阿嘉島で3連休を過ごしてまいりました! もちろん家族3人です。
しかし、今回の旅はぎりぎりまで実行するかどうか迷いに迷いました。そもそも計画を立てるのが遅れていたので、フェリーも午後の便しか取れず、1泊では島を満喫することは不可能だったからです。さらに宿に至ってはほとんど満室状態でした(当然ですね)。ほぼ断念しかけていた中、幸運にも(?)8郎たちの予約日程を8月と間違えて受け付けてくれた宿主さんが「うちの間違いで受け付けてしまいました。実際は満室なんですがなんとか一部屋用意しますのでぜひお越しください」とのこと! これは行くしかないと決行しました。気象庁の週間天気予報でずっと晴天だったのも強く後押ししてくれました。8郎が9年前にダイビング一人旅で見た阿嘉島の美しい夕日と満点の星空を妻と10郎に見せてあげることができる!と期待に胸が膨らみました。
以下、2泊3日の旅をご報告いたします。写真が多いので3本立ての長編となりますのでおひまなときにお読みください。
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船にめっぽう弱い妻のためにフェリーでは座席を確保しようと早めに泊港に到着。しかし早すぎたので、とまりん2階のカフェでランチを取りました。10郎とともに、はやくフェリー来ないかなぁーと窓越しに港を眺めながら。
8郎は石垣牛ハンバーガー(830円)を注文。おいしゅうございました。
青空の下、汽笛を響かせ、ついにフェリーが到着。
最近お気に入りの袖なし(幼稚園の男子ではやっているのだとか)を着た10郎もご機嫌。かーかーセレクションのパナマ帽もかぶり気分は「ONE PEACE」です。
船内は思っていたより、混んでいませんでした。ゆうゆう3人分の座席をゲッツ!
早速、魚肉ソーセージにかぶりつく愛息。おいおい、それは夜釣り用のえさだぞ!
座席を確保したものの妻は出港後30分で「気分が悪い」とこのありさま(泣)。
そんな妻を横目に旦那は冷たいビールで一人乾杯。うまい!
気が付くと10郎も爆睡。
しかし10郎は5分で起きると(驚)「船の中を冒険したい」と父をせかします(笑)。揺れる船内を歩き、屋上デッキに出てみました。途中でほかの乗船客の吐しゃ物がありました。苦しんでいたのは妻だけはなかったようです。屋上デッキは日差しがかなり強いものの海風が気持ちよかったす。外国人もかなりもいました(欧米系が多く中国人は想定したより少なめでした)。それにしても、いまさらながらアングロサクソン系は男女とも背が高くてかっこいいですね。みんなモデルみたいでした。8郎があの洋服を着たら絶対似合わないだろうと思うものでも、彼らが着ればいつでもファッション雑誌のスチールで使えそうです。そりゃ、人類は歴史的必然的に白人優位主義になってしまいますわなぁと、8郎なりのおそまつな人類学に浸ってしまったものです。10郎、ミルクとタンパク質をたくさんとって、あいつらに負けない体をつくれよ! 鼻ぺちゃさんなところはどうしても勝てないけどね(笑)。そんな南方系モンゴロイド(当たってる?)のひがみ根性はさておき、出港2時間を前に渡嘉敷島が見えてきました。
10郎もうきうき。「降りたくない」といいましたが、トイレもあるので無理やりおりました。またオシッコ漏らすぞー。
座間味を経由して、午後5時前に阿嘉港に到着。阿嘉島はポン先生と釣りに来て以来、2年ぶりでした。
民宿からカイさんというにーせー(青年)が迎えに来てくれました。このカイさんは、実は観光で阿嘉島に来て、この民宿の主さんと知り合いになり、シーズンになるとヘルプに入る助っ人ということでした(※このカイさんのおかげで8郎家は3日間で3つのビーチを回ることができたのです!感謝)。早速、徒歩3分の宿へ(送迎する必要ある?)。
利用したのは民宿さくばる。ネット上での口コミもよく、なんといっても満室なのに受け入れてくれた、8郎家にとっては、まさに神の宿です! ごらんのように絵に描いたように島の民宿でした。ご夫婦で経営しているのだそう。8郎家を含めて20人ほどが泊まっていました。
案内された部屋は古めの畳間。8郎はこういうところ大好きです。クーラーさえあれば。
クーラーはありましたが、なんとコイン式。といっても100円を繰り返し使えるので、ほほ無料ですね。しかし、1時間で切れるので、寝ている間に何度も起きることになりました。
屋上にあがってみました。電線が気になりますが、海が見えるポジションです。希望者が多ければプラス料金で夜バーベキューをするようです。楽しげ~。
さすがにこの時間から泳ごうとまでは思いません。夕飯まで時間があるので、散歩にでかけました。島名物のケラマジカが描かれたマンホールのふたを見つけ、なぜかウルトラマンの悪役べリアルのポーズをとる10郎です。さらになぜか手には拾った石ころが。
港に入ってきたときに誰もが目につく阿嘉大橋へと向かいました。らせん階段を登り切って橋の上から見る海は絶景でした。伊平屋の野甫大橋ほどではありませんがね。飛び込みたいっ。釣りがしたいっ。
