が始まりかけた頃
特別公開として
一般公開される
見学コースは同じ
今年は10月30日から11月3日まで公開された
毎年
春か秋に訪れ
扇子を購入する事にしている
鉄骨煉瓦造
地上3階地下1階建
各種の講演
会合などが催される施設
中之島公会堂は通称
岩本栄之助の寄付によって
造営が始まった
日本有数の公会堂建築物
平成11年から約4年の月日を修繕に費やし
蘇ったネオ・ルネッサンス様式
舞台ホールも
さながら異国へ迷い込んだかのよう
今もなお
輝き続ける建造物
時折
訪れ撮影したくなる
地下鉄谷町線
中崎駅北側のエリア
太平洋戦争の大空襲から
奇跡的に焼け残った数少ない地域
長屋と狭い路地で構成され
リノベーションされた建物には
多くの雑貨・飲食店などが入居し
町歩きが楽しい一帯
慌しい喧騒の大都会の一角にありながら
時間の流れが遅くなる
ビル郡の隙間にある下町風情
ふらりと
カメラ片手に散策する人が多い
盲腸線
汐見橋駅 - 岸里玉出駅を結ぶ
独立路線
岸里玉出駅は
南海高野線の沿線駅であり
数分毎に列車が通過・停車するが
汐見橋線は線路自体つながっておらず
運行も1時間に2本のみ
岸里玉出駅
西天下茶屋駅
津守駅
木津川駅
芦原町駅
汐見橋駅
沿線沿いには高校もあり
学生の利用があるが
昼間は閑散
終着駅の汐見橋駅の下には
地下鉄千日前線および阪神なんば線の桜川駅があり
乗り換えが可能であるが
一日平均500人程度と
大都会にあって
信じられないほどの利用者数の駅
いつまで存続するのかと
余計な心配をしてしまう
木津川に架かるループ橋
真上から俯瞰すると
メガネに見えることから
めがね橋の愛称で呼ばれている
2階式螺旋状坂路
720度ループ橋
車道の脇に
歩道も完備され
歩いて渡ることもできる
高さ33m
総延長1.2kmの橋
川幅200mも無い木津川に架かる橋としては
恐ろしく高く長い
木津川両岸には
工業地帯があり
大型船の航行を可能とするため
川面上36mもの高さに橋桁がある
ただあまりにも高く
そして長いため
今日でも
橋と平行して
渡船が運行されている