沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

首里城が消えた秋

2019年11月05日 | その他

 2019年10月31日未明。沖縄のシンボルともいえる首里城が本殿から発生した火災によりほぼ全焼しました。

 寝坊助8郎は興奮する妻に起こされて、自宅ベランダ、いやテラスから撮影しました。遠くて火の手は見えませんでしたが、黒煙が那覇市内を覆っていました。さすがに背筋が寒くなりましたね。

 首里城はかつて琉球王国という独立国家だった沖縄のシンボルであることは間違いありません。同時に琉球王府による県内離島などへの圧政のシンボルでもあります。だからこそ、民主主義を学ぶ上で大きな歴史的価値があるのだと言えます。首里城が一夜にして消えたことで、多くのウチナ―ンチュの心にいろんな意味で大きな穴が空いたはずです。

 とはいえ、首里生まれ首里育ちでもない8郎個人的には、大きな人的災害とならなかったこともあって、特段の感傷は続きませんでした。。。沖縄戦で米軍による攻撃で4度目の焼失をし(日本軍が城の地下に陸軍第32軍総司令本部を造ったからです)、戦後再建された建築物だという事実もあるでしょう。同時に、教科書やメディアを通じての接触は多々あるが、実は人生で1、2回しか足を踏み入れたことがないというリアルな親近感の薄さもあります。さらに莫大な国家予算で歴史上5度目の再建をすることがほぼ決まったようなので、であれば、それに派生する雇用が生まれる、経済効果がある、ということを考えれば、経済ベースでの物理的損失はそんなに大きくないのかな、という気もするからです。

 ただ、愛息10郎に地元の世界遺産を一度も見せることができなかったのは、ウチナ―ンチュの親として無念でもあります(実は本殿など復元部分は登録外だそうですね)。再建完了まであと少なくとも10年はかかるだろうなぁ。

 多くの人命はもちろん貴重な文化遺産まで確信犯的に一夜にして消してしまう“戦争”こそが人類最大の罪なのですよ。首里城焼失で、改めて思い知らされました。

 

 首里城が消えた朝もそうでしたが、11月に入った沖縄はほぼ秋晴れです。暑がり8郎はクーラーにまだお世話になっていますが。

  食欲の秋ということで、おいしゅうございましたシリーズです(通年やっていますが)。店名は明かせませんが、那覇市内のとある喫茶店のオムライスです。おいしい上に700円と良心的価格。さらにコーヒー、デザートが付いてきました。101回目のダイエットを誓う46歳、この店に連れて行ってくれた同僚を逆恨みする次第です(笑)。

 サンエー系列「かつ乃家」カツ丼&沖縄そばセット。両方ともおいしゅうございました。おかげさまで83㌔台を堂々キープ。早く痩せろ!

 運動の秋でもあります。愛息10郎の小学生3回目の運動会がありました。名護からじいじばあばも観戦に来てくれました。注目のクラス対抗リレーでは、先頭ランナーが転倒したために、3番手でバトンを受け取りましたが、全力疾走で前の2人をかなり追い詰めました。結果、逆転優勝に大きく貢献したのです。父8郎が愛機D300で写した1枚には、予想以上に男らしい走りを見せる10郎がいました。

 年々力強くなる息子の激走に家族一同心温まりました。妻とばあばが早朝から作ってくれた弁当もおいしくいただきました。

 少年野球も、今年最後の冬季大会に向けて練習試合に熱が入っています。8郎もコーチとして極力参加するようにしています。この前はC(4年生以下)チームで初の先発をまかされ、3失点したものの、練習してきたフォームは格段によくなっていました。マウンド上の落ち着きも出てきて、直球の威力でいうと同年代で一番です。B(5年生以下)にも端くれとして出場させてもらいました。まだまだですが今後に期待です!

 セルラースタジアム那覇で行われた侍JAPANとカナダ代表の親善試合も観戦してきました。

 ホームランこそ見れませんでしたが、坂本勇人選手(残念ながら絶不調)や大好きな松田宣浩選手を見ることができ、10郎も喜んでいました。チケットをくれた上司に感謝です。

 食欲と運動に関しては、少々摂取過剰な秋かもしれませんね。 

 読書の秋については次回のテーマとさせていただきます(8郎の独断と偏見が入り混じるからか不人気カテゴリーです。笑)。今日はこれにて。