沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

確信得た惜敗

2024年01月18日 | スキルアップ

 中小企業診断士2次試験の合否発表が1月11日に協会公式サイトで発表されました。8郎の受験番号は残念ながらありませんでした。まぁ、無理を承知で受けたので1次不合格確定の時の落ち込みとは違い、すんなりと受け止めることはできました(万一受かっていたとしても1次不合格が確定している現状では2次も自動的に不合格になるのですから・・・こんな試験ありますか!?)。ということでサイトを見ても大きなショックはありませんでした(でも、その夜はなかなか寝付けなかったですね。こればかりは不合格受験生にしか分からない心境ですね)。

 合否発表から数日して得点結果が郵送で届きました(全受験者への得点開示は今回から適用されたようです。真偽は不明ですが、更迭されたN大臣がお役所仕事に甘んじる診断士協会を動かした功績だとネットで見ました)。台風延期の特例で1次すら受かっていないウチナンチュ50歳の努力がどれだけ得点につながったのか興味深々で通知を開いてみました。

 科目別に詳しく見ていきます。興味のない方はページアウトもしくはスクロール願います。

 

■事例Ⅰ(人事・組織) 予想70点 ⇒ 結果62点🌸

 問題の趣旨と作成者の意図を読み取り、書き切った感触があったので7割以上の高得点を期待したのですが、そこまでには及ばず。やはり難関国家資格、そう甘くはないですね。しかし、唯一の合格ライン突破です!🌸 よくやったと思います(とはいえ、1次試験と違って科目別合格制ではないため、来年も受けることになります)。

 

■事例Ⅱ(流通・マーケティング)予想60点 ⇒ 結果52点 

 なじみのある少年野球がテーマだったので60点に届かせたかったのですが、悔しいです。「サブスクリプション」を書けなかったのが響いていますね。さらに、ターゲットを「監督」だけに絞るべきだったところを「チーム保護者と娘を持つチーム外の保護者」にまで広げてしまったことも減点になったようです。自分では正しいと思っていましたが問題の趣旨を読み取れなかったのかもしれません。

 

■事例Ⅲ(生産・管理)予想55点 ⇒ 結果59点

 生産現場の勤務経験がないことから苦手科目だけに、合格ラインまであと1点!だったことに驚きました。書き切った満足感はあったのですが、予備校解説などを見ているうちに「やっぱり50点取れればいいほうだな」という感触だったので。それでも合格ラインにあと1歩まで行けたのは自信になりました。

 

■事例Ⅳ(財務・会計)予想30点 結果46点

 CVP(損益分岐点分析)でしくじり、自己採点では正直30点にも届いていなかった💀ので、足切り(40点未満)を覚悟をしていました。それだけに、46点も取っていたとは、今回一番の驚きです。合格者Youtuberさんらが口をそろえて「財務は自己採点で足切りだと覚悟してても得点調整や加点もあるのでなんだかんだで40点以上取れる」と言っていたのを裏付ける結果となりました。「年度が変わっても固定費は変わらないというのは推測してください」という歴史的いじわる出題にも負けず最後の最後まで1点をあきらめなかったことが功を奏した、かな。解答用紙からにじみ出る8郎の執念が、会ったこともない試験官に伝わった、ということにしておきましょう。

 

 ということで、まとめますと。。。

 

■合計 予想215点 ⇒ 結果219

 

 何と、予想を上回る結果だったのです。ネットによると平均点は220点前後(予備校の採点サービスに申し込んだ方々の平均なので実際の平均点より高いと言われています)なので、ほぼ同じ。合格ライン(240点)に21点届いていない敗戦ではありますが、手ごたえはしっかり掴んだ気がします。合格ライン比率は91%です。例年に比べ難易度が高かったとされる今回の2次において、積算300時間程度(今回に関しては111時間)の勉強量での初挑戦にしては我ながらよくやったと思います。ただ「財務で45点取れればほか3科目で奇跡を起こせる」という一か八かの戦略は甘かったと言わざるを得ません。そしてあと20点を積み重ねることが大変だというのは承知しています。とはいえ、マークシートの1次より論述式の2次が自分に向いていると確信した次第です。自分のチャレンジ継続の決断を後押ししてくれるお知らせとなりました。

 あくまで参考ですが、総勉強時間730時間で1次試験全7科目に初挑戦した2019年は、合格点420点に対し299点(合格ライン比率71%)しか取れませんでした(科目合格が1つもなかったどころか3科目で足切りという大惨敗でした)。単純比較はできませんが、8郎は2次向きだというのが数字でも浮き彫りになったと考えています。

 ということで例えは古いですが、デビュー1年目の松坂大輔投手が当時のスーパースター、イチロー選手を3三振に押さえたときに放った名言を無断使用させてください。

 

 「自信から確信に変わりました」

 

 不合格のくせに偉そうな、と言わないでくださいっ

 そして、その気にさせておいてください。

 