橋を降りると、誰も遊んでいない公園がありました。夕飯の時間が迫っているのですが、10郎は「ここで遊ぶ」と聞きません。離島に来てまで公園か!?(笑)。しかし、フェリーの2時間でかなりストレスもたまっていたはずなので、遊ばせてあげました。うんていで汗を流す元気者です。
たくさん汗を流したあと10郎は、また石ころ拾いに汗を流します(おいおい金はらって離島旅行してるんやでぇ)。この前、かーかーの「大事なものはなんですか?」との質問に10郎が「1番がお母さん、2番が友達、3番が石、お父さんは4番目」と答えたのは、今や8郎家の伝説です。8郎はベスト3に入らなかったことより、石ころに負けた衝撃が大きかったっす。
映画「マリリンに会いたい」で有名になったシロの像の前で記念撮影です。座間味島のマリリンに会うために海を渡るなんて、シロの情熱には8郎でなくとも映画化を考えますよ。主題歌の「コバルトの彼方に」は今でも8郎の夏うたベスト10の常連です。コラァ、飛鳥~。あの美しい名曲をつくった心を思い出せ~! もう遅いか・・・。そんな 父の心を知ってか知らずか、10郎は最近得意のつくり笑顔です。今回のブログでもすでに2回登場していますね。撮影が終わると、怖いくらいの真顔に戻ります(笑)。ま、それをみて父と母は笑っているんだけどね。
女性観光客3人衆がなにやら騒いでいるので見に行ってみると、なんと、島の名物ケラマジカが2頭歩いているではありませんか。カップルでしょうか。港にも普通にやってくるんですね。10郎にいいものを見せてあげることができました。
次写真は別の民宿「辰登城(たつのじょう)」の1階にあるスーパーです。ここには日用品から、お酒、釣りのえさ、蛍光灯まで売っています。離島とはいえ、コンビニなれした都会っ子にはとても便利です。ダイビングスタッフらしき女性が店番を交代でやっていました。
さて民宿に戻るとお楽しみの夕食です。食堂にはサインがずらりと飾ってありました。よく見ると、「マリリンに会いたい」で主役をつとめた安田成美のサインが二つありました。色紙には書いた年月日も記されているのですが、2枚には1か月の差しかありません。ロケ入り前とロケ後に書いたのでしょうか。それにしても2回も書いてあげるなんて、安田成美さんはきれいなだけでなく優しい人だったのでしょうね。そりゃ、ノリさんもほれるわなー。
夕食は、とんかつに刺身、しぶいの煮つけにもずく、さらには沖縄そばと。沖縄の定番、かつ8郎好みのメニューでした。43歳、お代わりをしてしまいました。
腹ごしらえをしたあとは、10郎と初の離島釣りへと。もちろん安全を期して近くの港です。旅行前に1200円で買ったライフジャケットも着せました。えさはもちろん魚肉ソーセージです。さすがに離島まで来てオキアミ臭くはなりたくありませんので。
中潮で月も明るく。ケミホタルと月のツーショットです。
さすが離島の海です。餌を投げ入れると10秒でかかります。しかし、8郎のてーげー仕掛けでは、雑魚の代表格ともいえるオヤビッチャが続々と釣れるだけです。一度だけ、竿が180度くらいカーブする引きがありましたが、針ごと糸を切られました。引きが速いというより重かったのでイラブチャーだったのかな。それでも1時間弱、二人でわいわい楽しみました。釣ったものはすべてリリース(そんなかっこつけていうことでもありませんが)して、20時に民宿に戻りました。
宿に帰ると、オーナーさんに屋上で風に当たるよう勧められました。家族3人、星空も見ようと屋上へ上がりました。すると真っ暗な中、オーナーご夫婦とヘルプのカイさん、ほかの宿泊客4人が軽い宴会を開いているではありませんか。8郎家も混ざり、いろんな話をしました。そのうちの一組の男女はなんと、この屋上にテントをはって泊まっているんだとか(!)。もしかして8郎家のためにオーナーから頼まれ部屋を出たのかとも思いながらあえて聞きませんでした・・・。みなさんヤマトンチュでしたが、いい人たちで、阿嘉だけでなく慶良間諸島のことをよく知っていましたね。ウチナンチュももっと自分の生まれ島を愛さなければ、そして勉強しなければとつくづく痛感しました。
8郎も一人旅だったら朝まで付き合ったでしょうが、10郎があくびをしだしたので、中座しました。
写真は星空撮影のためにわざわざ持ってきた愛機D300で撮影。というより設定途中でいたずらした10郎の撮影といえるでしょう(笑)。残念ながら今回の旅で満点の星空を見ることはできませんでした。10郎、来年のテーマだぜ!
夜は1時間ごとに切れるクーラーのため、なかなかぐっすりとはいきませんでしたが、久々の島旅行の余韻にひたりながら、家族3人川の字になって眠りました。
さて、翌日はカイさんの送迎で阿嘉島名物のビーチを巡ってきます。ウミガメが100%見れるという阿嘉ビーチにも行きます。なるはやで更新いたしますのでこうご期待!