日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています
奈良時代
宴会や儀式を催した
とされる庭園が復元されている
平城京復元計画の一環で
平成10年に復元された
極楽浄土
当時の人が思い描いた
風景がここにはある
唐の都長安城を模倣して造営された
藤原京から遷都され
710年からこの都が日本の中心となる
都の規模は
さすがに長安よりは小さいが
それでも東西約4.3kmもの広さがあった
広大な敷地は
近世まで農地として開発されなかった
そして現在
平城京の復元が進んでいる
今もなお
自然の風景が広がっているが
点在する施設めぐりを楽しめる
真言律宗の総本山
孝謙上皇の発願により
建立された寺院である
常騰が開山
南都七大寺のひとつであり
奈良時代には盛隆を極めたが
平安の世になると衰退し
復興は
鎌倉時代を待たねばならなかった
東大寺の西側に建立されたから西大寺
東大寺は大仏
西大寺は金銅四天王像
今もこの寺に安置されている
小寺泰次郎が造営したとされる私邸
三田藩藩士
明治期の混乱の折
藩財政を立て直した立役者
造営当時は蘇鉄園と呼称されていたとおり
園内は蘇鉄が植わっている
造営には26年の歳月を費やした
やがて
神戸市が寄贈を受け
名称を中国易経にある
和悦相楽
より2字を採り
相楽園
と変えて一般公開
神戸では珍しい
日本式庭園の風景が残された