夜の海デビューを果たしました! 大潮という潮ごよみ、会社の先輩タチュオさんに誘われ本島西側のとある浜へ。最干時間である午前1時14分の2時間前に海に入りました。おぼろ満月の灯りに照らされた浜は、かなりの遠浅になっているのが分かりました。北風は予想以上に強く、少々ビビったハチローです(左手に持つフィンが飛ばされそうな勢い!)。波もひざ下くらいの深さしかないのですが、足を取られかねないほど南向けに圧力をかけてきます。「だ、大丈夫っすかね?」心配性なハチローの問いに、「うん? ふむふむ・・・」とあいまいな返事をしながらどんどん沖に向かって歩いくタチュオ先輩。安全なのか危険なのか判断できなかったのでしょう(だったら中止にせんかいぃ)。遠くを見やると、イザイ(漁火)をしている人たちの電灯がチラホラ(ホッ)。下写真はもう11月後半だというのに、ラッシュガード、海パンという超薄着のまま、夜の海へ繰り出した命知らずなタチュオ先輩です。
歩くこと300㍍ほどですか、やっとリーフの白波が見えるところまできました。白波は激しいしぶきを上げています(怖)。タチュオ先輩はリーフ近くで素潜りを(命賭けてますな)、初心者ハチローは手前の浅瀬でイノー(礁池)ウォッチングをすることに。水深50㌢程度っす。
暗い海の中も、水中ライトを照らせば別世界。しばらくし目をこらしていると、いろいろな海中生物の存在に気付きました。ウニが必要以上にいるのはともかく(失礼)、ウミヘビやウツボの子供(浅瀬で育つんでしょうね)も発見。下写真の中央にいるのは、ウツボの子供だと思われます。何だかセサミストリート系の顔ですね(笑)。
当然ですが、今回の夜の海ツアーの目的は「漁」。初心者ながら、できれば何らかの収穫を期待していました。先輩からは、イラブチャー(無防備に眠っています)やらタカセガイ、シャコガイ、そして運のいいときはイセエビも捕れる!と聞いていたので、多少の期待はあり ました。ライトを左右に振っていたそんな時、視界のはしに赤い節足系の存在を感じました! 「ま、まさか、こんな浅瀬にイセエビが!?」。猛スピードで近寄って、ライトを当てました(右写真)。なんと、ヤドカリではありませんかぁぁぁ・・・。ややこしい色、形をしたヤツですなぁ。殻を取るとイセエビになりそうな感じもしますが(笑)。大きさは手のひらほどはありました。名前を知っている方教えて下さい。
と。お目当てのモノじゃないと持ち帰る気がしないのだとか・・・。さすが夜の海に通じたベテラン(でもなぜそこまで震える?)。写真データしか収穫のないハチロー、遠慮なくいただきました。
時計を見ると午前零時すぎ。当初の予定よりは1時間以上も早めに切り上げることに。仕方ありません。不惑の大台を超えているタチュオ先輩が生まれたての子羊のように震えているのですから(笑)。右写真は震えながらまだタバコを吸おうとするタチュオ先輩。早く帰りましょう!
先輩にお礼と別れを告げ、帰宅。ハチロー自身ももともと風邪気味だったため、鼻水がMAX! 鼻にティッシュを詰め込み、爆睡しました。
翌日、とりあえずタコをさばいてみました。魚をさばいたことすらないハチローには解剖のようでかなり緊張。墨袋を破いてしまい、まな板も真っ黒に・・・。塩もみでぬめりを取り、切り身にして冷蔵保管しています。外出中の妻が「気分次第でたこ焼き器を買ってくるかもしれない」ということなので、待機中の夫です(笑)。サザエは熱処理、わた切りをしたあと、殻に醤油を入れてオーブンで焼きました(左写真。※背景の久米仙はあくまで飾りでーす)。磯の香りが強く、おいしゅうございました。が、サザエはお湯抜きしただけの刺身で十分いけるかと・・・。
今回は、たたの磯遊びに終わった感のある夜の素潜りデビュー戦。次回からはもうちょっと深めのところに挑戦したいですね。そして自らの手でイセエビを捕ってみたいものです! よし時間ができたらマイフェイバレット大度海岸で自主トレじゃ。
やばいっす。くしゃみも止まらなくなってきました。今日は完全休養です・・・。