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 さて、年始の8郎の生活つれづれです。

 昨年7月に入居した社宅を先日正式に退去しました(昨年末からとっくに自宅から通勤しています)。退去日最後の日は資源ごみなどの片付けをしてきました。原状回復した部屋を見ると、半年におよぶ独りぼっちの努力を思い出し、ちょびっとだけ涙があふれてきました。50歳を過ぎると涙腺崩壊が速いですね。

 半年前に社宅を借りるとなったときに、同僚・後輩らから「愛人呼んでチョメチョメできますね」とがんまり(からかい)されました。お付き合いで「だーるなー(そうだな)」と切り返していた8郎ですが、内心では「愛人に割く時間なんか1秒たりともないわ。この空間と時間はすべて勉強にあてるんじゃ!このボケ」とファイティングスピリットに燃えたぎっていた次第です(ボケは言い過ぎ)。そしてその通りの生活ができたと思います。独身時代に戻ったような感じでしたね。合格という結果につなげることはできなかったですが、とても充実した半年間だったと振り返ることができます。 

 一人寂しく帰宅した時に寂しさを倍増させた光景(下写真)ともおさらばです。さようなら、単身赴任生活。矢吹ジョーのような自分の抜け殻も背負って、いざ完全退去です。

 8郎の部屋より向こうはすべて空き室になっていました。みなさんも短期だったんでしょうね。たまにWi-Fiが通じないことを除けば、とてもいい環境でしたよ。お世話になりました。

 その足で職場に向かいます。もちろん、暑い夏場にはかなり苦しめられた愛称「君の名は。坂」を通って。寒いからそう苦ではなかったですね。

 これからも仕事でたま~に通るかもしれませんが、通ったとしても車のはずです。歩きはおそらく最後でしょう。ということで、今度こそ本当にさようなら、君の名は。坂

 単身赴任ラストデイもいい風が通り抜けていきました。

 完全退去ついでに社宅周辺「おいしゅうございましたシリーズ」の続編です。以前に「沖縄市で通った中で一番おいしい食堂」としてご紹介した「フリーダム」さんにその後も足を運びました。前回写真で紹介できなかった昭和のゲーム喫茶そのままの空間(笑)をご覧ください!

 2回目の注文となるフィレステーキです。スープ、ライス、サラダ、コーヒーが付いて千円ちょい。喫茶店食堂では鉄板での配膳すら珍しいのに、その鉄板にはペレット(焼き石)までついています。本格的!

 肉質も上等。この物価高の世相で本当に千円でいいのですか、と聞きたくなります(聞いて値上げされたら困るので聞きませんが)。大変おいしゅうございました。

 別日には初めてお昼に訪店し、日替わりランチを頼んでみました。ご覧のようにボリュームたっぷり。やはり他と違うなと思ったのは、①タルタルソースが自家製、②目玉焼きの下にハンバーグが隠れている、③から揚げ2個は多いなと思いきや、うち1つはまさかのカキフライ!、という3つの衝撃にやられてしまった50歳です。ついでに、プリップリのエビフライ🦐も2本、これもポイント高し。

 昼食は取らないようにしているので今後あまり行くことはないかもしれませんが、勝負メシ的に利用したいと思います。気づけば超ロングラン名作ドラマ『池中8郎80㌔』の15回目の再放送が始まっていました。

 

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 さて、最後に話を資格試験に戻します。

 1次試験の勉強をリスタートしているところですが、やはり正式な合否判定(1月31日)がない限り、どうしても力が入らないのが正直なところ。と言うのも、新しいテキスト、問題集をまとめて購入しようと考えているのですが、万が一にも1次に受かってしまった場合、万円単位のお金の無駄になるからです。ハリアー、有機ELアクオスなど出費が多かった昨年を鑑み、今年は節約の年にしたいと考えているのでなかなか決断できません(みなさんの『どうせ落ちるから買っとけ』という声が今聞こえたような気がします)。合否発表までの2週間は、新しいテキストがなくても勉強できる分野を進めておきたいと思います。

 再放送となってしまった人気ドラマ『池中8郎80㌔』を一日も早く放送中止に追い込むため、ディップスでハードな筋トレしたいので、今日はこれにて。

【補足】2次の不合格が正式に決まったこともあり、正直、今回の1次合格への期待感もちょっと薄れています。なぜなら、台風延期による特別措置のおかげで、今回の1次に受かったとしても、2次は今年10月の1回きりしか残されていないのです。逆に今回不合格で今年8月の1次を受け直して合格すれば、2次の挑戦権は今年と来年の2回分もらえるのです。「50歳までの挑戦」という期限を捨て「受かるまで受ける」と決めた今となっては、どちらがいいかよく分からなくなっています。なので、1月末の1次合否発表はどう受け止めるのか自分でも分かりません。ま、受かったら喜ぶ、落ちたら悲しむ、のは決まっているのですが(笑)。宣告を淡々と待とうと思います。